有川浩のレビュー一覧
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ネタバレ
図書館戦争を読んで、この小説を知りました。一部ご紹介します。
・ひとみ「傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて、本当に親切で優しくてありがとう」
伸「こんなバカにされたこと言われる筋合いないで。さすがに。同情や埋め合わせで人に好きとか言われへんで、俺」
・伸「いろんなことにフラットになるには、ハンデやコンプレックスがあるときついねん。」
・伸「そうやって世界で自分しか傷ついたことがないみたいな顔すんなや。いっつも自分の耳の悪い苦労ばっか言うよな。気遣い行き届かへん俺を責めるよな。でも、君かて俺をちょっとでも気遣ったことあるか?俺にも君みたいに傷ついた昔があったかもしれんとか思った -
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ネタバレ 購入済み
ただの恋物語ではなく
人が誰しも持っているコンプレックスや悲しみ、引け目に感じる感情とどう向き合うか。そんな弱い部分を持つ人間同士のやりとりの中でどう、それを折り合いつけていくか。そんな物語だなと思いました。一見すれば聴覚障がいを持つ女性との恋物語。けれど、別の方面から見れば自分の弱い部分をどう大事な人と共有して乗り越えていくか。それを書かれた物語です。伸のまっすぐさ、ぶつかること、ひとみさんの辛さけど向き合うことをあきらめない姿。とても心に響く物語です。
ふと、自分のコンプレックスや弱さに負けそうなとき、大事な人との関係がうまくいかないとき読み返します。 -
ネタバレ 無料版購入済み
アオハル?
知人のオススメが期間限定…だったので、読んでみました!
いやー、面白い!!
声に出して笑ってしまった!!
アオハルのような?おふたりもイイ!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説で読んだ時も号泣したけど、やはり最初の話は何度読んでも泣いてしまう。
コミカライズされることで、より涙腺にきたというか ……2話目ラストで泣きすぎてしまい、暫く続きが読めませんでした。
分かっていたのに。
自衛隊シリーズの中でも胸を鷲掴みにしてくる場面が多い(と個人的に思っている)『塩の街』
例のあいつが出てくるまでは、終わる世界での群像劇、様々な人たちから見た塩害だから余計だろうか。
魔物少年の話は途中まで本当に縊り殺してやろうかと思えるほどだったし。
胸を抉る。
結構容赦なく内面も裏面も見せてくるから、この話。
そんな話を弓きいろ先生の絵で改めて味わえる幸運に感謝を。
2巻も個人的 -
Posted by ブクログ
最後にホロリとさせられました
自分家族の話に弱いのです
家族の話でした
4つの家族の話しで最後にそのうちの3つの家族が1つになるとてもよいお話でした
『だれも知らない小さな国』のオマール海老じゃなかったオマージュ作品(駄洒落いらない)ということでいいのかな?
裏側はよくわかりませんがなにかしらの企画みたいなんがあるのかな?
だとしたら有川浩さんをそこにあてた偉い人はさすがの慧眼の持ち主と言わざるを得ない
きっと有川浩さんはそういうの凄いうまいと思う
従来の読者を傷つけることなく素晴らしい物語を仕立てていると思う
自分ももちろん従来の読者のひとりでコロボックルの存在を信じていた子供だったのでそ