あらすじ
ヒコは「はち屋」の子供。みつ蜂を養ってはちみつをとり、そのはちみつを売って暮らしている。お父さん、お母さん、そしてみつばちたちと一緒に、全国を転々とする小学生だ。あるとき採蜜を終えたヒコは、巣箱の置いてある草地から、車ととめた道へと向かっていた。「トマレ!」鋭い声がヒコの耳を打ち、反射的に足をとめたヒコの前に、大きなマムシが現れた―― 本文は村上勉の挿画がふんだんに入った、豪華2色印刷
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タイトルと表紙のイラストを見て懐かしさでいっぱい!小さいころ、コロボックル物語を夢中で読んだな…。作中の主人公と私はきっと同世代で、そんなところも親近感。(ゲームボーイ!)そろそろ子どもたちの手が届く場所に、コロボックル物語を揃えておいておこう。この世界を、わくわくしながら見つめてほしい!
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まず物語の内容の前に、村上勉さんの挿絵が、とても懐かしかった。子供のころに読んだ本で、「ふしぎな ふしぎな ながぐつ」を思い出した。
コロポックルが登場するお話。作中で、「はち屋」と呼ばれる養蜂家の暮らしぶりが、おもしろかった。
蜂の引越しを「はち渡り」と言うことも、移動は蜂のために「神速」にしなければいけないことも。
読書って、奥深い。
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有川浩さんが大好きで、読んでみました。
ヒコがコロボックルシリーズを読み進めた時と同じように、私も一気に読んでしまいました。
いい嘘、約束、純粋な心、自分からは失われてしまったことがたくさん散りばめられていて、幼いあの頃に戻りたくなりました。
佐藤さとるさんのシリーズは知らなかったので、そちらを読んでからまた読みたいと思います。
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コロボックルの本は我が家にありました。
出掛ける度に本を買ってくれた両親が、三つ上の姉に買ってくれたものです。
当時の私にはまだ少し難しく感じ、姉にの本棚に並ぶ1冊の本のままでした。
今回、大きな大人となって初めて読んで、我が子よりずっと小さいヒメヒコの純心さに心が洗われました。
ありがとうございました。
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知人が読んだということで、有川さんファンとしては見逃せない、という意地で読みました笑
コロボックル物語、小さいときに読んだ記憶がうっすらある程度でしたが、それでも十二分に楽しめました。世界観はコロボックル物語なんだけど、文章は有川さんって感じで、安心感と毎度毎度のワクワクドキドキ感がたまりませんでした。
クセのある人間の心の中を描写するのがうまい…こんなファンタジー系のお話でも、ちゃんと現実感がある…さすがだ…
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最後にホロリとさせられました
自分家族の話に弱いのです
家族の話でした
4つの家族の話しで最後にそのうちの3つの家族が1つになるとてもよいお話でした
『だれも知らない小さな国』のオマール海老じゃなかったオマージュ作品(駄洒落いらない)ということでいいのかな?
裏側はよくわかりませんがなにかしらの企画みたいなんがあるのかな?
だとしたら有川浩さんをそこにあてた偉い人はさすがの慧眼の持ち主と言わざるを得ない
きっと有川浩さんはそういうの凄いうまいと思う
従来の読者を傷つけることなく素晴らしい物語を仕立てていると思う
自分ももちろん従来の読者のひとりでコロボックルの存在を信じていた子供だったのでそれを言う権利があるはずだ
そんな子供たちを勝手に代表してありがとうと言いたい
それにしても『だれもが知ってる大きな国』の大統領の肩にコロボックルが現れて正しい道に導いてはくれないものか
いやもしかしたらすでに「悪い」コロボックルが肩の上にいるのかも
いやいや「悪い」コロボックルなんてこの世に存在しない
存在するのは悪い大統領と他の国にミサイルを打ち込むほどには悪くない大統領だけだ
(プーチンは問題外だかゼレンスキーもそれほど善人とも思えないんだよね)
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一気に読んでしまいました。素敵な友情。優しい、心温まるお話でした。小学生も楽しく読めますね。コロボックル物語をよみたくなり、大人買いしました。
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コロポックルという不思議な存在に気づき、守ろうとする少年と少女。物語の最後に少年が知らされる内容を知ると、もう一度読み返した。結末を知ってから読み直すとまた違う目線で読むことができる。
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読んでいてとてもワクワクする本。その理由の一つは、難関大学を卒業して大手町の大企業で働いて出世するのが良いみたいな価値観に晒される日々からの休息になるから。私はこのまま定年までオフィスでパソコンカチカチやってていいのか?
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佐藤さとるさんから有川浩さんへ受け継がれた コロボックル物語
大切なものを守るには優しさが大切だと思った。
童心に帰るというか、懐かしい気持ちになれる。
村上勉さんの絵も癒される。
コロボックルいるのかな?近くにいると、信じる心を大切にしたい。
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シリーズものの続編を違う作家が書くのは珍しいような。子供の頃に堪能したコロボックルを思い出しつつ、新たなエピソードも前のシリーズと変わらない世界観を感じられて満足。挿絵も変わらず村上勉で、コロボックルと言えばこの絵だよな〜と嬉しくなった。
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子供のときに確か全シリーズ読みました。
けれどもその後は読み返す事はなく。
ですが、大好きな作者有川浩さんのおかげでコロボックルの楽しかった世界、新しい物語を読めました。
今読むとなんだか大人っぽい作品です。
佐藤さとるさんの書かれたコロボックル物語ももちろんまた読みたくなりました。
久しぶりに子供時代に戻れた気分になれました。
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佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」を受け継いだ形で書かれているコロボックル関連のお話。
ジュブナイル用ではあるが、大人が読んでも興味深いです。養蜂のことが丁寧に書かれていて面白いし、コロボックルのことがTVで公けになりそうでハラハラさせるところとかがよく書かれています。
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何をみて読み始めたかわからないけど、すべての人にやさしくなれそうな一冊。コロボックルのファンタジーな話かと思いきや結局はいい人達の話でほっこりさせられる。
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初めてこの本を見た時、小学生の頃に読んだ「誰も知らない小さな国」に似た本で驚きました。題名が似てるだけでなく表紙や挿し絵も同じだったから。佐藤さとる先生のコロボックル物語の続編だったのですね。有川先生の優しい文章と登場人物達の思いやりに癒されました。
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子どもの頃、夢中になって読んだコロポックルシリーズにこんな形で再会するとは!昭和のあの頃の空気感を残しながら、優しい世界に入り込めました。
ヒコのお父さん素敵です。
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素敵です。
子どもの頃好きだった佐藤さとるさんのコロポックル物語を有川浩さんが書き継いだ新しいコロポックル物語…
有川さんも私のように子供の頃読んで、コロポックルのことに思いを巡らせていたんだなぁと感じました。
子どもの頃に出合い好きになった作家の童話を書き継ぐなんて、本当に素敵です。
佐藤さんと有川さんに感謝です。
最後の文章に涙が出ました。
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優しい世界の話。
本人は悪気なく言っているようなこと、だけど言われた人は傷ついてしまうこと。
気にしないようにしていたら、気づかなくなっていた。
という事に気付かされた。
おそらく子供向けの本だと思うが大人になったとき、
誰かの言葉になんとなくモヤモヤする事がなくなった時に必要な本だと思いました。
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元の作品は知りませんでしたが
とても読みやすい作品ですか
子どもも大人も楽しめそう(^^)
自然に囲まれた生活、
コロボックルの様子、
はち屋の仕事などが
とても丁寧に描かれていました
トシオが現れたあたりからは
ドキドキして読む手が止まらない…!
ヒコとヒメの想いに胸が熱くなりました
コロボックル、私も会ってみたいな(^^)
お父さんと原田のおじいちゃんが素敵です!!
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コロボックルの話は忘れてしまったけど、楽しく読めた。
はち屋の子供のヒコとヒメが出会い育っていく。ヒコは北海道でコロボックルのハリーと出会う。ヒコとヒメ、ヒコとハリーの話だが、ヒコが大人になり、いろいろなことがつながり、理解できるようになる。コロボックルのことを大事に守り、またコロボックルも自分たちの友達の人間を大事にしていたんだな、と最後にはほっとした。
Posted by ブクログ
心温まる作品。
感受性豊かで素直な小学生らしい主人公の描写と、情景が浮かぶ文章はさすが有川さんだと感じた。
他のコロボックルシリーズと共に、小学生の頃出会いたかった。
Posted by ブクログ
子どもの頃大好きだった「誰も知らない小さな国」の表紙絵が目に飛び込んできて、何これ?となりましたが、有川浩さんがコロボックル物語の続きを書いた作品でした。有川さんはコロポックルの大ファンだったそうです。
挿絵が村上勉さんなのも嬉しい。
思い入れがある作品なので、もし面白くなかったら許さないぞという、へんなファン心理が働き、ハラハラしながら読み進めました。が、おもしろかったです。
そして改めて佐藤さとるさんのコロポックル物語を読みたくなった。
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元のネタを知らなかったので不思議な話だった
子供でも楽しめそうな話だと思った。はちみつがすきなのでこんなに手間暇かけて作ってるんだと思うと感謝の気持ちが増しました
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佐藤さとるさんのコロボックルは読んでなくて、どうかなって思ったけど、これだけで充分楽しめました。途中、ちょっと意地悪な人も出てくるけど、最後には一件落着みんないい人に。有川さんらしく、あたたかく優しい雰囲気に包まれた作品でした。どこかにコロボックルいるかなぁ…いつか現れてくれたらいいなぁ…
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「だれも知らない小さな国」の世界観を引き継いだ、ファンタジー。
長く愛された作品を引き継いで、次世代に繋げていくというのはとんでもなく難しい事のような気がする。その中でもちゃんと自分の作風を織り交ぜて、一つの作品に仕上げているのは、流石というほかない。
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『だれも知らない小さな国』を基にした小説ですが、原点を知らずとも楽しむことができました!
何よりはち屋という珍しい職業を知ることができて良かったです。
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現代日本が舞台。ファンタジー?誰に向けて書かれている文章なんだろう。子供向き…ではない? 昔子供だった大人向き? ヤングアダルト…とも少し違うような気がするし…
児童文学として書かれた佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」シリーズ、関連本として興味があり手に取った。
元シリーズの、とてもよく書かれた二次創作だと思った。
佐藤さんには「寓話」という小品があり、物語と鏡の例え話だが、自分がこの本を読んで心に浮かんだのは、自分がどれほどコロボックルシリーズが好きだったか、どういう風に好きだったかなので、そういう意味で本作から特にその部分が感じ取れたのは本当に良かったし、読んでいて嬉しかった。鏡の例えに話を戻せば本作という鏡には、裏にも表にもびっしり文様が彫り込まれていると感じる。それを良しとするか否か、また文様の好きずきは人それぞれである。
私はこの一作でもう十分です。