有川浩のレビュー一覧
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ネタバレ
・「声かけというのは古典的なようだが、あれでなかなか効果があるものだよ。
火の用心の掛け声は、見回りをしてますよという分かりやすいアピールだからね。
放火だけじゃなく、不心得者に対しても効果がある。
悪さをする奴は人目を憚るから、わざわざ見回りの声が響いているところには近寄らないよ。」
・「要するに、地域社会がちゃんと防犯に関心を持ってますよという意思表示なんだ。
それによって、未然に防げる犯罪というのもあると思うよ。
地域社会に防犯意識を養うことにもなるし。」
・いつか興味を持ってくれる誰かのために、自分は日々鍛錬していればよいのだ。
いつだれが来たとしても教えられるように。
僻んで門を閉ざしても何も始まらない。
閉じた輪は何も生み出さない。
・「お別れする人には、花の名前を教えておきなさい。花は毎年必ず咲くから。」
・一冊の本には、いろんな経費が載っている。未来への投資も載っている。
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ネタバレ
・いざというとき、大声を出して周囲の大人に助けを求めなさい、と教えられている最近の子供たちは防犯ブザーを持たされていることも多い。
だが、いざというときは、そうして周囲の善意を頼るように指示しながら、平時は善意も悪意も一緒くたに「知らない人」としてシャットアウトしている。
保護者と学校のコミュニティで、子供を囲い込んで、安全策を作っているのだろうが、そうなると、そこに関わっていない大人は、無意識のうちに「自分は関係ない」という疎外感を植え付けられ、子供は景色と同じになる。
その無関心の隙間を衝いて、子供たちは被害に遭うのだ。
・守るための閉鎖と、守るための開放、世間はどちらか決めかねて、その隙間から悪意が子供をつまんでいく。
・子供は生き物だ。閉じたコミュニティで、守るには限界がある。
・ごまかしてごまかして、いつかなかったことになると思っていた。でも違う。
なかったことになるのではない。そのことを何とも思わなくなるのだ。そしてそうなったら、おしまいなのだ。
・「自分が改心したからって都合よく許してもらえると思うな。お前は誤っても許してもらえないことをした。」
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ネタバレ
図書館戦争を読んで、この小説を知りました。一部ご紹介します。
・ひとみ「傷つけた埋め合わせに自信持たせてやろうなんて、本当に親切で優しくてありがとう」
伸「こんなバカにされたこと言われる筋合いないで。さすがに。同情や埋め合わせで人に好きとか言われへんで、俺」
・伸「いろんなことにフラットになるには、ハンデやコンプレックスがあるときついねん。」
・伸「そうやって世界で自分しか傷ついたことがないみたいな顔すんなや。いっつも自分の耳の悪い苦労ばっか言うよな。気遣い行き届かへん俺を責めるよな。でも、君かて俺をちょっとでも気遣ったことあるか?俺にも君みたいに傷ついた昔があったかもしれんとか思ったことあるか?伸さんはすごい、伸さんはえらいって都合がええときに都合のええところだけつまみ食いで誉めてもらっても、こっちかてたまらんときはあるんやで。」
・伸「ごめんな、君が泣いてくれて気持ちええわ」
・痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようとも、苦しむ本人には、それが世界で一番重大な悩みだ。
・ミサコ「結局そのめんどくさい彼女のことが好きなんじゃない。」
・叔母「顎をな、あんまり食いしばっとったらあかんで。顔がその形で固まってしまうからな。」
・伸「君が好きや。今すぐ一生か約束できひんけど、今は君が好きで君と付き合いたい。俺のことが迷惑じゃなかったら、俺と付き合ってもよかったら、君の本名とか、連絡先とか、誕生日とかいろいろ教えて」
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ネタバレ 購入済み
ただの恋物語ではなく
人が誰しも持っているコンプレックスや悲しみ、引け目に感じる感情とどう向き合うか。そんな弱い部分を持つ人間同士のやりとりの中でどう、それを折り合いつけていくか。そんな物語だなと思いました。一見すれば聴覚障がいを持つ女性との恋物語。けれど、別の方面から見れば自分の弱い部分をどう大事な人と共有して乗り越えていくか。それを書かれた物語です。伸のまっすぐさ、ぶつかること、ひとみさんの辛さけど向き合うことをあきらめない姿。とても心に響く物語です。
ふと、自分のコンプレックスや弱さに負けそうなとき、大事な人との関係がうまくいかないとき読み返します。 -
ネタバレ 無料版購入済み
アオハル?
知人のオススメが期間限定…だったので、読んでみました!
いやー、面白い!!
声に出して笑ってしまった!!
アオハルのような?おふたりもイイ!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ小説で読んだ時も号泣したけど、やはり最初の話は何度読んでも泣いてしまう。
コミカライズされることで、より涙腺にきたというか ……2話目ラストで泣きすぎてしまい、暫く続きが読めませんでした。
分かっていたのに。
自衛隊シリーズの中でも胸を鷲掴みにしてくる場面が多い(と個人的に思っている)『塩の街』
例のあいつが出てくるまでは、終わる世界での群像劇、様々な人たちから見た塩害だから余計だろうか。
魔物少年の話は途中まで本当に縊り殺してやろうかと思えるほどだったし。
胸を抉る。
結構容赦なく内面も裏面も見せてくるから、この話。
そんな話を弓きいろ先生の絵で改めて味わえる幸運に感謝を。
2巻も個人的トラウマ話だから、今からメンタルトレーニングをして備えておきます。
そして、あの人の登場をお待ちします。
弓先生があの人をどう描くのか(ちらっと出てますけど)今から怖がりつつも楽しみです。
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Posted by ブクログ
最後にホロリとさせられました
自分家族の話に弱いのです
家族の話でした
4つの家族の話しで最後にそのうちの3つの家族が1つになるとてもよいお話でした
『だれも知らない小さな国』のオマール海老じゃなかったオマージュ作品(駄洒落いらない)ということでいいのかな?
裏側はよくわかりませんがなにかしらの企画みたいなんがあるのかな?
だとしたら有川浩さんをそこにあてた偉い人はさすがの慧眼の持ち主と言わざるを得ない
きっと有川浩さんはそういうの凄いうまいと思う
従来の読者を傷つけることなく素晴らしい物語を仕立てていると思う
自分ももちろん従来の読者のひとりでコロボックルの存在を信じていた子供だったのでそれを言う権利があるはずだ
そんな子供たちを勝手に代表してありがとうと言いたい
それにしても『だれもが知ってる大きな国』の大統領の肩にコロボックルが現れて正しい道に導いてはくれないものか
いやもしかしたらすでに「悪い」コロボックルが肩の上にいるのかも
いやいや「悪い」コロボックルなんてこの世に存在しない
存在するのは悪い大統領と他の国にミサイルを打ち込むほどには悪くない大統領だけだ
(プーチンは問題外だかゼレンスキーもそれほど善人とも思えないんだよね)