あらすじ
※KADOKAWAから配信中の『植物図鑑』と同じ内容となっております。重複購入にご注意ください。
よかったら俺を拾ってくれませんか──。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能の植物オタクで、風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。
感情タグBEST3
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さやかはある日行き倒れていた青年の樹を拾う。料理が上手い樹に同居を持ちかけ一緒に暮らし始めるが…。道端のいろいろな草で作られる料理が実においしそう!後半でさやかに感情移入して泣きそうになったり。さわやかな恋愛小説。カラーページの写真で草の知識も増えるしレシピも載っててお得!
料理上手なイケメン落ちてないかなぁ( ´´ิ∀´ิ` )
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会社の飲み会に参加してほろ酔い気分で帰宅すると玄関に見ず知らずの男が「良かったら俺を拾って下さい。噛みません。躾けのできた子ですから」とまるで捨て犬を拾ってくれと言うように。
さやかと樹の暮らしが始まる。
樹は野草に詳しく、その野草を料理し賄ってくれる。
野草を取りに行く事を二人の間では狩りに行くと!2人季節が始まる。
色々な野草を狩り食す、こんな生活を永く続けたいと願うさやかであったが、樹はなんと有名な華道家の長男であった。2人の恋のゆくえは?
刹那く、そしてほっこり、読んでいると笑顔になる1冊でした。
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【カーテンコール 午後三時】がイツキとの再開の後日談かと思って読み進めてしまったため、「あれ?この2人の関係性悪くなった?もしかしてさやか亡くなっちゃった?」とドキドキしたが、終盤に再会の前日談と分かって一安心だった!さやかが1年間イツキを待てるほど、恋に落ちてて最高だったけど、イツキはちゃんと理由話してから家出しよ?笑
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【私の原点かもしれない】
中学生の時に読んだこの作品を28歳になったいま再読しました。
急に居候が増えて荷物を増やしていくところとか、ワクワクが止まらない!
急ごしらえでなにかする時のワクワクはこの作品が教えてくれた気がする。
野草使って料理したくなる。
家の近くの河川敷に行ってみたい。
ばっけ味噌がとても気になる!
中学生の時に樹さんは魅力的な男性だなあと思って憧れていたのを思い出す。
人に好きな物を語れたり、思いやりを持って接したり、優しく微笑んだりする描写はとても素敵だなあって改めて思った。
昔もそうだけど終盤はやはり泣いてしまう。
カーテンコールの樹サイドの話もやっぱり好きです。
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ある日、さやかはイツキという青年を拾った。
そこから始まる共同生活。イツキは食物に詳しく、野生の食物の料理やその食べ方にすごく詳しく、そのせいでさやかも植物に興味を持ち、それを食べることを楽しみにするようになる。名前も素性も分からないイツキに共同生活の中でさやかは引かれていく。
食物の写真も掲載されていて、その食べ方なども記されていて読んでいくと、身の回りの食物に興味を持つと思う。
その中で二人の運命は?
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有川浩作品はイケメンしか出てこない
とある人の感想です。極端ですが的確に思えて笑ってしまった。この作品もまさにそう。
主人公がどんどん彼のペースに乗せられる。
それが心地よい。ささやかだけど豊かな生活。
美味しい食事って大事よなぁ、と再認識。
田舎出身の私ですが、「そこらに生えている名前も知らない草花」だったのが、アップルミント、ヘクソカズラ、スベリヒユなどちょっとわかる様になった。
スーパーで見かけても、そこらに生えてるんだよな、なんて思ったりして。
個人的にサンジソウを見つけると嬉しい。
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有川浩さんの本はだれもが知ってる小さな国で出会いました。こどものころに読んで大好きになった佐藤さとるのコロポックルの物語のファン同志という事で何冊か読んでました。この本は作者が言うように甘ったるい恋愛小説のようで有りながら、ちょっと切なくて自然に深い愛が感じられるお話でした。まだ春は名のみの寒波で極寒く、蕗のとうも芽は出してませんが、何だか春の訪れが待ち遠しくなるお話でした。散歩のエリアを団地から田んぼのある所に広げて春を待ちたいです。
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小さい頃お母さんとお散歩をしている時に、道端の草を見て「雑草っていう植物はないんだよ、全部名前がついているんだよ」って教えてくれたのをなぜかずっと覚えていて。
それでこの本を読んで、「この本の作者さんが言ったのか!お母さんはこの本を読んだんだな〜」って思ったら昭和天皇の言葉で。
"受け継がれていく"というとこを、この本を通してはっきりと実感した。
私も子どもができたら、教えてあげようと思う。
もちろん、昭和天皇が言ってたことは内緒で
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タイトル通り“植物図鑑”を読んでいるような気分になる作品。
野草の名前を学べるのはもちろん、野草の食し方まで学ぶことが出来ておもしろい。
「雑草という名の草はない。すべての草には名前がある」P.9
野草の名前を調べながら散策をしたら、きっと楽しいと思いました。
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大好きな本。
何度も何度も読み返している本。
ハッとしたり、
ハラハラしたり、
お腹がすいたり、
ジーンとしたり...
読むと暖かい気持ちになれるので
疲れたなーっていう時に読む本。
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春になると読みたくなって、何回も読んでいる本。読みながら心がぽかぽかしてくる。そして出てくるお料理が美味しそうで何回も心の中で食べているのは私だけではないはずだ。
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よくありがちな、淋しい独り暮らし
が、道端で男を拾ってくる的な
話だった。面白かったのが、植物を通して、お互いの距離が
縮まっていくこと。
自分も植物が好きなので、その点も
良かった。
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何年も前に読んだ再読ですが、これ読んでから有川さん作品を読み漁り始めた思い入れの深い一冊。ところどころ覚えてるけど、メインの料理はほぼ覚えてなかったなぁ。
さっそくピーマンの胡麻和えはやってみたけど、山菜系はなかなか難しいよね。
やっぱりいいですね!
以前書籍で読んだことがありましたが、その時は植物の話が多いなあというくらいの感想しか持ちませんでした。今回久々に読んでみてじんわり胸に染みるものがありました。購入して良かったです!
読書中、脳裏に浮かんだのは『甘ーーい!』 っていう、古い芸人さんのネタ。極上ベタ甘ラブストーリー。甘々全開である意味お伽噺?ファンタジー?。大真面目に甘々やっている主人公達に読んでいる方が照れました。そして、読んでいてお腹が空きます。主人公達みたいに近所の草花を狩ってきて…てのは無理だけれど、ちゃんと旬の食材を料理して食べようって思いますね♪
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なかなか読まない恋愛小説に手を出してみた。
道端の植物を通して物語が進んで行った。イツキとの思い出が増えるほど苦しいこともあって何事もそういうものだよなと思った。
さやかがメンヘラ行動を起こすようになったのはどう考えてもイツキのせいで『またイツキがどこかにいってしまうかも知れない』って気持ちは一生付きまとうのは仕方のないことだと思う。でも、いつまでも不安になられて電話やメールをされまくることをイツキは耐え続けることはできるのだろうか…と心配になった。こういうカップルは続くのだろうか…。
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ある日、街に住むさやかは家の前でイツキという青年を拾った。その青年は泊めてほしそうに「咬みません。躾のできたよい子です」と言う。そのことにおかしくなり泊めてしまったさやかはそのままイツキと暮らすようになる。実はイツキ、男前、家事得意、料理上手、穏やかな性格ととてもよい物件だ。そしてイツキは植物オタクだった。このあたりで彼の知らない植物はないほど詳しい。彼は街を散策し山菜を採ってきて料理を作ってくれるのだがそれがまた美味しいのだ。イツキから食材としての植物の説明を聞くにつれ、だんだん興味を持ち始めたさやかは、自分でも植物図鑑を買い、イツキを一緒に自転車に乗り山菜採るにでかけるのが楽しみになっていた。イツキと一緒に、街中やそこからすこし離れた場所まで行き、フキやたんぽぽ、ツクシなどを採り、天ぷらや煮物、時にはパスタなどにして食べる。こんなすぐ近くに食べることのできる植物が生えていること、料理方法次第でとても美味しく食べることができるのが彼女には新鮮な驚きだった。
順調に見える関係だったが、実はさやかはイツキの名前しか知らない。彼がどこで生まれ育ち、なぜ野垂れ死にしそうになってさやかの家の前にいたのか。なぜそんなに植物に詳しいのか。大学で専門的にならったのか。なにひとつ知らないし、なんとなく聞かないほうがいいと思ってそのままにしていた。だがなにも知らなくてもイツキに対しての気持ちが変化していくさやか。こんな日がずっと続けばいいなと淡い期待の日々は突然終わりを告げる。彼は「ごめん。またいつか。」とだけ書き置きをして。
タイトルの通り植物紹介がメインかと思ったが良い意味で裏切られた。イツキとさやかの恋の行方が面白くどちらが主かわからなくなる。秘密をもつイツキと一途なさやか。お互い惹かれ合いつつも踏み込めない関係は、じれったく、切なく、愛らしい。そして突然消えるイツキ。今後の展開は予想できつつももしかしたらと思い、先を急いでしまう。
それが植物紹介と良い按配で混ざり合いながら進んでいく物語は、植物のことが知れて嬉しいという気持ちと、早く展開を知りたいという気持ちの中で読み進んでいきました。
Posted by ブクログ
作中に出てくる料理が美味しそう!
わらび、ばっけみそは小さい頃食べたことがあるので、懐かしい気持ちで読み進めました!
野草版君はペットみたいな作品でしたが、2人の心情が甘く、ほろ苦く、野草を食し、味わいながら読める作品です!
有川作品あるあるの、読みやすさ、テンポのよさ、ラブコメっぷりに1日で読破してしまいました!
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2人の甘すぎる恋愛模様に、終始胸をときめかせていました。
そして何より、イツキが作る料理の美味しそうなこと‼︎ノビルのパスタにユキノシタの天ぷら、食べてみたいなぁ。植物について新たに知ることも多く、毎朝の家から駅までの道のりが少し楽しくなりそうな一冊でした。
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だいぶ前に読んだもの。実写化の岩ちゃん影響で読んだっけなー。小6か中学生の時に読んだからわからんちんの頃だけどそれでも理解できて面白かったなあって記憶があります。おすすめ
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たださやかの「…ーーーー!」という話し方があまり好きになれず、家に前の彼氏のコンドーム置いておくくせに、やたらウブなのであまり好きになれなかった。
でも有川浩の安定した恋愛モノ。
最後はハッピーエンドでよかったよかった。
これを読むと道端の雑草ではない草たちに興味が湧く。
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学生時代に一度読んで内容を忘れてしまったので再度読みました。
キュンキュンはしますが、樹木が自分勝手な男過ぎて読むのが少し辛かったです。
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行き倒れている男の子を拾ったらやけに植物に詳しくて、さらに人間的な魅力に溢れていたので恋に落ちてしまう話。
正直な感想を述べるとドキドキ感に欠けるなあ、という印象。起承転結がハッキリし過ぎているのとご都合主義でリアリティが無い感じがテレビドラマの脚本っぽさを感じだ。
同著者の「阪急電車」に感銘を受けたからこそ期待値が高過ぎて厳し目の評価をしている可能性はあるが…。
ただ、各章に植物名を挙げてそれに絡むストーリーにしたり、最初の数ページには図鑑テイストな紹介、最後の方にはレシピ紹介などコンセプトを貫いた一冊ではあった。
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季節が巡ってやっと再会できたシーンでうるっときて、営業の星がそっと最強の手土産を渡すシーンで嗚咽が漏れそうになった。
いい人だったんだな、彼。
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雑草と思っていた草の名前を知ると急に面白く感じる、草に限らず何でもそうですね
採集してると脳内麻薬が出て止まらなくなる、のにめっちゃ共感しました
Posted by ブクログ
ボーイミーツガールから始まる恋愛小説と野草の観察、採取や調理のエッセイがあわさった本。添加物だらけの加工食品やスーパーやコンビニの惣菜を食べ慌ただしく毎日を過ごしている現代人には、野草を採って料理するということがある意味ファンタジーに感じて楽しめる。
ひかり
植物に興味がありタイトルに惹かれて読みました。
主軸は若い男女のラブストーリーで、恋愛物に慣れてない私は結構恥ずかしくなりながら読んでいました(笑)
イツキの作るご飯がとにかく美味しそうで、その材料を採りに行く狩りもまたワクワクと発見がたくさんあって、自分も一緒に冒険しているような気分になれます。
ラストはハッピーエンドなのですが、イツキが何も言わずに出ていったのも、さやかが追いかけずに待っていたのもいまいち共感ができずにすっきりしなかったなってのが個人的な感想です(^_^;)
やさしいおはなし
泣きました、、、
イツキとさやかが再会したところで。
最初の方はなんだよー、どうせくっつくんだろー、早くしてよーとだれた部分もありましたが、
付き合ってからの2人が甘々なのにかわいくて嫌になりませんでした。
イツキが出て行ってからはさやかと同じように胸を痛めたし、なにかと感情移入できる作品でした。