あらすじ
※KADOKAWAから配信中の『植物図鑑』と同じ内容となっております。重複購入にご注意ください。
よかったら俺を拾ってくれませんか──。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能の植物オタクで、風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
さやかは職場の飲み会の帰り、マンションの前で倒れていたイツキと出会い、思わず拾ってしまったイケメンと同居し始めるところから話はスタートする。
イツキは家事も万能、植物にもかなり詳しい。イツキの趣味をさやかも一緒に楽しむ形で、近所の花を見たり、山菜などを「狩り」しながら2人の同居生活は続いていく。
単なる同居人という契約で当初生活はスタートしたが、あるトラブルがあってお互いの気持ちに気づいて結ばれた辺りからの胸キュン感はすごかった♪
ただイツキの素性を知らないまま生活を続けていたさやかには、このままの生活が続くのかと不安な気持ちもあった。ある日さやかが仕事から帰ると、イツキがいなくなっていた。そこから月日は流れること約1年…別れたわけでもない状況なだけに、さやかは本当に気持ちの整理が辛かったと思う。
しかし最終的にイツキが自分の家庭の問題等を解決して、さやかの元に現れ、最後はハッピーエンドで幸せな気持ちだった♪「カーテンコール」の2編も、2人の気持ちを表している内容で、なんかすごく良かったなぁ〜!
Posted by ブクログ
読んだのはかなり前ですが、今でも好きな本と言われれば思い出す一冊です。
イツキとさやかの日常が本当に幸せそうで、自分も少しでもおこぼれにあずかりたくて一人で川辺に雑草を見に行ったことを思い出します。
ちゃんとハッピーエンドで終わるのがもう最高よね。
Posted by ブクログ
長編の小説を初めて飽きずに読めた!
初めて飽きずに読めたのがこの作品でよかった。
いつきが居なくなった時は辛かったけど、「カーテンコール 午後三時」で、樹も色々感じてたことがわかって少し胸が苦しくなった。
さやかが図鑑を隠して、それをいつきが見つけ、バレた時の「もうかわいくってさ。にやつくの抑えるの大変だった。」のシーンが初めていつきがさやかに可愛いって言った!と思って思わず興奮してしまった笑
これから何度も読み直したい本。
Posted by ブクログ
もう本当に何度読んだか覚えていない、けどここ数年読んでなかったので久しぶりでした。
私のソウルブックのひとつです。
昔は、最後の方で毎回必ず泣いていたんですが、さすがにもう泣かないようです。
個人的に好きなのはやっぱり「ユキノシタ」の回から「ノイチゴ」の回ですね。ここまでが読んでて最高級に楽しくて、俗に言う胸がキュンキュンするってやつなんですが。「ノイチゴ」を越えてしまうとだんだん物語の終わりが見えてきて、キュンよりも切なさの方が勝ってきて、読んでてこちらも寂しくなります。
しかしまあ、いくつになればタンポポの天ぷらは食べれるのかしら……。いつか食べてみたいとずっと思っているけれど。
Posted by ブクログ
めちゃ良かった!
絶対雑草(雑草という名の草はない)の料理とかまずいだろうけどなんか食べたくなった!イツキの料理食べさせてーー
ただちょっと恋愛恋愛しすぎてて恥ずかしくなってくる
Posted by ブクログ
少女漫画の世界
自分を性的存在とはみなしていないように思える安全な、なおかつ存分に甘やかせてくれる存在。
ミステリアスなまま存在を消し、でも知らないところで自分の為に奔走して戻って来てくれる。
んな訳ないじゃん!と思いつつ、うっとり。
現実にはありえない夢みる女子の憧れる物語。
好き。
心がささくれる事の多い日々、こんなお話も必要な時もある。
Posted by ブクログ
凄惨なミステリー小説に辟易して、癒し補充のために拝読しました。
内容は、ある時おうちの前に倒れこんでいたイツキをかくまい、その中でお互い惹かれていき、付き合う。そんなお話です。野草採集を二人でしたり、それを調理したり。ただただのびのびゆったりと時間が流れていく素敵なお話でした。
とてもたわいもない内容でしたが、日々の暮らしを大切にしようと思える素敵な作品でした。とくに、私も野草採集を趣味にしたいなと思っていたので、少しためにもなりました。
途中、イツキが出ていくシーンでは、もしかしたらもう二度と戻ってこないのかもしれないという寂しさや悲しさを感じましたが、最終的に帰ってきました。きっと、さやかと素敵な家庭を築いているんじゃないかと思っています。
心温まるお話で、また定期的に拝読したいなと思っています。
Posted by ブクログ
なかなか読まない恋愛小説に手を出してみた。
道端の植物を通して物語が進んで行った。イツキとの思い出が増えるほど苦しいこともあって何事もそういうものだよなと思った。
さやかがメンヘラ行動を起こすようになったのはどう考えてもイツキのせいで『またイツキがどこかにいってしまうかも知れない』って気持ちは一生付きまとうのは仕方のないことだと思う。でも、いつまでも不安になられて電話やメールをされまくることをイツキは耐え続けることはできるのだろうか…と心配になった。こういうカップルは続くのだろうか…。
ひかり
植物に興味がありタイトルに惹かれて読みました。
主軸は若い男女のラブストーリーで、恋愛物に慣れてない私は結構恥ずかしくなりながら読んでいました(笑)
イツキの作るご飯がとにかく美味しそうで、その材料を採りに行く狩りもまたワクワクと発見がたくさんあって、自分も一緒に冒険しているような気分になれます。
ラストはハッピーエンドなのですが、イツキが何も言わずに出ていったのも、さやかが追いかけずに待っていたのもいまいち共感ができずにすっきりしなかったなってのが個人的な感想です(^_^;)