感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
10年ぶりの有川浩作品。
所々でポツリと漏らされる、さやかやイツキの恋心に胸がときめいた!
さやかとイツキとの何気ないやりとりだけでなく、道端に生えている植物に興味が湧いていく過程など、日常の小さなことが輝いていくひとつひとつの瞬間ががとても良かった。
さやかは飲み会後帰宅すると、家の前で行き倒れている男性、イツキに出くわす。イツキの「良かったら拾ってくれませんか」がさやかのツボに入り、イツキを家にあげることに。しかしイツキの手料理に胃袋を掴まれ、さやかはイツキとの同棲生活を始める。
さやかはイツキと過ごすことで、道端にある雑草が興味を引く植物へと変わり、そして2人の関係性も変化する。
ある日イツキはさやかの前から姿を消してしまう。しかしイツキは家族から逃げた過去を精算しに行ってのことだった。季節がめぐったある日、イツキがさやかのところに戻ってきて、プロポーズされたところで本編は終わる。
Posted by ブクログ
読後に幸せ感が!
久しぶりに甘い恋愛小説が読めて、なんか良かったです笑
「僕を拾ってくれませんか」のくだり。
なんか他の物語でこんな場面見たことあるぞっとか思ってしまいましたが、すぐにこの物語が何かの二番煎じではないってことが分かります。
なにせ、タイトルにある通り植物の図鑑みたいな本なんですから!(笑)
山菜とかお散歩で野の草花を狩って美味しい料理を作ったり。
あー、なんかこうゆうほのぼのいい。
なんかのんびりしたお弁当持ってデートとか、いい。
最後の方はちょっと切ない感じも味わいながら、からの!
ハッピーエンドがたまりません。
「誕生日プレゼントに欲しいものは…」のくだりが、小説の歴史に残るであろう名場面すぎた!
Posted by ブクログ
王道恋愛系と聞いてこの本を読み始めたが、思ったより恋愛というテーマにフォーカスはされていなかった。半分くらい山菜や花についての知識なので、少し中だるみを感じたが、面白い内容ではあった。
本当の植物図鑑だと思ってた読んでもいいかもしれない。そのくらい恋愛の要素は少しサブ的な要素を感じた。
エピローグでその後の話や、途中のイツキの話が書いてあったのは良かった。個人的に後日談とか好きなので。
恋愛要素的には少し少女漫画みを感じた。急に恋愛に発展するところとか、男のキザな言動とかには少しこっちも恥ずかしくなった。
あと同棲っていいなって思ってしまった笑
ひかり
植物に興味がありタイトルに惹かれて読みました。
主軸は若い男女のラブストーリーで、恋愛物に慣れてない私は結構恥ずかしくなりながら読んでいました(笑)
イツキの作るご飯がとにかく美味しそうで、その材料を採りに行く狩りもまたワクワクと発見がたくさんあって、自分も一緒に冒険しているような気分になれます。
ラストはハッピーエンドなのですが、イツキが何も言わずに出ていったのも、さやかが追いかけずに待っていたのもいまいち共感ができずにすっきりしなかったなってのが個人的な感想です(^_^;)