有川浩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本に出会って良かったと本当に思える作品でした。
児童養護施設で暮らす子供たちを「かわいそう」と思ってしまう事は、私の上から目線の傲慢な気持ちであった事。
施設での生活に幸せを感じている子に対して「かわいそう」はとても失礼だ。
しかし、高校卒業と同時に施設を退所し自力で生きていかなくてはいけない現実。
私が同じ時期に、当たり前のように学費を出してくれたり生活を支えてくれた親が、施設の子たちにはいない事に心が痛んだ。
自由に自分の進路を決めたり、退所後も心のよりどころになる場所ができるように国をあげて考えなおさなくてはいけない。
なにより、この本を多くの人たちが手にして現実を -
Posted by ブクログ
わたしも稲葉さんのように自衛隊に関しての知識が薄く、しかも陸と海の2種類だと思っていました(航空自衛隊の皆様、すみません)。
ですがこの本を読み終わって、自衛隊やその広報室の在り方について色々考えさせられたり、知る事ができました。
いつも読後は影響を受けやすいというか、その職業になりたいと思ったりするのですが、
最後の東日本大震災のお話を読んで、登場した自衛隊の方々が、自分達よりも市民の生活を優先していて、
わたしが自衛官だったら果たして同じことが出来るだろうか…?と考えてしまいました。
登場人物みんな、すごく立派な方達です。
分厚い小説ですが、一度は読んでいただきたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまずページをめくると「Grand Finale」の文字の上に素敵なイラストが! きっとこうなるんだろうと思いながら4作目を手にしましたが、ここまで小説の中で描ききってくれるとは考えていなかったのでエピローグで幸せな気持ちになりました。
本作は郁が大活躍するストーリーが盛りだくさんでした。
堂上のピンチに心配しまくる友人、生かす為の郁の告白。この辺りから読むのを止めれませんでした。 郁のエキセントリックなアイディアがいくつか成功するのですが、ずっとハラハラしました。
全部上手くいって良かった。
最高のシリーズに出会えて幸せです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
3匹のおっさん、祐希、早苗ちゃんがメインで進められていく物語。
手に取った時はおっさんが主人公の本とは?という疑問があったが、読み進めるにつれてどのおっさんにも愛着が湧いて楽しかった。
何かトラブルがあると3匹が解決してくれるという流れがあり、ヒーローのような存在だと感じた。
個人的に印象に残っているのは詐欺師の話で、私自身も読んでいて詐欺だと気が付かなかった。今後騙されないようにしなければと思ってしまった。笑
祐希も最初はキヨに対して刺々しい態度だったが、物語が進むとともに打ち解けている様子が描かれていてほっこりした。
早苗とくっついたのも青春を感じられた。
続編もあるとのことな -
-
Posted by ブクログ
大学生の頃読むつもりで購入したこの本。
積読期間が長くやっと読み終えた今、私は社会人になっている。
男子大学生のむちゃくちゃな日常を、いたって本人たちは真面目かつ懸命に過ごしているのがよくわかる内容である。
新歓、恋愛、学祭…どれも大学生らしく、特段珍しい内容ではないが文章にされるととても面白い。
最終話、少し前まで学生をしていた私にも刺さるものがあった。急に心に訴えかけてくる内容である。そしてまた、思い出とは色褪せるものではないと感じた。
大学生のうちに読むつもりが図らずも社会人になってから読んだことで、より深くこの作品にのめりこめた気がする。
学生を経験した人には是非読んでもらい