あらすじ
※幻冬舎から配信中の『植物図鑑』と同じ内容となっております。重複購入にご注意ください。
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできたよい子です」「――あらやだ。けっこういい男」――ある日、道ばたに落ちていた彼、イツキ。さやかが彼から聞いたのはそれだけ。でも、それで充分だった。二人の共同生活は次第にかけがえのない日々となっていく――。花を咲かせるように、この恋を育てよう。『阪急電車』『図書館戦争』の有川浩、最新にして最高のラブストーリー! 番外編に加え、イツキ特製“道草料理レシピ”も掲載!!
感情タグBEST3
とりあえずお腹がすくお話なので夜中や空腹時に読む事はオススメしません。あと、妙に散歩に行きたくなります。
イツキがね!可愛いよ!イイ男だよ!ヘタレてるけど!さやかもいい子だよ!それだけに最終章には泣かされたよ!一番ダメなヤツだろソレー!と声を大にして言いたい。そりゃさやかもトラウマになるだろうよと。番外編?でイツキの気持ちを知ってキュッてなります…もう少し読んでいたい、もう少しだけ二人を見守りたい、そう思わせる作品でした。
しかし、待てど暮らせど一向にうちのマンションの植え込みにはイケメンが落ちてこないんですけど、いつになったら落ちてきますかね(^ω^)?(笑)
ぐっと、ホロりと
この作品を読むのは二度目ですが、読んだ直後は余韻が消えません。
花の名前やご飯の工夫でヘェ〜と来て、
喧嘩した後の営みの時に笑ったりドキドキして、最後の再会やメールや電話を怖いくらいに何度もしてしまった後の樹の答え方でホロりと、じ〜んときちゃいました。
最後のサクラちゃんと杏奈ちゃんが見せてくれた花畑を見た時の樹の心情もなんだかじ〜んときちゃいました。
読みやすくて、余韻が残る小説だと私は思います。
小説、兼図鑑。
内容自体はあまーーい恋愛小説。
サクサク読めて、甘酸っぱい気持ちになれる。
…とまぁそれだけなら星を5つ付けることはないのだが。
『植物図鑑』というタイトルの通り、この本には沢山の植物ーーーそれも、我々が見向きもしなかったような雑草の類の植物が沢山でてくる。
そしてそれらの植物たちが、おいしそうな料理に変身していく。
やがて読みすすめていくうちに、植物や料理を学んでいるような気分になってくる。
実際、今まで知らなかったような植物を知り、今まで作ったことのないレシピを学んだのだから間違ってはいない。
なるほど、これは小説であり、『図鑑』でもあるんだなぁ…と。
読んだ後に、部屋を綺麗に正して
料理を作ってみたくなる。そんな一冊でした。
Posted by ブクログ
玄関先に行き倒れていた青年をOLが拾うところから始まる、恋の(?)物語。読み終えてすごくホッとした。心が暖かくなる作品。
拾った青年、イツキは料理を作ってくれるのだが、料理できる人の解像度が高いなと感じた。料理できる人って量とか時間とか、割となんとなくでできるから、時間が結構アバウトで一緒に作業すると慌てることがあるなと思う。その辺りの主人公(さやか)のあたふたしてる様子が自分みたいだと思った。笑
主人公が悲しみにくれるシーンで、「自分の中にこんなに水があるなんて知らなかった」と表現していたのが初めて聞くものでとても響いた。
最後のページに山菜のレシピがあるが、だから作ってみよう!とはならない
Posted by ブクログ
ある日、道ばたに落ちていた彼、イツキ。しがないOLのさやかはひょんなことから彼を拾う。彼と出会ってから、さやかの生活は一変した。休日は、山菜を採りに近くの川辺に出掛け、料る日々。積み重なった嫉妬、ささやかな発見。そんな二人だけの小さな感動を共有するうちに、ようやく思いを伝え合った二人。幸せだったはずの日々は、突如として終わりを迎え……。どちらかに影響されて段々と互いに惹かれ合っていく描写が、堪らなく可愛いです。作中に登場する料理も美味しそう! 巻末のレシピが有り難いです。
Posted by ブクログ
雑誌と呼ばれてる草(野草)にもちゃんと名前があって食べ方など解説しながらの恋愛小説。
植物は多少好きだけど
恋愛小説はあまり好きでは無いし
読んでも年齢の差を感じてイマイチ
ピンとこなかったのですが
この作品はハラハラ、キュンキュンした
これは良かった!!面白かった。
三匹のおっさんの続編でおまけの最後の章『好きだよと言えずに初恋は、』がかなり効果があって星5以上です。イツキさんの事が知れて良かった。
私の初恋も言えなかった(//∇//)
Posted by ブクログ
独身OLが拾った?躾けの良い青年と同居し、野草を摘んでは青年が料理をして話が進んでいくラブストーリー。
私の場合、多くは原作の小説を読んで気に入った物を映画(DVD)で見るのがパターンだけれども、「植物図鑑」については映画を先に見て、今回、小説を読んだ。
映画がハッピーエンドだったから安心して原作を読むことが出来たけれど、エンディングは映画と原作では違っていた。ハッピーエンドには違いはないけれど、原作の方が説得力があるような気がした。
原作は植物の名前で章建てされており、題名である「植物図鑑」にふさわしいものだと感じた。映画では感じられないものだった。
植物といえば、小学校の時、植物に関する簡単なテストで酷い点数を取り、友人の母親(何故か友人の。。)から厳しいお叱りを受け、それ以来、植物嫌いになっていたけれど、これを機会にショクブツズカンでも買って、野草の名前とか興味を持とうかな等と思った。
Posted by ブクログ
だいっすきです!!!!
中学生の頃に読み、大人になってまた読み返しました。
かわいくて、おいしそうな物語です。
読んでいるだけで幸せな気持ちになります。
Posted by ブクログ
楽しかった!
久しぶりに 1章、1章が楽しくて、懐かしい気持ちで読んでいました。
コロナの頃 友達とも会えなく、時間潰しに近距離散策、遠距離散策を一人でよくやっていた。
そんな時に興味を持ったのが よく目についた雑草。(雑草という名の草はない。すべての草には名前がある) お気に入りの「美しき小さな雑草の花図鑑」を持って イツキとさやかのように歩きまわって摘んで帰っては楽しんでいた。一つ違うのは “食べる”という発想がなかった。残念なことをした!各章を読む度に それぞれの花や葉を思い出す。
今では 又バタバタした日常に戻ってしまつたが
あの長い休暇?!も悪くはなかったなと。
Posted by ブクログ
読みやすさ★★★★★
誰かにあげたくなる★★★★★
満足度★★★★★
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学生時代に読んだ本の再読。
大人になった今読むと、さやかにすごく感情移入してしまってラスト付近で音が聞こえそうなくらいに涙を流してしまった。初めて読んだ時は泣かなかったはずなんだけどな。
いつ読んでも最高の恋愛小説だと胸を張ってオススメできる本。
Posted by ブクログ
小学生の頃、学校の帰りに野イチゴ食べたりホトケノザの蜜吸ったり、お母さんと近所の公園につくしとりに行ったり、まあまあ都会なりに楽しい野草が生えてたな、と思い出した。今でもあの茂みに野イチゴとかあるのかな。
Posted by ブクログ
優しい気持ちで、いっぱいになるお話でした♪
樹が帰ってきてよかった。本当によかった。
そう思わずにはいられません。
しばらく、有川浩さんの本にはまりそうです!
Posted by ブクログ
爽やかな話で好き。年をとってもキュンキュンする話で、野草にも興味が湧いた作品。戻るために帰る。気持ちを押し込めて一緒に暮らす。いいな〜。と思いながら読んだ。話が短く区切られているのも読みやすかった。読んで良かった。
近くの植物について知る喜び
雑草にも名前があるのか。
自分が身近な植物のこと、
そして食べ方をこんなにも
知らないんだ。
知ることは楽しい。
意外とささやかな食事の方が
季節感もあって
健康にも良いのですね。
二人がどうなるのかも気になる。
男の方が料理とかできるのは
アニメなら『とらドラ』なんてのも
あるね。
なるほど、植物図鑑です
世に言う『似たもの夫婦』は、きっとなろうとしてなれるものじゃない。
相手のあるがままを受け入れ、相手の中にある自分にないものを尊敬し、そして2人で共有できる「財産」を作り上げて、似ていくのかもしれない。
価値観の相違が離婚の第一原因といわれる現在。
だからこそ、樹とさやかのハッピーエンドに心が温まり、心底うらやましくなりました。
Posted by ブクログ
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」
「噛みません。躾のできたよい子です」
いきなり見知らぬ男を拾って始まった同居生活。そしてその男は、植物オタクときた。
週末は、2人で近所を散策して野草を取り、それを料理して食す。恋が始まらないわけないじゃないか!
なんとも穏やかでほんわかな恋…。こんな男、どこかに落ちてないかしら 笑
Posted by ブクログ
散歩が好きなら足元が楽しくなり散歩が好きじゃないなら出かけてみようかという気になる。
登場人物達がお互いの思いやりや優しさに浸かっていく様子も微笑ましい感じでほっこりとした読み心地でした。
Posted by ブクログ
家の前に落ちていたイケメンを拾ったというありえない物語だけど、先が気になって、気になって一気読み!面白すぎた!大好きな人と休日に散歩してその日の戦利品で仲良く料理して一緒に「いただきます」「ごちそうさま」ができる食卓って最高。そのままハッピーエンドとはいかず離れ離れを乗り越えた二人がずっと幸せでありますように。
Posted by ブクログ
いつも通り、甘い。
イツキが樹になるところとかいちいちツボだったり。
職業上植物に詳しくなりたいところではあるが、イツキのようになれそうにもない。
Posted by ブクログ
実際にはあり得ない出逢いと、雑草を通しての二人の結びつきが新鮮でした。
カーテンコール章でも杏奈はだれ? と思わせる結末にハラハラでした。
ともあれハッピーエンドでホッとしました。く
Posted by ブクログ
胸キュンものを探せば、必ずオススメとして出てくるのが、この本。
確かに…胸キュンでした。
あと、草花や野草のことがバラエティ豊かに書かれていて楽しかったです。
狩りに行きたい気持ちになりました。
Posted by ブクログ
The恋愛。のストーリーが苦手なんですよね。
それが自分のコンプレックスだから。
キュンキュンする。とか、言われると「あー!もう絶対観ないし、読まない!」とか思っちゃう。
そんな奴がこれに手を出した理由。
植物が好きだから。かな。。
植物図鑑というタイトルに惹かれたのだと思う。
各章毎に様々な草花が主役級で出てきて、読んでいて面白かった。
まあ、途中から、甘々な恋愛模様が繰り広げられ、「お、おう。。。」と、引き気味になりつつ(笑)。
でも、ほっとできたラストだったな。
自然を堪能できる本だった。
のびる。は、幼い頃に、叔父が教えてくれたなー。。
幼い私を土手に連れて行き、スコップで掘り掘り。
懐かしい思い出を思い出せました。
Posted by ブクログ
お勧めされていた記事をみて気になり手に取りました。
冒頭に雑草(とくくっていいのか)の写真もあるので、読みながら随時確認したりこの花はこんな名前なんだと気づきがあったり。
料理されてる様子も美味しそうで食べてみたくなりました。
男女の恋愛も絡んでいて、どうなるのかなと思っていたらハッピーエンド!
読後感のとてもいい小説でした。
Posted by 読むコレ
うわぁぁぁ...道草、雑草がこんなにテンコ盛りな小説で
こんな想いをさせれるなんて...。ズルい。ズルすぎる。
こんなにベタ甘でキュンキュンな展開、想像していたものを
遥かに越えて超ド恋愛じゃないですか。ド直球すぎる。
雑草蘊蓄さえ甘酸っぱい。
展開自体は全く予想通りなのに。分かってるのに。
いい歳こいたオッサンが涙をポタポタ垂らして、ページを
捲る手を止められずに...午前5:30...って徹夜しちゃったじゃないか。
うぅぅ,,,色んな意味で瞼が腫れぼったい。
Posted by ブクログ
なんだこの甘い話は。でもまぁ、20代の二人だし、受け入れよう。カバー絵もかわいいしね。
植物の写真が、ストーリーにいい感じに現実味を与える。そういえば、いつも見ているあの花の名前はなんていうんだろうと気になる。ほんものの植物図鑑が必要だな。
カーテンコール 午後三時2編がよかった。
Posted by ブクログ
社会人にしては主人公の言動が子供っぽくて受け付けなかったのですが、携帯小説サイト用の連載作品で少女漫画みたいなものだと思えばまあ、まあ……と読み進めました。イツキはつねに理性的な完璧超人です。
植物に関するところは描写豊かでよかったです。写真もあるのがよりわかりやすくて。
受け付けなかった言動も、中盤あたりから妥当に感じるようになり、終盤はそのまっすぐなところがよさとして光ってました。最後の短編のおかげで読後感も爽やかでした。
ところどころ同著者他作品を思わせる流れがあって懐かしかったです。
Posted by ブクログ
初めての作家さんで、新感覚の小説でした。
ひとりの男性との出会いを通じて、主人公である女性が成長していくさまを感じた。
序盤は読んでいる、こちらが恥ずかしくなる甘酸っぱさを感じながら。
私自身、植物や料理には、からっきし興味がない人なので、途中ちょっと飽きてきたな…と思ったらちょうど展開があって、挫折せず読めた。
娘いるし、ちょっとした植物の知識は持ってた方がいいか。あれ、意外と感化されたのか?
Posted by ブクログ
こんな男の子いないよね…
とってもいいやつだけど、何も言わずにいなくなった理由を説明していたが、自分だったら納得いかないかも
天皇の言葉は有名ですよね
Posted by ブクログ
植物に興味があるので読んでみました。植物のことが学べたので良かったです。私は料理は全くと言っていいほどしませんが、筆者の有川さんは、野草を使った料理を日常的にされているようで、すごいと思いました。
植物よりも、2人の恋の行方の方が気になりました。何かにたけた人って、魅力的だなって、よく思います。2人はきっといい家庭を築くことでしょう。お幸せに・・・。
「雑草という名の草はない。草にはすべて名前があります。」(昭和天皇)という言葉が心に残りました。
Posted by ブクログ
タイトル通り色々な植物が出てきて、勉強になった。またイツキとさやかの恋愛物語でもあり、一挙両得でした。この小説を読んで普段なら気に留めない道の雑草(雑草という名の草はない!)を観察してみたいと思いました。
Posted by ブクログ
結構あま~い恋愛の話だけど、けどそこまで胸焼けせずに読める。回りを見渡せば、色々な草花が生きているんだなと当たり前のことを実感。その料理が美味しそうで、興味が湧いてきた。
Posted by ブクログ
雑草という草はないのかあ。道端の草に名前がつくと世界が広がる感じがするね。もどかしいくらい相手を想う姿。糖度高めだけど、もっともっとと求めてしまう(笑)