【感想・ネタバレ】空飛ぶ広報室のレビュー

あらすじ

不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクターと出会い……。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 交通事故の怪我により、ブルーインパルスの道が寸前で途絶え、戦闘機パイロットの資格までも剥奪されてしまったしまった航空自衛官の空井が広報室へ異動し、戸惑いながら成長する物語。

 自衛隊の事をいかに曖昧にしか理解していなかったか痛烈に感じる作品だった。
 災害などの有事のため厳しい訓練を受けている隊員たちは、その技術を使わずに済む世の中を願っている。
 鍛え上げた自分の身体を見て、「早くこの力を発揮したいな〜。災害起きないかな〜」なんて思わないだろう。
 全ては国民が安心して暮らせるように。
何かあっても自衛隊がいるから、安心して温かい気持ちで暮らせるように、自衛隊の方たちは日々鍛錬を続けている。
 正しく自衛隊を伝えるため広報室という仕事があることも初めて知った。

 本来は2011年夏に発行されるはずだったが、東日本大震災の影響で1年延期に。
「あの日の松島」が加筆され、より自衛隊への感謝と信頼の気持ちが強くなった。

 個人的には空井とリカのプライベートな進展が気になるところでもある。

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2025年12月07日

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登場人物たちのことを、いつのまにか好きになっていた。読んでいるうちに自衛官のイメージも変わって、空井やリカと一緒に広報や空自のことを学んでいるようで楽しかった。

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2025年10月17日

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分厚い本で中々手に取れなかったけどようやく読んだ。長かったけどとても素晴らしい作品だと思った。不慮の事故で夢を絶たれたパイロットが、広報として奮闘し前向きに生きる姿に胸を打たれた。取材をされたのがしっかり反映されていると思ったし、自衛隊のことを知る良い機会になった。星4.5

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

第10回本屋大賞 第4位
ダ・ヴィンチ「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」
第1位

生きた人としての自衛官が描かれている心に残る作品だった。
広報室のメンバーのキャラクターは様々で、わちゃわちゃしたやり取りが微笑ましく民間人となんら変わらない。
わりとコミカルで笑える場面も多く、空自を表す
「勇猛果敢・支離滅裂」はおもしろかったけど、陸自の「用意周到・動脈硬化」には吹いた。

本作では自衛隊の活動について学べたし、いかに日陰者として扱われているかを認識できた。
自衛隊も同じ人間で、有事に対する覚悟あるという点だけが違い、わたしたちはその覚悟に日常が支えられていると知り失礼ながら初めて敬意を抱いた。
あとがきにある、「一体何という清廉な人たちに私たちは守られているのだろう」という言葉が印象的。

また、報道についても焦点が当たっていて、視聴者への届き方はとても重要だと思った。
空井が自衛官がヒーローのように伝わる自衛官に寄り添う報道ではなく、それが国民の安全にどう繋がるかを報道してほしいと語るのが素敵。

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2025年07月31日

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2025.06.21 ★5.0.

この小説を読んで航空自衛隊を美化し過ぎだとか、現実にありえないと言う人が居たらかかって来い!と言いたくなる

誰かとケンカするつもりは毛頭ない。が、人の陰なる貢献を否定するのは違うのではないか。
有川浩の自衛隊贔屓は否定しないが、否定されても仕方ないものと、否定してはいけないものの違いはあると思う。

空自の変わった部署のコメディかと思いながら読んでいると、最終章で打ちのめされる。

巻末にこの小説のモデルになった方(空自の偉い方)の解説が載っている。
少々長いが、この小説への理解が深まるので是非読んで欲しい。


↓↓↓内容↓↓↓
不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクターと出会い……。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

空井さんと稲葉さんはこの後どうなるんでしょう?
自衛隊に対する私自身の偏見を覆すような作品でした。
チームっていいなあ。
ドラマが先行していたのですが、新しい気持ちで読むことができました。
最終章の空飛ぶ広報室はもう一度読みたいかも。
チームのリーダー的存在の立ち位置について再考させられたかもしれない。
自衛官をヒーローにしてほしくないという空井さんの気持ちに共感しました。
仕事には裏も表もないんだな。

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2025年02月24日

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ネタバレ

いやあ、面白かった。
ほぼほぼ一気読み。

理不尽な事故で夢破れた(ゴールテープに胸が触れるところまでいって)主人公の、再生の物語。

程よいユーモアと程よいラブコメ、
そして、航空自衛隊やその広報に対しての
ちょうどよいお仕事紹介要素

が加わり、勉強にもなるしエンタメ的にも面白いしで、素敵な読書時間を味わえた。

★5つ、9ポイント半
2025.02.15.古

※文庫書き下ろしであろう、そしてほぼノンフィクションであろう「3.11」後のお話には、涙が・・。

※映像化されたのは知っていたし、文庫本の帯に岩田くん(いわゆるガンちゃん)のスマイルが載っていたもんで、てっきり岩田くん主演での映像化だとばかり思ってた。よって、主人公の脳内イメージは岩田くんで読んでいたのだが・・読後に調べてみたら、綾野剛だった。
う〜ん、、、、岩田くんの方がいいな。

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2025年02月24日

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自衛隊への間違った知識を覆してくれた。
こんなにも日本の国民のために尽くしてくれていたとは。しかも自分達はあとにして。
本当にありがたい。自衛隊を見る目が変わりました。
親は反自衛隊意識。この本を読ませたいです。

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

主人公が広報部に異動した際に1番初めに怒った出来事から、急に物語の中に入った感じがしました。一緒に怒られて、その何かの言葉が傷つけてしまったんだなって一緒になって考えてしまっていました。
そこからはもう秒で読み進めました、主人公だけでなくて他の登場人物も背景がしっかりあってすごく面白かったです。自衛隊っていう仕事の裏側も描かれていて勉強になりました。

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2025年02月05日

Posted by ブクログ

航空自衛隊の素晴らしさがエンターテイメント性もあいまつて、すごく伝わってくる。必要最小限の用語も登場人物の会話を介して、理解できるし、広報とは何かについて、学ぶこともできる。極めて良い本でした。

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2024年12月24日

Posted by ブクログ

わたしも稲葉さんのように自衛隊に関しての知識が薄く、しかも陸と海の2種類だと思っていました(航空自衛隊の皆様、すみません)。
ですがこの本を読み終わって、自衛隊やその広報室の在り方について色々考えさせられたり、知る事ができました。

いつも読後は影響を受けやすいというか、その職業になりたいと思ったりするのですが、
最後の東日本大震災のお話を読んで、登場した自衛隊の方々が、自分達よりも市民の生活を優先していて、
わたしが自衛官だったら果たして同じことが出来るだろうか…?と考えてしまいました。

登場人物みんな、すごく立派な方達です。
分厚い小説ですが、一度は読んでいただきたいです。

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

自分の中での葛藤と、職場の同僚、先輩達との関わりと、外からの批判的な声や評判と戦い続けながら仕事をしている広報官がただかっこよかった。

ストーリーとしても面白く、自衛隊や、テレビ局などの裏側を知ることができたことも面白かったが、自分は今の仕事にそれだけの熱意を持ってやれているだろうか?ということを自問し直すいいきっかけとなる本だった気がする。

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2024年12月07日

Posted by ブクログ

こんな上司の、同僚の元で働いてみたい!どのキャラも立っていてすごく楽しかった。空井と稲葉だけでなく他のキャラも深掘りされているのがいい。ラブコメも絶妙なバランス。
あとがきと解説を読んでさらに良い読後感となった。きっちりした取材、そしてリアリティさがあるからこそエンタメとして面白いんだな。そして自分の作家としての才能に自信を持っている有川浩がかっこいい。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

面白い。物語に引き込まれるし、一気に読んでしまう。でも、軽くない。
あとがきを読んで納得ですが、丁寧な取材と実在のモデルがいるからこそ、リアリティのあるフィクションが出来上がるのだと。
著者の信念がありつつもエンタメ作品にしているのだろうな、と感じさせるのがすごくカッコいい。

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2024年08月02日

Posted by ブクログ

以前読んだ阪急電車が面白かった作家さんのだから、面白そうとだけの理由で手に取りました。
ただただ単純に航空自衛隊について知らなかったことだけでなく、公務員の仕事の広報の在り方、自衛隊に対するマスコミの在り方など、幾つになっても知らなかったことがあると痛感。良い小説が読めて幸せです。

最後の章の空井の言葉は、災害派遣の経験のあるすべての人が共感したのではと思います。
「有事に果たすべき義務があるということは、それだけで拠り所になります。辛いことがあったとき、自分にできることがあるだけで人って救われるでしょう?だから僕たちは被災者を支援しながら、自分自身を救ってもいるんです。」

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

航空自衛隊広報室の方々を取り上げた作品です。
ずっと面白いですが、5章の「神風、のち、逆風」・最後の「あの日の松島」は自分が普段から感じている世間やマスコミへの苛立ちを覚えずにはいられませんでした。
右とか左とか思想は関係ない。 手を差し伸べてくれる人に感謝するのは日本人として当たり前の事だ。 
めて限定的ではあるが、自衛隊の方と仕事で関わる事があるので普段から感謝しています。
たくさんの人に読んでほしいです。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★10つけたいぐらい、良かった!
有川浩さんが、より好きになった。

ページをめくる度に、心が締め付けられる様な
セリフや感動的な名言が沢山出てきて
感情の揺さぶられ方がすごかった!
自分がまるでその現場にいるのかと錯覚するほどで、
情景やキャラクターの描き方が
素晴らしい。

有川浩さんの綿密な取材と、文章力により
自衛隊の方々への理解が
世の中に広まったのではないか。
広報の役割についても、勉強させられた。


最終章、あの日の松島 では
涙が止まらなかった。
東日本大震災で自身も被災者でありながら
どのような精神で多くの人を救助していたのか。
その日のことを思うと、自衛隊員の御家族にも
感謝の思いが募る。


-----以外、印象に残ったシーン メモ-------

・パイロットを含め自衛隊の組織や人を広報する立場になった以上、外部から向けられる無理解な発言は自分の仕事に対する評価だ。責めるのは何より自分の不甲斐なさだ。
〜〜彼らに自分が今日聞いたような言葉を聞かせてはならない。いざというときが来ないことを願いつついざというときのための練成に励む彼らは、無駄に終わらねばならない訓練に命を懸けて臨んでいる。駄賃がむごい言葉ではあんまりだ。もう一緒に飛べない仲間のために、それを最初の立ち位置にすることは許されるだろうか。

・空自の信条は勇猛果敢・支離滅裂だ!許可は後から
追い着かせる、いいから走れ!

陸は用意周到・動脈硬化
海は伝統墨守・唯我独尊〜

・あなたたちはなにも気にしなくていいんです。
僕たちはあなたたちよりも楽をしています。
有事に果たすべき義務があるということは、それだけで拠り所になります。辛いことがあったとき、自分にできることがあるだけで人って救われるでしょう?だから僕たちは被災者を支援しながら、自分自身を救ってもいるんです。

・僕たちに肩入れしてくれる代わりに、僕たちの活動が国民の安心になるように伝えてほしいんです。〜
僕らが冷たい缶メシを食べていることをクローズアップするんじゃなくて、自衛隊がいたら被災者は温かいご飯が食べられるということをクローズアップしてほしいんです。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマ空飛ぶ広報室が大好きでやっと小説も読めて嬉しい⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
空井とリカ。自分の道を見失った2人が出会い、衝突しながらも共に成長していく姿に何度共感し感動したことか。
広報室のメンバーも個性的で素敵な人ばかり。中でも鷺坂さんのキャラは最高‪

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

不慮の事故で長年の夢を諦めなければならなかった元戦闘機パイロット
記者を外されバラエティへ配属された民放の女性。
出会ったのは広報室。

いつもの「あまーーーい」かと思ったら
ガチンコのお仕事小説でした。
自衛隊の広報ってこんなに苦労が多いのかと。

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2024年04月15日

Posted by ブクログ

読後感がとても良い。爽快感や高揚感に満ちている。
この作品を通して、自衛官として働く人々の「普通の人」の側面を知ることができ、一層尊敬の念が深まった。鷲坂室長、比嘉さん、柚木さん…登場人物が皆本当に素敵で、それぞれが様々な背景を抱えながらも奮闘し成長を重ねる様子に引き込まれずにはいられなかった。有川さんの人情描写が本当に巧み。
空井にとってただひたすらに「格好良い」「好き」が詰まった戦闘機、ひいては自衛官のお仕事に対して、世間一般では「戦争のための武器」「人殺しのため」と捉えられるなど冷ややかなものもある。自衛官であるというだけで、穿った捉え方をされるという描写は、とてももどかしく、空井と一緒に憤慨した。空井が、広報、渉外の立場になってはじめて、そのような事実に対面したときのショックは相当なものだと容易に想像できた。それでも、衝撃を受けて終わりではなく、「知らない人に知ってもらう。少しでも理解を得られるようにすることが大事だ。」と広報官としての意義や役割を見出して一皮剥けたように奮闘する空井は、本当に格好良い。他方、マスコミによる取り上げられ方ひとつで世間の印象を異なるものにさせるということについても、深く考えさせられた。SNSが普及した今の時代は、マスコミのみならず、個々人の情報の発信、受信が容易になっているが、いずれにしても「偏らない」冷静な視点が必要だろうと感じた。
書きたいことが山ほどあってまとまらない。今後しばしば思い出しつつ、自分の中で消化していけたらと思う。

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2023年07月17日

購入済み

ドラマも面白いけど、本も良い

きちんと評価されていない職業ナンバー1が自衛官だと思います。
有川さんの作品は自衛官を特別な人とするのではなく、普通の人として描いているのがとてもよいです。

とても誤解されやすい職業ですが、それに腐らずできる課題を見つけて乗り越えて行こうとする精神を私も見習いたいと素直に思えます。

際の現場よりよく描かれている部分もあるでしょうが、そこは小説という点を踏まえて、学べるところは学びたいです。

#切ない #感動する

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2021年04月28日

購入済み

あの日から

テレビでブルーインパルスを見て、この小説を思い出しました。 
自衛隊について詳しくなくてものめり込むほど面白くて一生読み続けたい作品です。

「あの日」からもう少しで10年。
風化させてはいけないと強く感じました

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2020年12月03日

購入済み

読んで後悔なし

有川さんの本が好きです。
この本を読んで、普通に生活していたら見られない自衛隊の世界を見ることができました。飛行機の爆音が響いても、いつもとは違う感想を抱くようになりました。ドラマを見てから本を読みましたが、それぞれ違った良さがあります。ドラマは後半に向かうごとにきゅんきゅんしましたし、本は後半に行くにつれてもっと続きが読みたくなります。
読み終えると空を見上げたくなりました。

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2020年11月01日

購入済み

ドラマを見て読みましたが

ドラマのファンで原作も読んで見ました。
ドラマとは異なる点も多々ありますが、とても良い。
ドラマよりも更に良かったです。
とてもとても好きな作品になりました

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2017年02月04日

Posted by ブクログ

航空自衛隊の広報室の個性的な面々と、そこに密着取材に訪れた大手TV局のディレクターが織り成す、コメディ風熱血ドラマ。
自衛隊という世間に理解されにくい仕事ならではの苦労や理不尽を正面から扱いつつも、逆風をものともせず責務に邁進する隊員たちのカッコいい描写の数々に、作者の自衛隊愛を感じる。そして控えめながら安定の恋愛要素、そのままTVドラマにできそうな短編エピソード形式の物語。そう、この小説そのものが、まさに理想の広報なのだ。

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

話が重くならないのは、作家さんの造詣では
なかろうか。自衛隊への知識は奥が深いと
感じさせられました。

自衛隊の皆様は我々と何ら変わらない
ただの人であると。


違うのは

有事があるか無いか。

それだけ。

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

不慮の事故で戦闘機に乗れなくなったパイロットが広報官になって行く物語。
恋愛要素は薄い。
知らないことが知れて勉強になった。
自衛隊の方々に敬意を払う。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夢絶たれた青年と成果を出そうと奔走する女性。はじめはいがみ合い、そして互いに弱みを見せて協力し合うというストーリーが共感できて良かった。女性がインフラの面で生きにくい場所というのはいくつもあるのだと痛感した。合理的に権利を主張することでより良い社会になるのではないかと思い、自分も伝える力を養っていこうと考えた。

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

自衛隊という組織はそんなにも国民から嫌われているのか?!と不思議で仕方ない気持ちでずっと読んでいました。
有事の時だけ、当たり前のように頼り甘え挙句苦言を呈す。自衛隊員だって同じ人なのに。
後半は、震災に触れているので生々しくて泣けてきました。
正直、空井とリカの恋模様は二の次三の次(笑)

鷺坂室長を筆頭に、比嘉、片山、槇、柚木たちの人材育成能力がずば抜けてなんと優れていること。
こんな上司、先輩、に叱咤激励されながら育てられた空井は幸せ者だと思うし、これからも力強く飛んで欲しい。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

ずいぶん前に買って積読になっていた本、分厚いし、自衛隊の話、、、なんとな〜く後回しにしてしまっていた。
"自衛隊嫌い"というわけではないが、リカと同じように自衛隊に関する知識もなければ興味も湧かず…
自衛隊の広報室⁉︎ 自衛隊に広報が必要なの?という自分の考えが浅はかだったとわかった。
大きな災害時に救助に駆けつける自衛官の方々の姿をテレビなどの報道でみて感謝の気持ちはあってもその方々の平時の姿に思いを寄せたことがあっただろうか。
自衛官の方々も私たちと同じ普通の人でそれぞれの生活がある。 だけど何かが起こると『一番悲しみの溢れる場所』へ赴いて、その悲しみに立ち会わなければならない。 それがどれほどのことなのか想像に難くない。
よく取材されていて、登場人物にモデルがいて、フィクションだけどノンフィクションのように伝わってきた。読んでよかった。

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2024年11月06日

Posted by ブクログ

自衛隊の広報なんて、全く縁のない遠い世界だけど、楽しく読むことができました。
良い上司と巡り合うことは、人を一気に成長させると思います。ちょっとうらやましいけど、受け身ではだめであることにも気づかせてもらいました。

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2024年09月24日

Posted by ブクログ

けっこう分厚いけどかなりサクサク読みやすい。有川浩さんの作品は阪急電車もそうですがドラマの脚本のようで映像が目に浮かびますね
青春小説であり、お仕事小説でもあり、自衛隊という難しい題材をここまで柔らかく爽やかに描けるのはさすがでした

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

有川さんの自衛隊シリーズ。作者にしては珍しく恋愛要素は薄めで、お仕事小説より。
同タイトルでドラマ化されており、恋愛要素が好みの方はそちらの方がおすすめかもです。

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2024年04月07日

購入済み

TV版から来ました

先にTV版を観て、電子書籍が出ているところを探してたどり着きました。だいたい、出演者が思い浮かぶような描写でしたが、稲ぴょんはガッキーよりキツめの美人さんって感じでした。

原作と映像の変更点も色々ありましたが、大きく違和感のない作りだったと思います。

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2020年12月19日

Posted by ブクログ

ドラマはリアルタイムで見た記憶。原作よりもドラマの肉付けの方が好きだったな〜と。とてもドラマを見たくなった笑

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2025年02月02日

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