有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もう甘々なラブストーリー!笑 物語に出てくるごはん、美味しそう〜!!!笑笑 女の子が美味しそうに味わってるシーン読んでると、ついつい嬉しくなっちゃう!!笑笑 本のレシピ、作ってみたい!!!笑笑 「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?噛みません。躾の出来た良い子です。」ある日突然、現れた男の子は、家事万能のスーパー家政夫だった。植物オタクの彼に連れられ、女の子の冒険!!近所のお散歩の道草が、こんなワクワクするなんて!!彼の料理を味わう内に、女の子の味覚が変わっていく身体の変化にも注目。最後の、もう1つのストーリーの、温かくて切なくて涙腺が緩むようなお話しにも感得させられた。
道草大好き -
Posted by ブクログ
「元野良猫のナナと飼い主のサトル」
自信過剰で猪突猛進なナナと生粋の猫バカのサトル
彼らの出会いから別れまでの物語を笑いあり、涙ありで描いているのが本作。彼らは旅の中で何を発見し、そして旅の最後に待っている景色とは…
二人(一人と一猫)の最初で最後の旅の数々。とある事情で飼えなくなるナナを引き取ってくれそうな家々を訪れる旅。その中でサトルの過去に触れ、彼の人となりや二人の関係性を徐々に理解していくほど読み進めるのが辛くて終盤は涙で文字が読めないほどでした。
終始生意気だけど言動が可愛く憎めないナナに癒され、二人の何の気ない会話に笑わされ、互いが互いを思い合ってる関係性に泣かされ、読んでいて感 -
Posted by ブクログ
中高生のころ読んで好きだな〜と思って、大人になって実家に帰ったときに何となく持って帰って読み返してやっぱいいなぁ〜〜〜〜になった。1つのストーリーの主人公が他の物語では登場人物になって、お互いに影響しあって1つの物語として進んでいく、当時は面白い構成で読んでて楽しいな〜と思ってたけど、今読むと人生すぎて好きすぎる1冊。途中で出てきた謎に急いでるおじさんもこのあとなんか主人公になるストーリーがあるんだろうなぁと自然に考えて、でも結局その後出てこなくて、自分の人生に直接関わってくる人以外でも、『街で偶然すれ違う全員に人生があってストーリーがある』当たり前のことに思い至った。他人にも自分にも優しくな
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Posted by ブクログ
人生ベスト本の1冊。猫が主人公のおもしろさとか、児童書とか絵本になるのも頷ける読みやすいお話でもあるんだけど、子どものころ読んだ人も大人になってから読んだら感想変わるんじゃないかな。読みながら何か所もボロボロ泣いた。悔しさとか辛さじゃない綺麗な感情で涙がたくさん出る。何で旅を始めたのかとか、比較的本の好きな大人なので薄々わかりながら読んでるんだけど、それを超えてくる超良い展開がたくさんある。そういえば有川ひろさんの本で読まなきゃよかったなって思ったことないし、何かしら心に残るものがあるな。色んな物を得ながら人生大切に生きたいなと思えた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ✶印象に残った言葉↓
「誰もいなくなっても__毎日。世界中のすべての人がいなくなっても。海も空も太陽も、誰かに見せるために朱に染まるのではない。綺麗な景色に意味などなく、それはただ綺麗というだけのことだ。美しいと誉めそやすのは見ている側の勝手な評価で景色は美しくあろうとして美しいわけではない。」
「元々世界なんかお前が思ってるより適当でいい加減なもんだぞ。」
「何とかなるのかどうかは分からない。だが、少なくとも自分が手を伸ばす自由はある。手は動くのだ、自分が伸ばそうとさえ思えば。たとえ、それが届かなくても。__恋は恋だ。」
「誰かを片側から思う時間は苦しくて楽しい。あの人はこちらを振り向