感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年01月22日
主役は、32歳の大和。児童預かり所を舞台に繰り広げられる話。大和は、子供の頃父親から虐待を受け、守ってあげた母にまで裏切られ、酷い幼少期を過ごした。救いは、母の知り合いの英代。英代の会社で働くが、クリスマスに倒産が決まってしまう。元恋人の柊子、美人で頭がいいが空気読めない朝倉、いつもいいとこでフォロ...続きを読むーしてくれるベンさん、小学生の航平などが登場する。大和と柊子の恋の行方が気になりましたが、航平の家庭の事が主体になってくる。航平の父が働く整骨院に2人の取立て屋がくるが、院の花瓶を割ってしまい、気の小さい取立て屋は、弁償の話を2人でしているところは、笑えました。誘拐を機に、ちょっと変わってしまった取立て屋さんが残念でした。全てがうまくはいかなかったけど、大和と柊子の恋の復活はありそうな感じだったのでよかったです。泣けるようなシーンもありとてもよかったです。
Posted by ブクログ 2023年04月12日
一人一人の生き方は違っていて、不幸だと感じてる人もいればその人の中に素直な辞書を持ち合わている人もいる。
不幸の比べっ子なんかしても仕方ない
自分より不幸な人がいると思いたいだけ
自分とは違う他人がどんな生き方をしてきたのか想像出来る人間になりたい。
Posted by ブクログ 2022年07月29日
有川さんの作品ならではだとは思うけど、
少し捻くれたテーマや、重たいテーマを
消化しやすくして、その中の描写も綺麗で、
そのテーマを壊す事なく恋愛と言った要素や
少し笑える要素をキチッと入れてくるのはホントに凄いなぁ…と思う限りです
Posted by ブクログ 2022年07月16日
やっぱり有川浩作品はいいな。読後感が良い。
倒産とか離婚とかDVとか、悲惨な出来事が組み込まれてるのに、読み終えると愛あふれる感じがするんだよね。ちょっと小学生男子が大人過ぎるけど。
Posted by ブクログ 2022年07月06日
久しぶりにいい涙が心を洗ってくれた。
色々あった。あり過ぎだけど、みんなが良い方向に向かっている感じが伝わってきた。とにかく良かった‼︎
長く書くのは苦手なので後は心の中にしまっておこうかな。
Posted by ブクログ 2023年07月22日
ラブコメ補給したい人、この指とまれ!と言いたいくらい、有川浩のtheラブコメ!節が炸裂してた。
有川さんは不器用でうまく立ち回れないけど、肝心なところですべてをかっさらっていく男子を描くのが本当に上手。
堂上教官も、夏木さんも、この大和も。
友人として関わっているみたいに応援してしまう。
不幸の比...続きを読むべっこをしたってしょうがない。
だけど、現在進行形でつらい方がつらい。
どうして私だけ、とか、なんで私が、とか思う事って絶対あるけどこの言葉が解決してくれるとおもう。
腐りそうになったら思い返したい。
辛い境遇にいる人がいたら寄り添える人でありたいなと思った。
小学生の航平が両親の離婚をなんとか食い止めたく、奮闘する中で、どうしても溢してしまう涙があって。
そんな時に1人の人として対応できる大和が羨ましい。
Posted by ブクログ 2024年01月07日
序盤、モブキャラの解説がちょっとクドいなと思ったりはするが、話が本筋に入り始めてからは没頭できる。スリルで引っ張りつつ、感動要素もたくさんあるので、読み応えあった。
Posted by ブクログ 2024年01月06日
クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーに勤める俊介と柊子は元恋人。そんな二人を頼って近所の学童に通う航平がやってきた。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため奮闘する二人。そんな二人はある事件に巻き込まれてしまい物語はジェットコースターのように加速していきます。ささやかな願いすら叶わないク...続きを読むリスマスなんてあるもんか!幸せになるために必要なのはちょっとの勇気と素直になる心ですよ。
Posted by ブクログ 2023年09月07日
クリスマスに倒産が決まった小さな子供服メーカーの社員、大和。子供の頃の境遇をきっかけにこじれ別れてしまった同僚の柊子に思いを残していた。
会社に併設された学童の小学生航平のたのみで2人は別居する航平の父に会いに行く手助けをすることに。
いろんな温かいエピソードが散らばった素敵なお話でした。
Posted by ブクログ 2023年06月02日
とても読みやすかった。不幸の比べっこは確かに意味がないけど、読んでいてそれぞれの登場人物の気持ちがよくわかって少し悲しい気持ちになった。
他の方のコメントにもあったように、赤木ファミリーの今後がもし読めたら面白そう!
Posted by ブクログ 2023年05月23日
第2唱までは小学生が親の離婚を止めるために奔走する物語だと思っていた。第3唱で思わぬ登場人物により物語が大きく動く。そんな方向に向かうとは思わなかったが、何はともあれそれぞれに無事クリスマスが訪れてホッとした。
個人的にはスピンオフとして赤木ファミリーのその後が見てみたいと思った。
Posted by ブクログ 2023年02月26日
泣きましたね。
終盤の話の一部が冒頭で書かれているのですが、大和以外の登場人物は『男』や『少年』等で名前を伏せて有り、そこからそのシーンまでの話が始まります。
有川さんの文章は読みやすくて、登場人物が魅力的だと思います。
ハルジオンとヒメジョオンの見分け方覚えました。
Posted by ブクログ 2023年02月06日
久しぶりに大好きな有川浩さんの作品を読みました。
「不幸の比べっこなんかしたって仕方ないだろ」
航平、大和、赤木それぞれの家庭の事情があって、その言葉によってタイミングは異なれど、気づくことがあるかどうか。
それぞれの生活の中でそれぞれの辞書を持ち過ごしている。自分の価値観で物事を図りがちだが、...続きを読むそれだけではいけないということを改めて感じた。心に留めておかねば。
Posted by ブクログ 2023年01月15日
久しぶりの有川作品。
やっぱり良かった。
大和も航平も赤木もレイも親にきずつけられてきた。
そのなかで、航平の離婚を止めたいの行動に
関わっていくうちに、少しずつ思いは変わり…。
大和はいい男だった。
そりゃ柊子も惚れるよねえ。
ただ親がつける傷を子供は癒せず大きくなるってこと。
Posted by ブクログ 2023年01月09日
お互いの辞書にない言葉を使うことによるすれ違いというのが印象に残りました。相手に理解してもらうのではなく、自分から歩み寄って伝えることが信頼関係を築く上で大切だと思いました。
素直に伝えること。それはとても難しいことですが、何よりも大事なのかもしれないです。
恋人との関係性の築き方、家族の在り方も...続きを読む考えられる心温まる作品でした。
Posted by ブクログ 2022年12月29日
一番心に刺さったセリフ。
「だけど、俺はもうずっと昔に終わったことだ。現在進行形でつらいほうが、つらいだろ」
人がつらい思いをしているとき、つい、「自分だって昔!」「もっとつらかった!」とか張り合うような気持ちになってしまうことがあるけど、こういう風に思えるようになりたい。
先にドラマを観ていて、...続きを読む読みたいなぁと思っていたが、8年くらい経ってしまった。クリスマスに向けてのお話だから、と読みそこねるとすぐ一年経ってしまい…今年はついに読めてよかった!
Posted by ブクログ 2022年11月14日
悪人を悪人だけにはせず、無理やりハッピーエンドにもしない。けれども、皆に未来をこの先の人生に希望を持たせながら話は終わった。
優しさとピリッとする冷たさと、人には色々な顔がある事を教えてくれる話には登場人物それぞれに愛情を感じる。
皆の幸せを願える素敵な小説でした。
Posted by ブクログ 2022年07月10日
両親との関係性をテーマに描かれた話。大和、航平、赤木、それぞれ属性が異なる3人が不思議な形で出会い、自らが下す選択に向き合っていく過程で想像よりも衝動的な部分もあり面白かった。
Posted by ブクログ 2023年12月28日
会社の倒産話から、こんなところに着地するなんて、という意外性がある話。色んな立場の人の人生が垣間見えた。恋愛話をもう少し掘り下げてほしい物足りなさはあったけど、温かくて希望のあるラストだった。
Posted by ブクログ 2023年10月22日
はじめから驚かされ、そうならざるを得なかった者たちが苦しみながら生きる様子が伝わってくる作品。クリスマスに溶けていく、すれ違いながらも相手を思いやる、ほんのりした蠟燭の明かりのような物語。
Posted by ブクログ 2023年09月15日
有川浩さんの作品は、クスッと笑えたり、シリアスだったり、素敵なラブストーリーだったり、色々な話が読めるので、好きです。会話のテンポの良さは小説とは思えないような小気味いい流れ。ただ、今回の作品はラブストーリーにしては中途半端な感じで、終わり方も少し物足りなさがあった気がします。
Posted by ブクログ 2023年04月10日
クリスマスに倒産予定の子供服メーカーの社員、大和俊介は同僚の柊子には複雑な思いを抱えていた。
かつて父親の家庭内暴力で心が荒んでいた大和だったが、柊子と恋人になった。
しかし、自分の過去にまつわる決定的な一言で彼女を傷つけて二人の関係は終わってしまった。
そのわだかまりをお互いに共有している...続きを読む。
倒産前の会社は学童保育もやっていた。
小学生の航平は、父親の不倫から別居した両親の仲を取り持とうとするも、大人たちは分かってくれない。
どうにか話を聞いてくれそうな柊子を無理やりに、自分の父親のところへ訪ねることに協力させる。
ところが、父親の勤務先の整体医院は地上げ屋の的になっていた。
それぞれが逆境をもち、それでも何とかしようとした結果のクリスマス。
不幸の比べっこをしても意味がない。
誰かがそう諭してくれる人がいてくれたなら、きっとやり直せる人生がある。
小学生時代の、何かにつけて大人が言うことに反発を覚えながらも口に出せず、ただイライラしていた時期を思いだした。
Posted by ブクログ 2023年03月30日
有川浩ファンである私が、最近の著書については「んん?」と思った作品もあったが、これは大当たり。
悲惨な家庭環境で育った主人公、両親の離婚に困惑してる小学生の男の子、働いてる会社の倒産、サラ金にしか居所を見つけられなかったチンピラ・・・、それぞれみんな悲惨なんだけど、お互いの気持ちがわかるだけに、登...続きを読む場人物みんな魅力的。
小学生のくせに大人びた、だけど大人になりきれない子のセリフが良いんだなぁ。
ラストシーンでは、とてもほっこりして、自然と泣けてきます。
良いお話でした。
クリスマスが近づいてきてますが、その季節に合った内容の本です。
今だからおすすめ。
調べたら、これもNHKのドラマになってたんですね。
BSのドラマって見た事ないからまったく知らなかった。
ドラマもいいかもしれないが鈴木福君かぁ。。。
ちょっと違うなぁ。
Posted by ブクログ 2023年02月10日
恵まれない家庭環境で育ったそれぞれの男性たちと身の回りの人の間に起こる奇跡的な連鎖の物語。
不幸のくらべっこをしてもしかたない
お互いの辞書にない言葉をもっている
物語の中で何度も繰り返されるフレーズが、物語の中だけでなく、私の中にも響いてきた。
普通に生活していてもいつのまにか他人が気になり羨...続きを読むんだり、妬んだり…
誰かと比べても、お互い嫌な気持ちになるだけだと気が付かされる言葉だった。
紆余曲折ありながらも最後はみんなハッピーエンドだったのもよかった。
Posted by ブクログ 2023年01月08日
有川さんにしてはちょっと物騒な話だったけど、有川さんだからきっとハッピーエンドだろうなと安心して読んだ。
有川さんの書く恋愛話ってどうして乙女心をきちんとくすぐってくるんだろう…。
辞書が違う、不幸の比べっこをしても仕方ない、間抜けな悪徳業者、ツンデレエリートとフリフリたぬきのベンさん、ハルジオン...続きを読むとヒメジョオン(春は桜色、姫は純白)
「いかにも!」な感じで狙ってきている言葉たち・設定の連続なので、斜に構えているときには鼻白んでしまうのですが、今回は心に余裕があったのでストレートに楽しめました。