【感想・ネタバレ】キャロリングのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月22日

主役は、32歳の大和。児童預かり所を舞台に繰り広げられる話。大和は、子供の頃父親から虐待を受け、守ってあげた母にまで裏切られ、酷い幼少期を過ごした。救いは、母の知り合いの英代。英代の会社で働くが、クリスマスに倒産が決まってしまう。元恋人の柊子、美人で頭がいいが空気読めない朝倉、いつもいいとこでフォロ...続きを読むーしてくれるベンさん、小学生の航平などが登場する。大和と柊子の恋の行方が気になりましたが、航平の家庭の事が主体になってくる。航平の父が働く整骨院に2人の取立て屋がくるが、院の花瓶を割ってしまい、気の小さい取立て屋は、弁償の話を2人でしているところは、笑えました。誘拐を機に、ちょっと変わってしまった取立て屋さんが残念でした。全てがうまくはいかなかったけど、大和と柊子の恋の復活はありそうな感じだったのでよかったです。泣けるようなシーンもありとてもよかったです。

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーに勤める俊介と柊子は元恋人。そんな二人を頼って近所の学童に通う航平がやってきた。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため奮闘する二人。そんな二人はある事件に巻き込まれてしまい物語はジェットコースターのように加速していきます。ささやかな願いすら叶わないク...続きを読むリスマスなんてあるもんか!幸せになるために必要なのはちょっとの勇気と素直になる心ですよ。

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Posted by ブクログ 2022年12月29日

一番心に刺さったセリフ。
「だけど、俺はもうずっと昔に終わったことだ。現在進行形でつらいほうが、つらいだろ」
人がつらい思いをしているとき、つい、「自分だって昔!」「もっとつらかった!」とか張り合うような気持ちになってしまうことがあるけど、こういう風に思えるようになりたい。

先にドラマを観ていて、...続きを読む読みたいなぁと思っていたが、8年くらい経ってしまった。クリスマスに向けてのお話だから、と読みそこねるとすぐ一年経ってしまい…今年はついに読めてよかった!

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の...続きを読む連鎖を描く感動の物語。


うーん、感動するのは最後だけかな。悪人にも善の部分や事情があり、人間味があるのは良かったんだけど、クズはクズだったりもする。私は主人公の親は絶対に許せない。

冬美先生にフラフラする彼らもいまいち納得できなかった。
主人公と柊子みたいな環境の違いを埋めるのも、難しいよなあと思ってしまう。


読後感はいい。

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Posted by ブクログ 2023年02月10日

恵まれない家庭環境で育ったそれぞれの男性たちと身の回りの人の間に起こる奇跡的な連鎖の物語。

不幸のくらべっこをしてもしかたない
お互いの辞書にない言葉をもっている

物語の中で何度も繰り返されるフレーズが、物語の中だけでなく、私の中にも響いてきた。
普通に生活していてもいつのまにか他人が気になり羨...続きを読むんだり、妬んだり…
誰かと比べても、お互い嫌な気持ちになるだけだと気が付かされる言葉だった。

紆余曲折ありながらも最後はみんなハッピーエンドだったのもよかった。

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Posted by ブクログ 2023年01月08日

有川さんにしてはちょっと物騒な話だったけど、有川さんだからきっとハッピーエンドだろうなと安心して読んだ。
有川さんの書く恋愛話ってどうして乙女心をきちんとくすぐってくるんだろう…。

辞書が違う、不幸の比べっこをしても仕方ない、間抜けな悪徳業者、ツンデレエリートとフリフリたぬきのベンさん、ハルジオン...続きを読むとヒメジョオン(春は桜色、姫は純白)

「いかにも!」な感じで狙ってきている言葉たち・設定の連続なので、斜に構えているときには鼻白んでしまうのですが、今回は心に余裕があったのでストレートに楽しめました。

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