有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本の感想を綴るブログをきっかけに知り合った伸とひとみ。
メールのやり取りで、どんどんひとみを好きになっていく伸。
伸のアプローチで、実際会うことになるが、、、。
ひとみちゃんは、いい子なんだけど、ちょっとこじれている。
伸もいい人なんだけど、一直線すぎる。
そんな2人が出会って、恋愛して、成長するお話。
そうね、恋愛って、友情とは違って、楽しいだけじゃない、友達より深いところまで繋がろうとする分、ぶつかり合いもする。
それで、傷つけ合っても、でも好きって、ほんとに恋って、不思議。
有川ひろさんの、人間の弱さをきちんと認めて、否定しないところがいい。
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Posted by ブクログ
読み終えた瞬間、世界が180度ガラリと変わり、全身に鳥肌が立った。
単なる闘病記だと思い読み進めていたけど、まんまと著者の巧みな罠にはまってしまった。
彼女が命を削ってまで小説を書いたのは、単なる作家の業だけではないだろう。自分を忘れてほしくない、夫の心に永遠に住み続けたいという切実な願い。そして、最高の読者である夫への「究極の贈り物」だったのではないか。
私の家族も病を患っているため、「共白髪まで一緒にいたい」という言葉や、「人間が無条件に優しくなれるのは、相手の死が目の前にぶら下がってから」という一節が、残酷なほど心に突き刺さった。当たり前だと思っていた日常や未来が崩れ去っていく痛みは、他人事とは思えず、読んでいて苦しく目頭が熱くなった。
ページを埋め尽くす「あなたが好き」「覆れ」という言葉の羅列は、運命を呪う叫びであり、同時に、愛する人を守りたいという祈りや願いそのものだったのではないだろうか。
そして、sideBのラスト。タイトルの意味が明かされる台詞に、ブルブルっと鳥肌が立つほど驚かされた。。虚構と現実、そのすべてが繋がった瞬間、彼女の強い思いが容赦なく心に飛び込んでくる。
命を扱う重いテーマでありながら、不思議とあたたかい余韻が心に残った。ベタだけど真っ直ぐな愛情が心地よく、とても良い本に巡りあえた。\(^o^)/
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Posted by ブクログ
どこからが物語でどこからが現実なのか、その境界が曖昧で、読みながら何度も揺さぶられた。作り話のはずなのに現実のように感じられ、何度も涙がこぼれたのは、そこに込められた想いがあまりにも真っ直ぐだったからだと思う。
タイトルの「ストーリー・セラー」は“物語を売る人”という意味だが、単なる作家だけでなく、語る人・受け取る人すべてを指しているように感じた。物語は受け取る側が信じた瞬間に“本当”になる。
だからこそ、この作品では現実とフィクションの境界が揺らぐのだと思う。
ラストの言葉も、それが物語だけのものなのか現実にも通じるのかは明かされない。その余白があるからこそ、読後もずっと考えさせられる。タイトルと物語が見事に重なった、構成の巧さが印象的な一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
児童養護施設の話で有川浩にしては珍しく自衛隊メインのはなしではなかった。しかし、そこは有川浩。ちゃっかり就職先として自衛隊をだし、衣食住そして給料までもらえる場所として紹介されていた。なぜここまで自衛隊贔屓なんだろうか。
しかし、それも嫌になるほどではなくて、メインはあくまで児童養護施設。
そして、盛り上がりはラストの退所後の支援施設の話。無くても問題にならないのだがあると非常に助かる施設。
それを施設の子どもたちが新米担当員と一緒に定説を覆していく場面には感動を覚えた。
また、若手指導員と高校生が中心となる話のため、非常に読みやすく500ページほどある小説を2日ほどで読み切ってしまった。
それほど派手に感激することはないが、納得の小説。
そしてこの小説が実話を元にして書かれていたからここは驚きだった!