有川浩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
小説ならではの上手い話のようで現実もこんな感じでちょっとした縁や事件で身の周りの状況って良くも悪くも劇的に変わる。
ギリギリ第二新卒という状況を私も経験したのでよけいに感情移入してしまった。
まぁでも若いしね、と思ってしまう部分はあるが〝まだ間に合う〟っていう心持ちは良いものですね。
誠治の変化は見ていてとても気持ちがよかった。
恋愛要素はいるかなぁ?と一瞬思ったけど最後の2行で確かにねぇと思いました。実際そういうのが好転の手助けになるんでしょうね。
そこはさすが有川さんという感じで、青春味のある入れ方だったので良かったです。
これで終わりかと物足りなさを感じたのは、誠治の物語をもう少し見て -
Posted by ブクログ
観光開発、ツーリズム、市町村開発などを手掛けるデヴェロッパー及びその市町村の役所の窓口にはとても参考になる本書だ。役所は縦割り行政が強く「民間感覚」のない頭の硬い、変化を嫌う上役始め公務員が多い。予算をケチるあまり保守的な考えばかりで何もしない、ジリ貧になりつつあっても、気がついた時には手遅れとなっているのが現状、と言う。それを打破するには上層部の人事から変革が必須で、やってみようと言う挑戦意思が見えていない人材が言うだけでは変化できるわけがないのだ。日本の場合、多くはドン底に叩きつけられて初めて変化すると望む体制(雰囲気)になるが、すべての要因で変化嫌いが原因となる。現代、ネット社会をうまく
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全体を通してSideAの方が面白かった。読んでいて、文体というか表現というか、内容よりも文章に価値があるような本だった。
またSideBでは、女性が夫を看取るのを避けたい気持ちから、落ちたら大変な怪我を追うような階段をわざと手すりを使わずに降りていく様子がとても印象に残った。自分も、大切な人が自分より先に無くなる状況に陥ったときに、後追いをしないで生きていけるのかと考えさせられる内容だった。
さらに知恵袋の解説で、ストーリー・セラーは、「もしかして有川浩の夫も...」と匂わせる形で二重の作中作を描いているという考察を目にした。これが本当に衝撃的だった。ここがいちばん面白いと思う。今のところネッ -
Posted by ブクログ
有川さんの作品は『クジラの彼』以来…
オススメしていただいて久しぶりに有川さんの作品を手に取った
塩の結晶が地球に飛来〜
東京湾、羽田空港沖の埋立地にも巨大な白い塔のような物体が落下する
そして人間が次々と塩化し死んでいく
人々は疑心暗鬼になり、社会は崩壊していく…
そんな崩壊寸前の東京で暮らす、航空自衛官だった秋葉と高校生の真奈とその周囲の人々の愛の物語…
すごい設定なんだけど、コロナ禍を思いだした
あの時の自分の心のなかをえぐられたような気がして色々考えさせられた
そんななかで二人がひかれ合うのは自然だと思う
しかも秋葉だよ!
航空自衛官で強靭で引き出し多くて…
そりゃあどう考えても -
Posted by ブクログ
『海の底』番外編的短編集
「くじらの彼」
『海の底』で活躍した自衛隊員・冬原の恋愛事情。
任務で海に出る彼を待つ彼女の不安。
「待つ身が辛いか、待たれる身が辛いか」
──太宰治には言われたくないけど、待たせる方もきっと辛かろう。
“くじら乗りの彼”という言葉に、『海の底』の記憶が重なる。
冬原なら、誰だってほぼほぼ、待てる。そう思わせる誠実さがある。
「ロールアウト」
冬原の真面目な部下だった記憶の高科自衛官。
航空設計士の女性との恋の始まりを描く。
生活の重要課題・トイレを巡る、自衛官と設計士たちとの攻防戦。
自衛隊界隈で“ロールアウト”とは、開発完成披露のスタートライン。
新型機と恋の