有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
友人にオススメされ、有川浩作品を初めて読みました。
会話やストーリー展開のテンポ感が非常によく、短いこともありサクサクっと読み進められました。
単なる恋愛模様ではなく、二人の抱えてきた人生の大きな分岐、それを経てのそれぞれの人生観や価値観が丁寧に描写されていると感じました。
また、ひとみの抱える問題について、身近にそのような人がいないため、付き合う上でどのような障壁があるのか、それによりお互いがどのような葛藤を抱えることになるのかという視点が非常に興味深かったです。
私は恋愛系の作品はあまり読まないため、ゆるめの漫画やアニメであるような、当人同士は仲良しこよしな展開ばかりを見てきたように思 -
Posted by ブクログ
レインツリーの国という掲示板に本の感想を投稿をしている女の子とひょんなことからそれを見つけた男の子の恋愛ストーリー。
⚠️下記ネタバレ
耳に障害をもつということの苦しさ、社会とのギャップ、また聾唖と中途失聴者との違い等、知らないこと考えさせられること、学び直すことが多かった。また、ヒロインの繊細さも相まって、少しガサツ?な感じの主人公との間に亀裂が入ってしまうことも多々あり、読んでいて、
ここはそうじゃないだろう!!と
まるで友達の恋愛を応援しているようなそんな感覚にもなった。
また、登場するキャラクターはかなり少ないし、メールでのやり取りを文面で読むというのにも関わらず飽きずに読破するこ -
Posted by ブクログ
読み終えて、まず感じたのは「構成の巧さ」だった。
テンポよく展開するエピソードの連なりを、私はずっと現在進行形の物語として読んでいた。けれど最後に、それらがすべて回想だったと明かされた瞬間、物語の手触りが静かに変わる。
機研での日々は、決して「今」では終わらない。
それはすでに過去の時間であり、だからこそ一つの塊として、どこか輝きを帯びて立ち上がってくる。
興味深いのは、この作品が学生時代の葛藤や苦悩をほとんど描かない点だ。
現実には、楽しいだけの時間など存在しない。それでも人は、過去を誰かに語るとき、辛かった記憶を意図的に省いたり、感情を削ぎ落としたりする。
『キケン』が描いているのは、