有川浩のレビュー一覧
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自衛官×自衛官もしくは自衛官×一般人の恋愛。「クジラの彼」始め全6話からなる短編小説。
自衛隊という特殊な環境下のベタ甘なラブコメが堪らん〜。あとがきにもありますが、自衛官の方々も恋愛したり結婚したり普通の人間の一面があるんだと、自衛隊に親近感を持つきっかけになった一作です。
「クジラの彼」と「有能な彼女」は『海の底』のスピンオフ。きつい体験をした彼らのその後が幸せそうで嬉しい。『海の底』は1度読んだきりだからまた読みたくなっちゃったなー。
文庫だと分かりづらいけど、カバーのイラストは各話をモチーフにしたカクテルなんだよね。こういうデザインめっちゃ好き。「クジラの彼」以外イラストが小さい -
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本の感想を綴るブログをきっかけに知り合った伸とひとみ。
メールのやり取りで、どんどんひとみを好きになっていく伸。
伸のアプローチで、実際会うことになるが、、、。
ひとみちゃんは、いい子なんだけど、ちょっとこじれている。
伸もいい人なんだけど、一直線すぎる。
そんな2人が出会って、恋愛して、成長するお話。
そうね、恋愛って、友情とは違って、楽しいだけじゃない、友達より深いところまで繋がろうとする分、ぶつかり合いもする。
それで、傷つけ合っても、でも好きって、ほんとに恋って、不思議。
有川ひろさんの、人間の弱さをきちんと認めて、否定しないところがいい。
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読み終えた瞬間、世界が180度ガラリと変わり、全身に鳥肌が立った。
単なる闘病記だと思い読み進めていたけど、まんまと著者の巧みな罠にはまってしまった。
彼女が命を削ってまで小説を書いたのは、単なる作家の業だけではないだろう。自分を忘れてほしくない、夫の心に永遠に住み続けたいという切実な願い。そして、最高の読者である夫への「究極の贈り物」だったのではないか。
私の家族も病を患っているため、「共白髪まで一緒にいたい」という言葉や、「人間が無条件に優しくなれるのは、相手の死が目の前にぶら下がってから」という一節が、残酷なほど心に突き刺さった。当たり前だと思っていた日常や未来が崩れ去っていく痛み -
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どこからが物語でどこからが現実なのか、その境界が曖昧で、読みながら何度も揺さぶられた。作り話のはずなのに現実のように感じられ、何度も涙がこぼれたのは、そこに込められた想いがあまりにも真っ直ぐだったからだと思う。
タイトルの「ストーリー・セラー」は“物語を売る人”という意味だが、単なる作家だけでなく、語る人・受け取る人すべてを指しているように感じた。物語は受け取る側が信じた瞬間に“本当”になる。
だからこそ、この作品では現実とフィクションの境界が揺らぐのだと思う。
ラストの言葉も、それが物語だけのものなのか現実にも通じるのかは明かされない。その余白があるからこそ、読後もずっと考えさせられる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
児童養護施設の話で有川浩にしては珍しく自衛隊メインのはなしではなかった。しかし、そこは有川浩。ちゃっかり就職先として自衛隊をだし、衣食住そして給料までもらえる場所として紹介されていた。なぜここまで自衛隊贔屓なんだろうか。
しかし、それも嫌になるほどではなくて、メインはあくまで児童養護施設。
そして、盛り上がりはラストの退所後の支援施設の話。無くても問題にならないのだがあると非常に助かる施設。
それを施設の子どもたちが新米担当員と一緒に定説を覆していく場面には感動を覚えた。
また、若手指導員と高校生が中心となる話のため、非常に読みやすく500ページほどある小説を2日ほどで読み切ってしまった。