有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どのお話も最後はハッピーエンドで終わるから安心して読めた。出会うって素敵だな〜と思える作品。
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好きなお話は、仁川駅と甲東園駅。この2つのお話は、ミサという女の子の心の動きが共感できて好き。
誰かに感化されて、一時は一歩踏み出す気になっても、しばらく経ってみたら、やっぱり辞めようかな〜なんて思う人は多いと思う。でもまた誰かの言動が背中を押してくれて、気持ちが固まる。そんな経験はないですか?
彼氏に殴られる、でも親にはそのことがバレたくない。ミサの1人で抱え込んでる感じが伝わってきた。電車に乗り合わせただけの誰かだけど、力強く自分の背中を押してくれた。味方なんかいないと思ってた自分の社会が広がって、もう1人じゃない感覚になったんじゃないかな〜。 -
Posted by ブクログ
障害があるかないかに問わす、誰でも主人公は自分でありたいんだなと思った。ひとみさんと場合は、聴覚に障害があるからいじめられる(?)自分、伸さんの場合は、父親に忘れ去られた自分、みたいな。伸さんも確かに器が大きくて、他から見たら柔軟性があるけれど誰かにわかって欲しくて受け止めて欲しくてという承認欲求が節々に感じる。でも、伸がしてるみたいにそれをわかってくれないって突っぱねるんじゃなくて、むしろ可哀想な俺を全力で受け止めて!くらいの
心意義でいた方がいいのかも。それがウザいかウザくないからは人によると思うけども。
素材を活かしきれてないからと本人にも叔母にも言ってしまうくらいストレートな感じは素直に流石関西人だな、おもしろいなと思うとともにドン引きした。 -
Posted by ブクログ
長めの物語だったけれど、気づけばすっかり夢中になって読んでいた。
世界が大変なことになっている中で描かれる秋庭と真奈の恋がとてもよかった。
世界のためではなく、たった一人の愛する人のために動くこと。
そしてそれが一方通行ではなく、お互いがお互いを大切に思い、相手のために動こうとする。
そんなふうに誰かを愛して、誰かから愛されることって、一生のうちに一度あるかないかなんじゃないかと思う。そんな恋がしたいって切に思う。皆さんはしてるのかな?
ホント二人の想いが本当に素敵だったな。
最後の「その後」まで読めたのもうれしかったけど、妊娠によって二人の幸せがさらに完成したように描かれているところには、少しだけ引っかかった。
子どもがいることだけが幸せの形ではないし、あれほど強くお互いを選んだ二人だからこそ、二人で一緒に生きている。それだけでも十分に幸せな結末だったんじゃないかなと思う。 -
Posted by ブクログ
とにかく読みやすい。軽快なテレビドラマのように、どんどん読み進められる。ちょっと頼りない主人公も若い女子の登場人物も、つい美男美女を思い浮かべながら、軽快に読み進められる。本当に庶民の感覚とかけ離れた「お役所」の考え方にはいちいち呆れるし、「お役所」的慣習をどんどん打ち破る作戦も楽しい。
しかし、どんどんスピードをあげて読んでいた勢いが、あるページで止まってしまった。登場人物のあるひとりのセリフに、涙がしばらく止まらなくなる。ああそうか、このセリフを生かすために、若い人々の描写がいやに淡白だったのか。手持ちのポケットティッシュがなくなってしまった。作者の戦略が心憎い。
それにしても「おもてなし課」というのは本当にあると知ってびっくり。「アピールが弱い」と言われた高知県の観光資源もよく紹介されていて、旅行したくなる(パラグライダーは是非体験してみたいと思った)。この作者の作品はどれも面白いけど、これが一番好きだな、今のところ。