有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
猫は、人間が話す言葉を理解できてるし、それぞれの人間の性分や心を見抜いて理解している生き物なのだとわかった。
猫に限らず動物は人間を、あるいは生き物を、どういう性分や習性があるかよく観察して理解していると思う。生物に備わった生存本能で培われた危機察知能力に由来するのかもしれない。
だから、動物に好かれる人は、やはり心が優しい人や愛情をもっている人なんだと思う。
主人公の悟は、早くに両親を交通事故で亡くし、親戚に引き取られ転校を繰り返し、側から見ればとても可哀想な境遇の人生だが、彼の朗らかかつ純粋で周囲をも明るくする性格が、友達から愛される理由であり、そのことを愛猫のナナはしっかりと理解している。
最後は脳腫瘍で若くして死んでしまう悟のもとに、ナナと悟の育て親のノリコが病室へと駆けつけていく、北海道の田舎の病院のシーンはジーンとくるものがあった。
悟は僕の友人のよーすけに少し似ているところがあると思った。あるいは、よーすけがこの本に影響を受けた部分もあるんだろうなと感じた。高校生の時にこの本を読んだらしいし、ずいぶんこの本がお気に入りらしいから。実際よーすけは、犬や猫に物凄く打ち解けるのが上手だ。まぁ飼っていたからかもしれないが。彼は動物に深い愛情を注げる人間だ。
僕もこの本を読んで、猫を好きになることができた。きっと、猫も人間も、愛をくれる相手が好きなんだと思う。
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Posted by ブクログ
この本を手に取った理由は、とても単純。
ただただ、猫が好きで、タイトルに「猫」と入っていたから。
きっとほっこりする猫のお話なんだろうな。
そんな軽い気持ちで読み始めたのに、読み進めるうちに気がつけば涙が…。
猫と人、それぞれの視点で描かれる物語だからこそ、胸に響くものがたくさんありました。
読み終えた後に思ったのは、人生は「旅」なんだということ。
どんな出来事も、どんな出会いも、その先へ続いていく旅の途中なんだと感じました。
もし自分だったらどんな気持ちになるだろう。
もし自分だったらどう行動するだろう。
そんなことを、読みながら、そして読み終えた後も考え続けた一冊。
だからこそ、猫好きさんもそうじゃない人にも。
そして、多感な中学生、高校生にも読んでほしい作品です。
読むタイミングによって、きっと心に残るものが、変わると思います。
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心に残る度:⭐⭐⭐⭐⭐
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Posted by ブクログ
ネタバレ「アタック・チャ~ンス!」の名フレーズでも有名な故児玉清氏絶賛の本作。巻末に、2009年5月8日放送のNHKラジオ「ラジオビタミン 児玉清の読み出したら止まらない」での本書紹介時の放送内容が転載されています。
しかし児玉 清(1934年1月1日- 2011年5月16日)氏は胃癌により77歳で死去されたので、放送後わずか2年後の訃報となった。合掌。
「三匹の侍」ならぬ「三匹のおっさん」(武闘派二人と知能派一人)は、幼なじみ3人のジジイが町の自警団を密かに結成し、周囲を巻き込みながら日常あるある的な事件を解決するお話。サイドストーリーの孫息子と早苗の青春物語もよい。頑固親父たちの老後の暇つぶしとはいえ、あるべきところに収束する爽やかな読後感が魅力です。
各章ごとの須藤真澄さんの挿絵も素晴らしい。