有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電車に乗っているとき何を考えているだろう。そんなこと覚えてもいないけど、たぶん何かしら考えている。でもそれは、私だけじゃなくて乗客のほとんどがそうなんだろう。その自分の中の物語と相手の物語が交差する物語がこの「阪急電車」だった。
普段から馴染みのある電車にそれぞれ乗り合わせそれぞれの想いが流れていく。そこで、それぞれの出会いをする。それは決して必然でタイミングが合わなければ出逢うことがなかった人たちだったと思う。いや、その瞬間だからこそ出逢うべくして出逢ったのかもしれないけれど。相手の行動、言葉から今の自分と向き合うヒントを貰い、自ら人生を変える選択肢を増やしていく。その相手もまた、どこかで -
Posted by ブクログ
猫は、人間が話す言葉を理解できてるし、それぞれの人間の性分や心を見抜いて理解している生き物なのだとわかった。
猫に限らず動物は人間を、あるいは生き物を、どういう性分や習性があるかよく観察して理解していると思う。生物に備わった生存本能で培われた危機察知能力に由来するのかもしれない。
だから、動物に好かれる人は、やはり心が優しい人や愛情をもっている人なんだと思う。
主人公の悟は、早くに両親を交通事故で亡くし、親戚に引き取られ転校を繰り返し、側から見ればとても可哀想な境遇の人生だが、彼の朗らかかつ純粋で周囲をも明るくする性格が、友達から愛される理由であり、そのことを愛猫のナナはしっかりと理解し -
Posted by ブクログ
この本を手に取った理由は、とても単純。
ただただ、猫が好きで、タイトルに「猫」と入っていたから。
きっとほっこりする猫のお話なんだろうな。
そんな軽い気持ちで読み始めたのに、読み進めるうちに気がつけば涙が…。
猫と人、それぞれの視点で描かれる物語だからこそ、胸に響くものがたくさんありました。
読み終えた後に思ったのは、人生は「旅」なんだということ。
どんな出来事も、どんな出会いも、その先へ続いていく旅の途中なんだと感じました。
もし自分だったらどんな気持ちになるだろう。
もし自分だったらどう行動するだろう。
そんなことを、読みながら、そして読み終えた後も考え続けた一冊。
だからこ