有川浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を手に取った理由は、とても単純。
ただただ、猫が好きで、タイトルに「猫」と入っていたから。
きっとほっこりする猫のお話なんだろうな。
そんな軽い気持ちで読み始めたのに、読み進めるうちに気がつけば涙が…。
猫と人、それぞれの視点で描かれる物語だからこそ、胸に響くものがたくさんありました。
読み終えた後に思ったのは、人生は「旅」なんだということ。
どんな出来事も、どんな出会いも、その先へ続いていく旅の途中なんだと感じました。
もし自分だったらどんな気持ちになるだろう。
もし自分だったらどう行動するだろう。
そんなことを、読みながら、そして読み終えた後も考え続けた一冊。
だからこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「アタック・チャ~ンス!」の名フレーズでも有名な故児玉清氏絶賛の本作。巻末に、2009年5月8日放送のNHKラジオ「ラジオビタミン 児玉清の読み出したら止まらない」での本書紹介時の放送内容が転載されています。
しかし児玉 清(1934年1月1日- 2011年5月16日)氏は胃癌により77歳で死去されたので、放送後わずか2年後の訃報となった。合掌。
「三匹の侍」ならぬ「三匹のおっさん」(武闘派二人と知能派一人)は、幼なじみ3人のジジイが町の自警団を密かに結成し、周囲を巻き込みながら日常あるある的な事件を解決するお話。サイドストーリーの孫息子と早苗の青春物語もよい。頑固親父たちの老後の暇つぶしと -
Posted by ブクログ
【一言感想】
やり切れない、どうにもならない気持ちを整理するのは、感情が入り過ぎない人との会話
【感想】
阪急電車 今津線 「宝塚駅」に始まり「西宮北口」で折り返す片道15分のローカル電車で起きる様々な事情を抱えた男女を描いた短編の連作小説
1話ずつが短いので気軽に読めつつ、各駅ごとに乗車しては降車していく人たちの人間ドラマはなかなか読み応えがあり、読後はなかなか晴々とした気持ちになれる本だった
現状で何か良くない出来事が起きたり、自分の中でトラウマとして残っている出来事があると、自分に自信が無くなりそこからなかなか踏み出せず「今の状況は嫌だけれど、新しい環境に適応出来るのか自信がない」 -
Posted by ブクログ
本書は二つの物語で構成されている。Side Aでは作家である妻が病に侵され、Side Bでは夫が病に侵される。互いに対となる構成だが、読後に残る印象は大きく異なった。
Side Aでは、突然大切な人を失うかもしれないという恐怖が切実に描かれている。残された時間の中で生きようとする妻と、それを見守る夫の姿に深く心を揺さぶられ、思わず落涙した。
一方、Side Bは単なる立場の反転ではないように感じた。夫が癌に侵される現実を前に、作家である妻は物語を書き続ける。物語を書くことによって、夫が死に向かう現実を逆夢へと変えようとする、彼女なりの祈りのように感じられた。
結局、どちらが現実でどちらが -
Posted by ブクログ
ネタバレ知人の紹介で読みました。
有川浩さんの小説は初めてですが、優しい語り口と登場人物が善人寄りに描かれているため、最初は少し退屈に感じる部分もありました。しかし、最後の旅の中盤からは一気に引き込まれました。
サトルの生い立ちや置かれた環境、そして旅の「本当の理由」が明かされてからのストーリー展開は見事でした。
なんとなく、サトルが病気のために新しい飼い主を探しているのかな?とは思っていましたが、実際そうだと分かると、なんだか少し心にぽっかり穴が空いたような、虚しさややるせなさを感じました。
ナナがノリコをすり抜けて逃げ出すところは、もれなく泣きました。ナナとサトルの強い絆をひしひし