池田清彦のレビュー一覧

  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    コロナが切っ掛けで編まれた本だけど、いつ読んでも学べるものがあると思う。本当に変だよ日本社会。

    どうすればいいのかは皆目わからないのだけど、とりあえずは自分にも他人にも誠実に振る舞うことは止めないようにせねば。
  • ほどほどのすすめ
    おカネの話が多めの本かなって思った。
    働くために生きているのではなく、生きることを優先させるべきって感じた1冊でした。
  • 孤独という病
    天才を殺し、社会からはみ出た人を排除する日本の集団主義教育が精神的な孤独を作っている
    「みんなのために、みんなと仲良くする」という気持ちは良いことだと思っていましたが、私もそういう教育を受けてきたから感じることなんだとわかってちょっとドキっとしました。
    みんなのために行動すると言う考え自体は悪くない...続きを読む
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する
    生物学ネタか人生訓か?どっちも楽しめた私は満足

    明石家さんま出演のテレビ番組『ホンマでっか!?TV』でおなじみの生物学者、池田清彦先生の著作です。

    ゲノム解析した結果、人間のDNAに刻まれた本来の自然な寿命は38歳なのだそう。だから人間それを過ぎたらあとは余りものの人生なんだし、他人や社会に押し...続きを読む
  • 人生に「意味」なんかいらない
    生物学の先生なので、例えが全て動物や昆虫になるのは当然なのだけど、その分野に興味がないので途中眠くなった。言いたいことはわかる。私の好みの問題。主張にはとても共感できる。
    「人生は短い。働いている暇はない。」多分、これまでもそうしてきたと思うけど、笑 今後も適当に働いて、のんびり生きていきたい。
  • 自己家畜化する日本人
    現代の日本人はシステムや権力に従順で、逆らわないことや意見を抱かず、社会のシステムに乗って生きることが最も心地良く安定した人生になるとのこと。確かに選挙の投票率は低く、政治的関心は薄い。目先の生活に直結する批判しか出来ず、国家や社会の将来について考える人は少ない。

    むしろ何か意見を持つと、意識高い...続きを読む
  • ChatGPTは神か悪魔か
    ChatGPTがどうこうというよりAIが人間にとって脅威となるのかどうかを各論客が考えを述べる形式となっています。脅威の意味はどちらかというと職業を奪われるかどうかにフォーカスがあたっています。

    面白かったのは第1章の落合陽一さんだけだったかなぁ。

    芸術作品をベクトル化してしまえばある時代とある...続きを読む
  • ChatGPTは神か悪魔か
    AI、chatGPTについて、各々の考え方を述べられた本。
    使い方次第で神にも悪にもなる。個人的にはchatGPTにより、人以上に適正なアウトプットが出せる場面では使用して、効率化を図り、その時間を違うことにまわせばよい。

    chatGPTは過去データをもとにアウトプットだすから、指示次第。人は考え...続きを読む
  • バカの災厄
    書店で見かけて気になったもの。先だって読んだ高橋新書の中で、"バカ"のつくタイトルの多さにチクっと物申されていた影響で、そのすぐ後に本書を読むのも何だかなぁ…とは思いつつも、それはひとまず置いといて。序章で著者自身が書いているように、本書でいうところの”バカ”は、いわゆる話が通じない人、って意味での...続きを読む
  • 親ガチャという病
    親ガチャ・無敵の人・キャンセルカルチャー・ツイフェミ・正義バカ・ルッキズム・反出生主義、といったネットスラングをキーワードとして、その背景にある病的な社会状況について、6名の識者にインタビューした。

    それぞれの言葉の背景について語られていること、なるほどで、こんな日本人で大丈夫なのか。。と暗くなり...続きを読む
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    2020年、COVID-19が席巻した世界では次々と社会の歪みが露呈した。そのコロナ期とポストコロナ期に、次世代の若者たちがどう生きるべきかを内田樹をはじめとした様々な年代の言論人たちが語る。

    内田さんが声をかけて集まった様々な分野の今をときめく著名人たちがコロナとコロナ後の世界をテーマに執筆しま...続きを読む
  • 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    養老孟司氏と池田清彦氏の対談。何度も対談されている仲のようでテンポがいい。どんなテーマにも芯を感じる。
    お二人とも昆虫採集がお好きなようで、ところどころ脱線気味なのがおもしろい。
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する
     なかなかにファンキーなオヤジである。「健康診断なんて受けるな」「40過ぎたら不倫せよ」「地球温暖化なんて放っておけ」「固有名詞が出てこないのは豊かな人生の証」…。一見無茶な言説に見えるが、(「自然選択の影©︎メダワー」に入る)40代からは生物としての「おまけ」なのだから好きに生きるべし、という著者...続きを読む
  • 親ガチャという病
    それぞれ考えさせられる話だった。
    相手を不快にさせないために、映える写真をアップし、親ガチャと言う言葉でオブラートに包んで深刻な自分の状況を軽く見せる。

    コスパ、タイパという言葉が流行り、効率を追い求めて自分達を追い込んでいる世界で、たぶん私たちは立ちどまり、論破ではなく、対話していくしかないんじ...続きを読む
  • 親ガチャという病
    親ガチャ、という言葉は刺激が強い。けれど、どこか、中空だ。親は選べないけど、こうした私がいるのは、先祖から延々とつないできた命の営みの必然だったりする。問題は、この言葉が一見生まれによる不運さ、を切り取っているようで、強烈に親ガチャで決まるような社会は生きるに値するのか? という問いを内包しているの...続きを読む
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する
    今年で35歳になります。40歳に向けて、心がけておいた方がいいことが理解できました。やりたいことをやりなさい。仕事は食えれば十分。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    中高生を想定読者とした、現在30代〜70代の20名からのメッセージ。今回のパンデミックであらわになった日本社会の欠陥について、こんなに不出来な社会を後続世代に遺すことになってしまった責任を感じ、補正しきれなかった悔しさがにじむ。

    世代が変わると考え方や行動も変わる。是非、現状を反面教師として欲しい...続きを読む
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する
    偏った考えも、自由に生きている著者を体現していて微笑ましく読めました

    年齢は関係無いといえども、こういう年配の方が会社や身近に居たらいいなあ
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    斎藤幸平さんの名前があったので読んでみた。
    一番心に残ったのは平川克美さんの文章だろうか。会社勤めするようになって当たり前のように見聞きしてきた経済合理性。原価を絞り、無駄を排除して、より低価格の製品を提供する。お客様の要望に応え、お客様が期待する以上の価値を生み出すこと。製造業をはじめ、経済はその...続きを読む
  • もうすぐいなくなります―絶滅の生物学―(新潮文庫)
    前に読んでいたが再読。
    生物の大量絶滅は6回。
    数千万年に一度は隕石や火山が爆発し、絶滅する。人類がそこまで持つとは思えないが。
    種の寿命、科学的根拠はないが信じたくなるものはある。
    民族も栄えるときと衰退するときがあるというが、少子化の進む日本は民族の衰退期なのか?
    最後は絶滅の定義、厳密にはDN...続きを読む