池田清彦のレビュー一覧

  • 寿命はどこまで延ばせるか?

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    生物の特徴は代謝と遺伝である。生物にとっての最重要課題は動的平衡を保つシステムを細胞分裂を通して伝えていくことである。しかし体細胞が多様化し複雑なシステムを構築した結果、細胞分裂時に少しずつエラーが発生し、蓄積されていく。
    例えば、遺伝子の突然変異による分裂制御機構の崩壊によりアポトーシスせずに無限に分裂増殖していくのが癌細胞であり、脳のニューロンの周りにベータアミロイドというタンパク質が付着してニューロンの機能を奪うのがアルツハイマー病である。
    細胞分裂時のエラーを修復する機能がない体細胞は寿命がきまっている。ヒトの細胞の分裂回数は約50回が限界で、それを越すとアポトーシスを起こして死んでし

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    2010年05月10日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    養老先生のお話はしばしば極論だと言われるけれど、言わんとしていることが実に得心できる。思い通りになる世の中で思い通りにいかない虫捕りが子どもを育てる、とか、虫も殺さぬ子が人を殺すなど、虫好きの3人が、子ども達の正しい育て方と、人として生きるべき方向性について語り合った内容。

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    2009年10月04日
  • 環境問題のウソ

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    地球温暖化・ダイオキシン・外来種・自然保護の”ウソ”(一般的に知られている事実とは、別の見方をした考え)について、筆者が解説した本。二酸化炭素が増える=必ずしも地球温暖化に繋がらない可能性があるなど、今まで自分の持っていた知識を考え直すきっかけになる本でした。(2008.3.16)

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    2009年10月04日
  • 科学とオカルト 際限なき「コントロール願望」のゆくえ

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    科学とオカルト、このタイトルマッチに魅かれて購入。錬金術(オカルト)の実験的な精神が、現代科学の土台にあるってことにはびっくり。キリスト教が絶対だった中世には、それに反する理論は提唱できなかったそうです。ニュートンもオカルト的な考えを持っていたことにもまたまたびっくり。馬鹿と天才は紙一重ならぬ、オカルトと科学は紙一重って感じですね。
    終章に出てくるバーチャル装置、自分が生きてる間に発明されますように…

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    2011年03月15日
  • 環境問題のウソ

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    生物学者の著者が、環境問題について世間で流れている情報は「かなり
    いかがわしい」と指摘する。取り上げるのは、地球温暖化、ダイオキシン、
    外来種、自然保護の4つの問題。マスコミが大騒ぎする環境問題を冷静に
    さぐってみると、ウソやデタラメが隠れている。科学的見地からその構造を
    暴く。

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    2009年10月07日
  • 環境問題のウソ

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    著者の物事の考え方の基本的なスタンスに親近感を覚える。本書で取り上げられている問題の本質は犬連れ登山批判にも通じると思う。

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    2009年10月04日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    まだコロナ騒動が始まって6年弱しか経ってないけど、もう今AIの普及も含めて新たな日常があり、かなり昔のことのように感じられた。

    AIとか物価高とか終身雇用の終わりが進んでいることとかけっこう変化を感じることがある一方で、既得権とか同調圧力とかあんまり当時と変わってないなと思った。

    社会のことについてもそうだけど、自分の人生においてもあっという間に6年弱が過ぎている実感。一日一日を大事に生きないとな、と思った。

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    2026年01月09日
  • 老いと死の流儀

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    以下の学びがありました。

    ・16時間断食するとオートファジーの活性度が上がる
    (週1~2回でも効果あり)P.49

    ・歯周病菌がアミロイドβの産生に関わっているので、歯をよく磨くと認知症予防につながる P.138

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    2025年12月20日
  • オスの本懐(新潮新書)

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    年を重ねてむりに欲望を抑える必要はない。オスにそもそも備わっている特性に沿っていきていくことで健康、幸せに生きられる。とかく中性化や無難な行き方を選択しがちだがこのような視点もあるのだとインプットすることができた

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    2025年11月23日
  • 親ガチャという病

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    信頼している識者の方が何人かいたので、ある程度興味深く読みました。ただ、全体としては急拵えな感が否めないですね……。まとまりのある感じではないです。

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    2025年11月21日
  • 老いと死の流儀

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    基本、気になる著者の手になる”老い”についての本は、読んでいこうか、と。本書は氏ならではの死生観が存分に開陳されていて、それだけに目からウロコみたいな話は無いんだけど、なるほどって感じで読めました。16時間以上のプチ断食は、機会があれば取り入れてみたいかな。

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    2025年11月21日
  • 真面目に生きると損をする

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    話半分で見るべきとは思うけど、なによりも生き方が勉強になる。
    色々書こうと思ったが、今一番楽しく夢中でいる、これが正義。これが強い。死なないじゃなく、今を生きる。

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    2025年11月10日
  • 病院に行かない生き方

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    この先生と同じ考え方
    健康診断は最後に受けたの覚えてなくらい前

    動物はがんにはならないとすると やはり人間の作った加工品が問題なのではないか
    70も過ぎたら好きなもの食べて好きなことすればいい

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    2025年10月17日
  • オスの本懐(新潮新書)

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    対談している年配の男性2人に、こちら側の「負の性欲」が働いてしまうのか、少し不快に感じる場面もあった。
    それでも、発言の多くは芯を食っていて、的を射たものが多いと感じた。

    本書の主張は「人間も生き物なのだから、本能にもっと忠実に生きよう」というもの。
    よく日本の性や恋愛観と対比されるフランスの感性についても、「フランスでは不倫を含む自由な恋愛が社会的に許されがちで、それが本来の人間らしさではないか」と紹介されている。

    一理あると思う一方で、現実には倫理観以前に、歳を重ねた人が性や恋愛にアクセスすること自体が難しいのではと感じた。
    性的な魅力は年齢とともに落ち、それはお金や容姿の良さでは完全

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    2025年08月23日
  • 「頭がいい」に騙されるな

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    ネタバレ

    話が行ったり来たりしていて全体としてまとまってはいないけど、政府や現代のいわゆる「エリート」への批判が面白かった。私もいわゆる「自称進学校」に入った訳だけれども、エリート街道まっしぐら、という安直な考えでただ何も考えずに勉強して(この表現も矛盾している気がするが)、結局社会のためになることはなく日本の凋落の一因になるだけと考えると、腑に落ちない。
    最後の方に書いてある、「人生に意味などない」というのは私も同じ考えであったので、あまり言及は無いものの共感した。深沢七郎や中田考さんの本を読むと、なんとなく生まれてきたんだからなんとなく生きてていい、という考えにたどり着いた。でも最近、そう簡単に割り

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    2025年06月29日
  • ChatGPTは神か悪魔か

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    ネタバレ

    2023年に書かれたこの本は、2025年現在、ちょっと内容が古い。改めてAIってすごいな。
    独裁国家とAIの話は、納得させられた。

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    2025年06月24日
  • オスの本懐(新潮新書)

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    私は63歳で好きなことを謳歌している。現在かなり楽しく生きている。著者の言っていることは一般的な理想であると思う。その理想どおりに生きるにはお金や時間、健康が備わっていないとならず、なかなか人生そう上手くは行かないと感じる。

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    2025年05月18日
  • 人生に「意味」なんかいらない

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    タイトルに惹かれて読みました。

    生物学者さんらしく、人間を含めて生物の生態や進化をたっぷり盛り込んで、人生や生きることの意味をお話してくれていました。

    意味や理由があるからそのような生態になったとは思いますが、現代となっては本来の意味が堅実に果たされているかというと、そうでもないものも多いとこのこと。
    人間の体毛・ムダ毛なんかもそのようです。大事な部位を守るために生えてるはずが、体温調節はおろか、外部からの防御力はかなり弱いと言えます。諸説あるとは思いますが、「生きる意味」を語る上でのひとつの提示として聞けばおもしろいなと思いました。
    本来必要で進化してきたものすら、意味を果たさないものあ

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    2025年02月11日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ下で思う事はそれぞれの人に沢山あったなと思い出させる本。
    エッセンシャルワーカーありがとうとメディアで流しつつ、近づくなと差別する。大事といいながら低収入を改善しようとしない。ありがとうと言っておけばこき使っていいと思ってるよね。これからは少子化でエッセンシャルワーカーがますます減ってくる。その際にどうするのかな。

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    2025年01月11日
  • ChatGPTは神か悪魔か

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    2023年末に出た、ChatGPTのこれからを論じた本。
    1年経ってみると、日常的に使う人とほとんど使わない人に別れてしまったなと言う感じ。ハルシネーションや知識が不足している話については、1年経った今も状況はあまり変わらない。というかこの時点でGPT-4まで出ており、2024年末現在ではo1 Proなので想定できる範囲の進化だなあと感じる。
    内容は、ベーシックインカムと絡めて論じている人が複数人いるのが今となっては懐かしい。初期は仕事が奪われるというところからこう考える人が多かったイメージ。初期の粗削りな議論を見て理解できる今にこそ読むのがおすすめです。

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    2024年12月27日