池田清彦のレビュー一覧

  • 環境問題のウソ

    Posted by ブクログ

    地球温暖化・ダイオキシン・外来種・自然保護の”ウソ”(一般的に知られている事実とは、別の見方をした考え)について、筆者が解説した本。二酸化炭素が増える=必ずしも地球温暖化に繋がらない可能性があるなど、今まで自分の持っていた知識を考え直すきっかけになる本でした。(2008.3.16)

    0
    2009年10月04日
  • 科学とオカルト 際限なき「コントロール願望」のゆくえ

    Posted by ブクログ

    科学とオカルト、このタイトルマッチに魅かれて購入。錬金術(オカルト)の実験的な精神が、現代科学の土台にあるってことにはびっくり。キリスト教が絶対だった中世には、それに反する理論は提唱できなかったそうです。ニュートンもオカルト的な考えを持っていたことにもまたまたびっくり。馬鹿と天才は紙一重ならぬ、オカルトと科学は紙一重って感じですね。
    終章に出てくるバーチャル装置、自分が生きてる間に発明されますように…

    0
    2011年03月15日
  • 環境問題のウソ

    Posted by ブクログ

    生物学者の著者が、環境問題について世間で流れている情報は「かなり
    いかがわしい」と指摘する。取り上げるのは、地球温暖化、ダイオキシン、
    外来種、自然保護の4つの問題。マスコミが大騒ぎする環境問題を冷静に
    さぐってみると、ウソやデタラメが隠れている。科学的見地からその構造を
    暴く。

    0
    2009年10月07日
  • 環境問題のウソ

    Posted by ブクログ

    著者の物事の考え方の基本的なスタンスに親近感を覚える。本書で取り上げられている問題の本質は犬連れ登山批判にも通じると思う。

    0
    2009年10月04日
  • オスの本懐(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    年を重ねてむりに欲望を抑える必要はない。オスにそもそも備わっている特性に沿っていきていくことで健康、幸せに生きられる。とかく中性化や無難な行き方を選択しがちだがこのような視点もあるのだとインプットすることができた

    0
    2025年11月23日
  • 親ガチャという病

    Posted by ブクログ

    信頼している識者の方が何人かいたので、ある程度興味深く読みました。ただ、全体としては急拵えな感が否めないですね……。まとまりのある感じではないです。

    0
    2025年11月21日
  • 老いと死の流儀

    Posted by ブクログ

    基本、気になる著者の手になる”老い”についての本は、読んでいこうか、と。本書は氏ならではの死生観が存分に開陳されていて、それだけに目からウロコみたいな話は無いんだけど、なるほどって感じで読めました。16時間以上のプチ断食は、機会があれば取り入れてみたいかな。

    0
    2025年11月21日
  • 真面目に生きると損をする

    Posted by ブクログ

    話半分で見るべきとは思うけど、なによりも生き方が勉強になる。
    色々書こうと思ったが、今一番楽しく夢中でいる、これが正義。これが強い。死なないじゃなく、今を生きる。

    0
    2025年11月10日
  • 病院に行かない生き方

    Posted by ブクログ

    この先生と同じ考え方
    健康診断は最後に受けたの覚えてなくらい前

    動物はがんにはならないとすると やはり人間の作った加工品が問題なのではないか
    70も過ぎたら好きなもの食べて好きなことすればいい

    0
    2025年10月17日
  • オスの本懐(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    対談している年配の男性2人に、こちら側の「負の性欲」が働いてしまうのか、少し不快に感じる場面もあった。
    それでも、発言の多くは芯を食っていて、的を射たものが多いと感じた。

    本書の主張は「人間も生き物なのだから、本能にもっと忠実に生きよう」というもの。
    よく日本の性や恋愛観と対比されるフランスの感性についても、「フランスでは不倫を含む自由な恋愛が社会的に許されがちで、それが本来の人間らしさではないか」と紹介されている。

    一理あると思う一方で、現実には倫理観以前に、歳を重ねた人が性や恋愛にアクセスすること自体が難しいのではと感じた。
    性的な魅力は年齢とともに落ち、それはお金や容姿の良さでは完全

    0
    2025年08月23日
  • 「頭がいい」に騙されるな

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話が行ったり来たりしていて全体としてまとまってはいないけど、政府や現代のいわゆる「エリート」への批判が面白かった。私もいわゆる「自称進学校」に入った訳だけれども、エリート街道まっしぐら、という安直な考えでただ何も考えずに勉強して(この表現も矛盾している気がするが)、結局社会のためになることはなく日本の凋落の一因になるだけと考えると、腑に落ちない。
    最後の方に書いてある、「人生に意味などない」というのは私も同じ考えであったので、あまり言及は無いものの共感した。深沢七郎や中田考さんの本を読むと、なんとなく生まれてきたんだからなんとなく生きてていい、という考えにたどり着いた。でも最近、そう簡単に割り

    0
    2025年06月29日
  • ChatGPTは神か悪魔か

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2023年に書かれたこの本は、2025年現在、ちょっと内容が古い。改めてAIってすごいな。
    独裁国家とAIの話は、納得させられた。

    0
    2025年06月24日
  • オスの本懐(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    私は63歳で好きなことを謳歌している。現在かなり楽しく生きている。著者の言っていることは一般的な理想であると思う。その理想どおりに生きるにはお金や時間、健康が備わっていないとならず、なかなか人生そう上手くは行かないと感じる。

    0
    2025年05月18日
  • 人生に「意味」なんかいらない

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読みました。

    生物学者さんらしく、人間を含めて生物の生態や進化をたっぷり盛り込んで、人生や生きることの意味をお話してくれていました。

    意味や理由があるからそのような生態になったとは思いますが、現代となっては本来の意味が堅実に果たされているかというと、そうでもないものも多いとこのこと。
    人間の体毛・ムダ毛なんかもそのようです。大事な部位を守るために生えてるはずが、体温調節はおろか、外部からの防御力はかなり弱いと言えます。諸説あるとは思いますが、「生きる意味」を語る上でのひとつの提示として聞けばおもしろいなと思いました。
    本来必要で進化してきたものすら、意味を果たさないものあ

    0
    2025年02月11日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    コロナ下で思う事はそれぞれの人に沢山あったなと思い出させる本。
    エッセンシャルワーカーありがとうとメディアで流しつつ、近づくなと差別する。大事といいながら低収入を改善しようとしない。ありがとうと言っておけばこき使っていいと思ってるよね。これからは少子化でエッセンシャルワーカーがますます減ってくる。その際にどうするのかな。

    0
    2025年01月11日
  • ChatGPTは神か悪魔か

    Posted by ブクログ

    2023年末に出た、ChatGPTのこれからを論じた本。
    1年経ってみると、日常的に使う人とほとんど使わない人に別れてしまったなと言う感じ。ハルシネーションや知識が不足している話については、1年経った今も状況はあまり変わらない。というかこの時点でGPT-4まで出ており、2024年末現在ではo1 Proなので想定できる範囲の進化だなあと感じる。
    内容は、ベーシックインカムと絡めて論じている人が複数人いるのが今となっては懐かしい。初期は仕事が奪われるというところからこう考える人が多かったイメージ。初期の粗削りな議論を見て理解できる今にこそ読むのがおすすめです。

    0
    2024年12月27日
  • 共感バカ

    Posted by ブクログ

    何でもかんでも反射的に感動したりするな。共感の裏側にある排他性に気をつけよ。
    感性の近い人には考えて接せよ。異質と思う人にこそ共感性を発揮せよ。

    そんな本。池田先生の言いたいことが書いてあるが、もう少しご本人の専門分野生物学で書いてほしいところ。

    エッセイのような本。

    1
    2024年11月21日
  • 「頭がいい」に騙されるな

    Posted by ブクログ

    「頭がいい」という言葉自体がデフォルメ化された大括りな表現だ。分解すると、計算が早い、記憶力が良い、課題解決力が高い、創造性がある、論理的思考力が高い、表現力がある、機敏である、理解力・読解力・状況把握力が高いなどなど。これらの能力を駆使して自己欲求充足の競争を有利に運ぶならば、頭が良いやつには騙されてはいけない。

    では、頭が良くて、お人好しはいないのか。感覚的には頭の良し悪しと、人柄の良し悪しはあまり関係がない。頭が良いから利己的、という訳ではない。お金持ちが利己的、権力者が利己的、という方が、相関がある。また、お金持ちと権力者は「頭が良い」と相関がある。ゆえに、頭が良い、という大きな境界

    0
    2024年11月10日
  • 多様性バカ 矛盾と偽善が蔓延する日本への警告

    Posted by ブクログ

    どこかで中高生くらいの子が「多様性の時代だよ?」と友達と笑い話をしていたのを聞いて、なんか自分を正当化するみたいな言葉で使っていたから、多様性という言葉だけが一人歩きしているなぁと思っていた時に出会った一冊。
    もともとは人間がなんでも分類するから自分の価値観と合わないものを区別したり差別したり異質なものを排除したりしてしまうんですよね。
    多様性の尊重は、そんな自分と合わない人と出会ったり接したりしても排除しないで寛容に受け入れ、頭の中で多様な考え方をすることなのかなと思いました。
    理解する権利はあっても、理解される権利はない。

    0
    2024年10月14日
  • オスの本懐(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    《感想》
    人間の「オス」について、精神科医の和田秀樹氏と生物学者の池田清彦氏が対談形式で(良くも悪くも)好き放題話している、というコンセプトの本。両者とも生放送NGの「危ない人」らしい。ポリコレ批判やエロの真剣話は結構好きなので楽しませてもらったが、興味深いと思った箇所もあれば、それはちょっと一面的では…と思った箇所も両方。本書のコンセプト上仕方ないが、読み手としてはもう少し整理されたものを読みたかったかな。対談形式だからこその利点もあるだろうが。

    《メモ》
    ①我慢しないことが脳の若返りの秘訣。好奇心を抱いたことにはチャレンジすべき。
    ②自分の好きなことだけをするよりも、適度に面倒くさいこと

    0
    2024年09月29日