池田清彦のレビュー一覧

  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)
    虫のこと、現代人のこと。「ディテールこそ大事」「真実は単純、事実は複雑」「概念ではなく、感覚と細部が大事」という視点は新鮮。 自分の子供にはもう遅いから、孫ができたら努力してみるか。自分も小さな頃は平気だったけど、だんだん大人になるにつれ苦手になってきたんですよねー。
  • 世につまらない本はない
    『読まれるのか読むのか』

    読書したから脳が発達する。
    というよりも本という対象物に、自分自身がどのようなスタンスで取り組むのかが重要だと感じた。
    私の場合は一ページの前では、自由にのびのびとしたいと考える。
    読書は生き物であり、私は対話する。
    そんなふうに関わっている時、私の脳はどこが反応してい...続きを読む
  • 世間のカラクリ
    この本に書かれる主張が受け容れ易いか否かは置いておくが、少なくとも、考えさせられるテーマやキーワードが豊富である事が特徴的だ。著者は、ホンマでっかTVでよく知られる池田先生。流石に博識。テーマに沿った考察に用いる引き出しの中身は多い。しかし、本著は所謂評論なのであって、いち考え方でしかない。だからこ...続きを読む
  • 正直者ばかりバカを見る
    私は常々「正直者ばかりバカを見る」と感じているので、この本を読んでみました。私が思っていた内容とは違っていましたが、おもしろく感じました。思っていたことをはっきり言う(言ってくれているのを聞く)のって、スッキリしますね!

    「私はもうすぐ死ぬのでどうでもいいのだが、騙されている若い人は気の毒だ。いず...続きを読む
  • 進化論の最前線(インターナショナル新書)
    読みやすい章と難しい章のムラが激しかった。最後の方の猿人から現生人類の流れのところが一番面白かったかな。

    専門用語というより、(私の読解力が低いのかもしれませんが、)文脈の読解が難しいことが多々ありました。
  • 正直者ばかりバカを見る
    いつもの感じでかかれたエッセイのような読み物思いがけないことが原因でなくなること。運命なのでしょう。
  • 世間のカラクリ
    世間の常識に意見する書。癌の話は納得いくところがあるが、二酸化炭素は減らした方がいいと思う。2017.7.22
  • この世はウソでできている
    地球温暖化の言説がデタラメだったことには驚かされた。いかに根拠の不明な情報が世の中にあるかがわかる一冊。
  • 進化論の最前線(インターナショナル新書)
    STAP細胞の話はやはり夢でありあってほしいと思います。ああいう形で公表されるのも科学者としてはつらいんだろうな。
  • 進化論の最前線(インターナショナル新書)
    「ホンマでっか!?TV」でお馴染み、池田清彦さんの『進化論の最前線』

    ダーウィンの自然選択説とメンデル遺伝学が融合した「ネオダーウィニズム」。生物の進化の主な要因は突然変異と自然選択であるともっともらしく言われることが多いそうですが、実際はまだまだ解明できていない謎がかなりたくさんあるとのこと。そ...続きを読む
  • 真面目に生きると損をする
    生きる目的を考えるより、その日暮らしを楽しんだ方がずっといい。

    確かに、自分を含め最近の若者はやたらと生きがいやらなんやらを考えて生きる人が多い。

    でも、著者の主張する「異質な他者を認める」ことも大事なのであれば、そういった若者が溢れてもいいのではないか。

    理解できる必要はないけど、異質な他者...続きを読む
  • 世につまらない本はない
    三者の対談はみんな読書量が半端じゃないことが伺える。
    斜め上すぎて自分も読みたいと感じるものはあまりなかった。。
  • 科学とオカルト
    科学はオカルトから始まった。ニュートンもケプラーも錬金術師。
    オカルトは個人主義、秘密主義で他のだれにもマネができないのが特徴、一方、科学は客観性という公共性をもつことで誰でも再現できるものとして発達していった。
    ただし、科学も万能ではない。一回限りに出来事は再現性が得られないので科学にはなりえない...続きを読む
  • 科学とオカルト 際限なき「コントロール願望」のゆくえ
    トンデモ科学を紹介するんかと思いきや、科学とオカルトの、時代背景を考慮した類似性、その違い、科学が客観性を追及してきたゆえに、オカルトの跋扈を許している状況などを論ず。
  • ほんとうの環境白書 3・11後の地球で起きていること
    善意と利権の話は勉強になりました。この本もしかりですがなにごとも鵜呑みにせず、少し突き詰めることが必要だと感じました。
  • ほんとうの環境白書 3・11後の地球で起きていること
    ルリボシカミキリの項に書かれている「自然現象は複雑で、たった1つの原因で説明できるほど単純ではないのである」。これは自然現象のことではあるけど、何かあるとすぐに騒ぎ立てる人たちに聞かせてあげたい。そう思う反面、この本自体もそういう起爆剤になりかねないなあ、という危惧。
    本書には何かの背景に利権がある...続きを読む
  • マツ☆キヨ
    対談集
    心に残ったのは
    やり取りすることで、自分や相手が変わることが本来のコミュニケーションっていう言葉
    本を読むっていうことも
    本を書いた人とのコミュニケーションだね
  • マツ☆キヨ
    さらりと読めます。
     
    マイノリティの中の優越だったり、

    自分に対する特別感だったり、

    自分の浅ましさについて私も良く考えるのだけど、


    そうやって何度も思い起こすということをしないと、

    人はすぐに、人を見下したり、差別したり、浅ましいことをし始める。


    それもひっくるめて、私だし、人って...続きを読む
  • 不思議な生き物 生命38億年の歴史と謎
    副題は生命38億年の歴史と謎~第1章かたちの不思議(生き物たちの奇妙なかたち)1「トゲトゲ」はややこしい:トゲのない「トゲトゲ」ってどんな虫?;「トゲアリトゲナシトゲトゲ」発見!;トゲトゲかツルツルか;昆虫の和名は勝手気まま;「ホモニム(異物同名)」に関するルール214億年かけた生き物の進化:6億年...続きを読む
  • マツ☆キヨ
     対談本なのでわかりやすく読みやすいのが良し。
     だが、実際本当に対談なのか知らないが、対談である上の欠点論点のすり替えと二枚舌が多く散見して見苦しい。

     言っていることは本当に世論に対し受けのいいことばかりで他を非難するが自分が同じ立場を与えられるとそのままスルーしているのが惜しい。

     世論は...続きを読む