科学とオカルト 際限なき「コントロール願望」のゆくえ

科学とオカルト 際限なき「コントロール願望」のゆくえ

640円 (税込)

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3.7

19世紀、錬金術などの秘術でしかなかった<オカルト>は「再現可能性」と「客観性」という二つの公共性を獲得して<科学>になった。そして今、科学は極端に難解化して普通の人には理解不能となる一方、現代オカルトは「かけがえのない私」探しの魅力的なアイテムとなった。科学で説明できることとできないことは何か?科学で得られない「答え」はオカルトによって得られるのか?人はなぜオカルトに走るのか?目次は、第1章:科学の起源とオカルト、第2章:オカルトから科学へ、第3章:科学の高度化とタコツボ化、第4章:科学が説明できることと説明できないこと、第5章:心の科学とオカルト、第6章:現代社会とオカルト、第7章:カルトとオカルト、第8章:科学とオカルトのゆくえ、際限なき「原理への欲望」と「コントロール願望」という共通項から、<科学>とその影であり、鏡でもある<オカルト>の関わりとゆくえを解き明かす「超」刺激的論考。

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科学とオカルト 際限なき「コントロール願望」のゆくえ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年08月17日

    副題が「際限なき『コントロール願望』のゆくえ」
    19世紀錬金術などの秘術でしかなかったオカルトは
    『際限可能性』と『客観性』という二つの公共性を獲得し
    『科学』になった。そして今、科学は極端に難解化して普通の人には
    理解不可能となる一方、現代オカルトは「かけがいのない私」探しの
    魅力的なアイテムとな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月15日

    科学とオカルト、このタイトルマッチに魅かれて購入。錬金術(オカルト)の実験的な精神が、現代科学の土台にあるってことにはびっくり。キリスト教が絶対だった中世には、それに反する理論は提唱できなかったそうです。ニュートンもオカルト的な考えを持っていたことにもまたまたびっくり。馬鹿と天才は紙一重ならぬ、オカ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月26日

    トンデモ科学を紹介するんかと思いきや、科学とオカルトの、時代背景を考慮した類似性、その違い、科学が客観性を追及してきたゆえに、オカルトの跋扈を許している状況などを論ず。

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