池田清彦のレビュー一覧

  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    高校3年生の私でも分かりやすい文章が多かった。新型コロナによって振り回される私たちの未来を前向きに考えていこうと思った。まずは正しい知識を得ること。そしてタテ、ヨコ、算数(本書より)の多角的視点から問題をみつめる。これから大学に進学する上で役立ちそうな知恵を得ることができた。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    色んな立場における識者の手による、今の時代ならではのアンソロジー。内田樹編ってところで、それなりのバイアスがかかっていることは間違いないけど、氏の慧眼に心酔している身としては、その選択には疑念の余地なし。通読した後も、その気持ちに変わりはなかった。いくら博覧強記でも、単著では、その言論にそれなりの限...続きを読む
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋
    20200827


    何にも忖度されていない率直な意見に素直に共感できた。
    日本人には、マジョリティからマイノリティになる勇気と自信が必要と実感。
  • ナマケモノに意義がある
    書評『ナマケモノに意義がある』池田清彦著、角川oneテーマ21、2013年

    評者:本の虫太郎  書評執筆日:2019年12月23日


    「ナマケモノは毎日210時間も寝ているが、現代人は、7,8時間しか寝ていない。そんなにあくせくしないで、少しはナマケモノを見習った方がいいんじゃないだろうか」。南...続きを読む
  • この世はウソでできている
    著者による世の中でまかり通っている「ウソ」については、他の著作で触れられているものもあり、驚くようなものはなかったように思う。それよりも、一旦市民権を獲得した言説は、それを支えるシステムが出来上がるため、容易に変更ができない、という指摘が我が意を得たりだった。
  • 初歩から学ぶ生物学
    これがどうして、初歩とはいえないほどの最新知見のてんこ盛りである。


    詳しい仕組みについては、池田先生の解説を読むのが一番だ。
    むずかしいことを平明で簡潔に言うことに関しては、右に出るものなしである。これでわからないのならば、図解本か、それとも時間をかけるしかない。わたし自身は、二日で読めるだろう...続きを読む
  • なぜ生物に寿命はあるのか?
    ホンマでっか!?tvに出演されている生物学者の池田清彦さんが書いた本。

    進化やテロメア、AGE(糖化最終生成物)、がんといった生物学的な寿命と老化の考察から始まり、寿命が伸びることによる社会問題の考察にいたるまで幅広く寿命というものについて考え、書いてあります。

    この本を読んで、人には寿命が必要...続きを読む
  • オスは生きてるムダなのか
    2010/10/8 新刊棚で見つけて借りる すぐに 読み始める。 10/29 読み終わる。

    ちょっと目を惹くタイトルだが、中身はまじめな! 生物学の本です。 
    単細胞生物から、複雑な生物まで とにかく不思議で面白いことがいっぱい。
    増殖・複製、永遠の命、染色体、生物の性の巧妙さといい加減さ・・・。...続きを読む
  • 真面目に生きると損をする
    通説、あたりまえと思っていることをひっくり返すことは楽しい。「温暖化」「がん治療」など、科学者としてエビデンスを踏まえながら展開されている説には納得することが多かった。
  • ナマケモノに意義がある
    努力は報われるという信仰は捨てた方が良い
    いい人にわざわざなる必要はない
    「成功」の本当の意味 日本人の不安はどこから来ているのか
  • この世はウソでできている
     情報が溢れている現代において、ある言説が正しいとされると、それに従って様々な制度が作られると同時に、物的資源や人的資源を確保し、法的な整備がなされることも多い。そして、その制度に依存して生活する人が増えていけば、その制度の基礎となった言説の正当性を問うことは、現行のシステムをひっくり返すことになる...続きを読む
  • マツ☆キヨ
    好き嫌いが、はっきり別れる本。だと、思う。

    人は自分のことが自分自身でさえよくわかっていないのに、他人のことなど分かるわけない。更には、分かってもらえないなんて思うのはヘン。

    って、言える、このお二人が好きです。
  • ほんとうの環境白書 3・11後の地球で起きていること
    ペットボトルのリサイクルは経費がかかり過ぎて、無駄使いに終わってる。焼却した方が安くつく。そこには利権が絡んでる。
    その他環境に関する勉強になる話が満載で思いっきり楽しめた。惜しむらくは記事が2008年からのもあるので古さを感じさせる。
  • ナマケモノに意義がある
    気持ちがほーんといっぱいいっぱいなときに、この本はゆったりした気持ちにさせてくれるな、って思った。頑張りすぎだろ現代の日本人。省エネルギーで生きたっていいじゃないか。笑
  • ナマケモノに意義がある
    基本的にナマケモノ的生き方をしてるつもりだけど、それでもやっぱり、無駄に片意地張ってたりとかする自分に気づくときもある。それも大切なこととは思うけど、やっぱり本書みたいな考え方に触れるとホッとする。他人の領域を侵犯しない限りにおいて、ってのがポイントですよね。
  • IT時代の震災と核被害
    次世代を担う人たちの答え。
    震災当時、震災以前の反省と現状認識、そして将来への課題など素晴らし良い内容がつまってる。
  • マツ☆キヨ
    池田先生の対談ということで読んでみましたが、読みやすいのに考えさせられるところが多い本でした。
    先生とマツコさんの生き方や考え方が知れてとても興味深かったです。
  • IT時代の震災と核被害
    ルポから思想まで豪華布陣だが、宮台さんの激憤しながらの筆致が鮮やか。『「ファストフードからスローフードへ」と同じく「原子力から自然エネルギーへ」も日本的に勘違いされるでしょう。〈食の共同体自治〉の問題が、食材選択の問題に短絡したように、〈エネルギーの共同体自治〉の問題が、電源選択の問題に短絡するでし...続きを読む
  • マツ☆キヨ
    マイノリティだと自覚しているからこそ、多勢が団結し何の疑問も持たずに一斉に同じ方向を向いて走り出すという現象に恐怖を訴えているんだな。

    情報化社会の中で「自分で考えること」を止めてしまっている人たちの多いことは気になる話。

    高校生ですらレポートを書く際にネットからパクッたりしているもんね。ヤマシ...続きを読む
  • ほんとうの復興
    まさしく養老先生と池田先生の仰る通り。
    内容も話し方も面白く、あっという間に読める。

    原発と原発立地地域の市町村合併問題の話は、実は簡単なことなのだが言われてみればと言う感じで新たな発見だった。