池田清彦のレビュー一覧

  • 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

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    碩学の大巨匠のお二人が
    あっちやこっちへと
    放談しながら
    きちんと 的を得たところに
    着地するのは 流石です

    最後の方で
    養老さんが
    ー若い時は「自分が」というものが大きかった。でも、  年を取ってくると、だんだん「自分」が小さくなって、相対的に「周り」が大きくなってくる。
    それにこたえて、
    池田さんが
    ー「世のため、人のため」にならない年寄りが多いけどな。年を取っても、いつまでも自分、じぶんというやつが。

    と返しておられる部分がありますが
    いゃあ ほんとに おしゃる通り
    と 思うことが多いので…

    いやはや
    かなり 爽快な読後感であります

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    2022年10月04日
  • SDGsの大嘘

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    「SDGsは大嘘である」という池田氏の指摘(SDGsは、EUやイギリスが経済的な発展を続けるための方便、という主張)については、根拠が示されたものばかりではないので、無批判に受け入れるのは危険が気がしますが、このような指摘は大切だと思います。

    前半は、SDGsによって起こるであろう将来の見通しについて「私(著者)はこう思う」のオンパレードで、「ホンマでっか!?」な部分が多いのですが、後半の「第3章 マスコミの大罪」「第4章 ニッポンの里山の秘密」については、事実(過去の事象)を踏まえた記述が多いと思われ、納得のできる記述や自分の知識と齟齬がない記述が大部分なので、信用できる印象を受けました。

    が、あくまでも「池田氏のような考え方もある」を基本姿勢として、池田氏の主張が正しいのかどうか、自分自身で確かめようとする姿勢や行動が大切だと思います。
    池田氏もおそらく、そのような姿勢や行動を望んでいるはず、と考えています。

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    2022年10月01日
  • 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)

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    すごく頭の良い2人が色々な分野の話をしているので、内容をよくよく考えて理解しながら読んでいたら長くかかってしまいました。養老先生も池田先生もとても面白い考え方をするんだなぁ…と思いました。かなり様々なことに参考になる本でした。

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    2022年09月20日
  • SDGsの大嘘

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    SDGsを国連が打ち出した時、私は「 項目が多すぎないか?項目を見比べると矛盾した目標があるよな」と少し懐疑的に見ていたが、この本は答えを一部与えてくれたと思う。どんな取り組みも、誰かの、もしくはどこかの利権が絡んでいることは、いやというほど思い知らされているが、やはり同じカラクリなのかと残念に感じた。
    とは言うものの正しい目標もあるので、正しいものは可能な限り取り組んでいき、日本独自の解決策をどこかの利権に利用されないよう進めていければいいなと思う。
    SDGs云々でなく、地球に良いことをしていきたい。

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    2022年08月06日
  • SDGsの大嘘

    購入済み

    SDGsは日本人と相性最悪か

    コロナもそうだが、マスコミや利益団体(起業)が一度確立したキャンペーンを崩すのは殊日本では相当難しい。リテラシーの低いテレビのワイドショーを観る層にとっては、美しい未来のビジョンこそが全てであり、その真偽や実現可能性を話したところできっと理解出来ない。つまりこの本もそういう層に読まれることはないと思う。
    内容は概ね賛同出来るが、地球温暖化の部分(植物の発育に最高だから温暖化を進めるべきと書いているが熱中症リスクの視点がない)やスポーツ振興への批判(健康な人口が増えることによる社会保障費の削減効果が触れられていない)など、少々結論ありきな項目も否めないが、是非SDGsをプロモートする陣営に感想を聞きたい良書である。

    #タメになる

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    2022年07月11日
  • 不思議な生き物 生命38億年の歴史と謎

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    専門用語もたくさんでてきてほぼ理解できませんでしたが面白い虫や動物がいるなぁ、とか、理論上は生物は〇〇できる!みたいなのが面白かったです。

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    2022年06月08日
  • もうすぐいなくなります―絶滅の生物学―(新潮文庫)

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    絶滅に関する研究成果や思いを綴ったエッセイ。

    気になる議論をメモしておきます。
    ・生物の大量絶滅は過去6回、いずれも地球規模の天変地異が原因
    ・種にも老化はあるのか?
      先細り種(長鼻属、奇蹄目)と、繁栄種(偶蹄目)の違い
    ・突然変異の起こり易さ起こりにくさ
      著者は、新しい種が生成当初は有意味な変異が起こりやすいと推察
    ・人間が滅ぼした生物~リョコウオバト、バイソン、トキ、オオカミ
    ・減っている虫と増えている虫がいる
    ・絶滅危惧種からみる絶滅要因
      コウモリ:生息範囲・条件の狭いこと
      鳥類、爬虫類:島の固有種
      両生類:湧水の減少
      魚・虫:農薬
      離島の生物:競合外来種の増殖
    ・絶滅の定義~ダーウィンは種の交差を想定していなかった
      交雑種の繁栄は純系の絶滅なのか?純系保護政策への疑問
      ホモサピエンスは、DNAレベルではネアンデルタール人の子孫でもある

    種の老化、種の交差は、絶滅と繁栄の要因として覚えておこうと思う。

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    2022年04月29日
  • 環境問題の嘘 令和版

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    ネタバレ

    有効利用されている食べ物は7割。自給率よりこちらのほうが問題。
    ゴミで東京湾が富栄養化。
    窒素が増えれば収量が増える。ハーバーボッシュ法で窒素肥料をたくさん固定化できるようになった。
    ダイオキシンは家庭用の焼却炉ではさほど量がでないがのちに明らかになったが、高級焼却炉の利権につながっている。
    環境ホルモンはガセネタだとわかり、環境省はリストを取り下げた。利権にはつながらなかった。
    1940~70年のころは地球寒冷化が心配されていた。利権につながらなかった。
    CO2犯人説は利権につながっている。
    エネルギーを増やさないためには人口を減らさなければならない。30年くらいは可能だが、300年は不可能。
    セシウムは、野菜や果物に入って内部被ばくするほうが怖い。
    バッタは、幼生密度が高いと、体が黒く細くなり群生相となる。幼生密度が低いときは孤独相。群生相になると飛蝗が始まる。バッタの大量発生は温暖化のせいではない。
    温暖化で台風が増える、は事実に反する。今は毎年数は減っている。
    唯一、人間の活動が気候に影響を与えているのはヒートアイランド現象。
    CO2温暖化説はシュミレーションによるもの。パラメータを少し変えれば違う予測も可能。
    マイケル・マンの敗訴=ホッケースティックグラフはでっち上げ。『地球温暖化の不都合な真実』最近は温暖化が怪しいと考える学者が増えてきた。
    アメリカの食料自給率は200%くらい。中国に売らないとどうにもならない。
    南海トラフにはメタンハイグレードがあるが地震の可能性があり、コストが高く掘り出せない。
    自然エネルギーは高くつく。安いのは石炭火力と天然ガス。
    ペットボトルは燃やしてしまったほうがいい。生ごみは熱量が低いから重油をかけて燃やさないと燃えない。
    スーパーのレジ袋は、廃油から作られるから、それに変えて高いゴミ袋を使うのは本末転倒。
    ダイオキシンは危険物質、というのは嘘。現在のハイテク焼却炉は止められないからゴミがないと困る。家庭用焼却炉が普及するとゴミがでない。ダイオキシンの話から家庭での焼却ができなくなった。
    集中型のものより分散型のほうが効率がいい。
    『ダイオキシン』より。
    農薬より怖い減農薬=強い農薬を少量使う。
    チリ産サーモンは、抗生物質のスープで泳いでいる。
    養殖で抗生物質を使用するのは、病気を防ぐためにはやむを得ない。車エビも同じ。
    ベーシックインカムの世界では、人口が少ない方がシステムに適合的。
    遺伝病の多くは劣性。比較的若年で死ぬので、子孫が残ることはまれ。ヘテロ結合体が昔流行していた感染症に抵抗性があると、生き残る。マラリア、チフス、結核などでそういう病原体があるので、一部の遺伝病が残っている。
    培養肉バーガーは100グラム3500万円だった。まだ高い。今は100グラム2000円くらい。
    家畜で一番多いのは鶏。動物や昆虫を食べている鳥は美味しい。ライオンや虎の肉はまずそう。草食獣のほうが旨い。
    培養肉が一般的になると、今まで食べていない動物の肉が食べられる。
    野菜は地面で作ったほうが安い。
    太陽の黒点が消えると地球は寒冷化する。
    フグの毒は、餌に含まれているモノ。養殖すれば無毒になる。フグの調理人の仕事がなくなるので、無毒のフグはとっくに認可されなかった。
    葛飾村(江戸川区)の大奥の糞尿を扱う商人は名字帯刀を許された。
    江戸には神田上水、玉川上水など6つの上水道があった。
    食べ物から何から何まで、お金で買わなければならないシステムが資本主義。自給自足を始めると成り立たなくなる。
    村おこしがだめなのは、特産品や観光など、現金収入を増やすことを目的にしているから。現金収入を増やすことは、資本主義の末端になるだけ。
    ダンバー数150人程度で暮らすコミュニティーを作って自給自足の村おこしをするのはどうか。

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    2022年04月21日
  • どうせ死ぬから言わせてもらおう

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    池田先生が言いたいこと言いまくる本。面白かった。今後は地球温暖化とかCO2削減って聞いたら鼻で笑ってやろうと思う。ホモサピエンスにネアンデルタール人の血が混じったから寒さに耐えれるようになったって言うのは勉強になった。

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    2022年02月04日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    中高生向けとして編まれた本
    私は三十代のおっさんだが、内田さんをはじめとした学者、活動家の方々がどういうメッセージを送るのか興味深く読めた。

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    2022年01月11日
  • 「現代優生学」の脅威(インターナショナル新書)

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    後半の、古市さんと落合さんの対談に対する批評が秀逸だった。あと、恥ずかしながらチフスのメアリーについても知らなかった。

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    2021年12月05日
  • 平等バカ

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    人間は、うまく行かない制度をゼロから作ろうとするより、そこになにか加えて改善しようとすることが証明されてるんだね。

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    2021年12月02日
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋

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    #自粛バカ
    #池田清彦
    #宝島社新書
    家畜になるな。考えて生きろと、そういうメッセージを受け取った。マジョリティは実は考えを持っていないことが多くマイノリティのほうが根拠や考えを持つ必要性に迫られる。勉強になった。若い時にもっとこういう本を読んでおきたかった。いや、きっとまだ遅くない!

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    2021年11月25日
  • この世はウソでできている

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    生物学者の著者の社会的批評コラムです。

    内容によって納得できるところと、偏りがあるかな?(同調できない)ってところがありましたが、ネットニュースに載っている情報でしか時事を知らない私にとっては、新たな考え方の発見でもありました。

    まあ、なんでもニュースを鵜呑みにするなよって事です。ニュースに載っている事はウソではないけれども、印象操作されてるかも。。っていうように思うようになりそうです。

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    2021年10月24日
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)

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    好きなことを語るのは楽しい。虫取りが彼らに与えた影響は計り知れない。多分、この趣味も減少の一途であろう。ただコロナ禍を逆手に取ってこうした趣味にどっぷり浸かるのもいいかもしれない。香川照之の[昆虫すごいぜ]も一緒だ。自然が我々を待っている。

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    2021年09月05日
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋

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    悶々としていたことを分かりやすく解説していただいてスッキリした。一つの見方として自分の中に入ってきた。内田樹さんとの相性も良くて嬉しい。

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    2021年08月15日
  • どうせ死ぬから言わせてもらおう

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    明石家さんまさんMCの"ホンマでっか!?TV"に出演の池田清彦さん著の本です。ネトウヨ、マスメディア、気候変動、コロナウィルスやヴィーガン等、TVやネットで度々議論がされる事柄について、論理的ですが池田さん独特の軽い口調で解説されており、とても読み易い本です。(勿論、全てに同意出来る筈も無く懐疑的になる箇所もありますが。)
    もっとテレビに出てきて色々な人と議論して欲しいんだけどな~。

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    2021年08月07日
  • 騙されない老後 権力に迎合しない不良老人のすすめ

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    去年の12月に書いているからちょっと当たっているところもあってすごい。好きなもの食べようっと。検診も受けないで良いや。

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    2021年08月01日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    まえがきに掲載されている「寄稿のお願い」で書かれている通りに、書かれていることは、一人ひとり違った切り口の「ポストコロナ期を生きるきみたちへ」のメッセージ。

    本当に私が中高生だったら、偶然にでも見つけて手に取って欲しい。手に取れるところに存在して欲しい。

    政治学者、疫学者から宗教学者、そしてアーティスト。

    アジカンの後藤さんの文章は、不意打ちでもあり、なんか涙出た。

    突きつけられつつも、著者たちがある意味突き放してくるからこそ、信頼感があって温かい。

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    2021年07月25日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    ポストコロナ期という題名が気になって読んでみた。
    いろんな著者の考えを知れて興味深い。

    権威にただ従うだけではダメなこと
    自分の頭でよく考えること
    周りの空気に流されなくてもいいこと

    が、いろんな立場の著者から述べられている。

    わかっていても難しいんだけどね、というのが
    大人になってしまった自分の言い訳だけど。

    この先が、少しでもいい未来が待っていますように。

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    2021年05月23日