池田清彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
碩学の大巨匠のお二人が
あっちやこっちへと
放談しながら
きちんと 的を得たところに
着地するのは 流石です
最後の方で
養老さんが
ー若い時は「自分が」というものが大きかった。でも、 年を取ってくると、だんだん「自分」が小さくなって、相対的に「周り」が大きくなってくる。
それにこたえて、
池田さんが
ー「世のため、人のため」にならない年寄りが多いけどな。年を取っても、いつまでも自分、じぶんというやつが。
と返しておられる部分がありますが
いゃあ ほんとに おしゃる通り
と 思うことが多いので…
いやはや
かなり 爽快な読後感であります -
Posted by ブクログ
「SDGsは大嘘である」という池田氏の指摘(SDGsは、EUやイギリスが経済的な発展を続けるための方便、という主張)については、根拠が示されたものばかりではないので、無批判に受け入れるのは危険が気がしますが、このような指摘は大切だと思います。
前半は、SDGsによって起こるであろう将来の見通しについて「私(著者)はこう思う」のオンパレードで、「ホンマでっか!?」な部分が多いのですが、後半の「第3章 マスコミの大罪」「第4章 ニッポンの里山の秘密」については、事実(過去の事象)を踏まえた記述が多いと思われ、納得のできる記述や自分の知識と齟齬がない記述が大部分なので、信用できる印象を受けました。
が、あくまでも「池田氏のような考え方もある」を基本姿勢として、池田氏の主張が正しいのかどうか、自分自身で確かめようとする姿勢や行動が大切だと思います。
池田氏もおそらく、そのような姿勢や行動を望んでいるはず、と考えています。 -
購入済み
SDGsは日本人と相性最悪か
コロナもそうだが、マスコミや利益団体(起業)が一度確立したキャンペーンを崩すのは殊日本では相当難しい。リテラシーの低いテレビのワイドショーを観る層にとっては、美しい未来のビジョンこそが全てであり、その真偽や実現可能性を話したところできっと理解出来ない。つまりこの本もそういう層に読まれることはないと思う。
内容は概ね賛同出来るが、地球温暖化の部分(植物の発育に最高だから温暖化を進めるべきと書いているが熱中症リスクの視点がない)やスポーツ振興への批判(健康な人口が増えることによる社会保障費の削減効果が触れられていない)など、少々結論ありきな項目も否めないが、是非SDGsをプロモートする陣営に感想を聞きたい良書である。 -
Posted by ブクログ
絶滅に関する研究成果や思いを綴ったエッセイ。
気になる議論をメモしておきます。
・生物の大量絶滅は過去6回、いずれも地球規模の天変地異が原因
・種にも老化はあるのか?
先細り種(長鼻属、奇蹄目)と、繁栄種(偶蹄目)の違い
・突然変異の起こり易さ起こりにくさ
著者は、新しい種が生成当初は有意味な変異が起こりやすいと推察
・人間が滅ぼした生物~リョコウオバト、バイソン、トキ、オオカミ
・減っている虫と増えている虫がいる
・絶滅危惧種からみる絶滅要因
コウモリ:生息範囲・条件の狭いこと
鳥類、爬虫類:島の固有種
両生類:湧水の減少
魚・虫:農薬
離島の生物:競合外来種の増殖
・絶滅の定義~ダーウィンは種の交差を想定していなかった
交雑種の繁栄は純系の絶滅なのか?純系保護政策への疑問
ホモサピエンスは、DNAレベルではネアンデルタール人の子孫でもある
種の老化、種の交差は、絶滅と繁栄の要因として覚えておこうと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ有効利用されている食べ物は7割。自給率よりこちらのほうが問題。
ゴミで東京湾が富栄養化。
窒素が増えれば収量が増える。ハーバーボッシュ法で窒素肥料をたくさん固定化できるようになった。
ダイオキシンは家庭用の焼却炉ではさほど量がでないがのちに明らかになったが、高級焼却炉の利権につながっている。
環境ホルモンはガセネタだとわかり、環境省はリストを取り下げた。利権にはつながらなかった。
1940~70年のころは地球寒冷化が心配されていた。利権につながらなかった。
CO2犯人説は利権につながっている。
エネルギーを増やさないためには人口を減らさなければならない。30年くらいは可能だが、300年は不可能。
セシウムは、野菜や果物に入って内部被ばくするほうが怖い。
バッタは、幼生密度が高いと、体が黒く細くなり群生相となる。幼生密度が低いときは孤独相。群生相になると飛蝗が始まる。バッタの大量発生は温暖化のせいではない。
温暖化で台風が増える、は事実に反する。今は毎年数は減っている。
唯一、人間の活動が気候に影響を与えているのはヒートアイランド現象。
CO2温暖化説はシュミレーションによるもの。パラメータを少し変えれば違う予測も可能。
マイケル・マンの敗訴=ホッケースティックグラフはでっち上げ。『地球温暖化の不都合な真実』最近は温暖化が怪しいと考える学者が増えてきた。
アメリカの食料自給率は200%くらい。中国に売らないとどうにもならない。
南海トラフにはメタンハイグレードがあるが地震の可能性があり、コストが高く掘り出せない。
自然エネルギーは高くつく。安いのは石炭火力と天然ガス。
ペットボトルは燃やしてしまったほうがいい。生ごみは熱量が低いから重油をかけて燃やさないと燃えない。
スーパーのレジ袋は、廃油から作られるから、それに変えて高いゴミ袋を使うのは本末転倒。
ダイオキシンは危険物質、というのは嘘。現在のハイテク焼却炉は止められないからゴミがないと困る。家庭用焼却炉が普及するとゴミがでない。ダイオキシンの話から家庭での焼却ができなくなった。
集中型のものより分散型のほうが効率がいい。
『ダイオキシン』より。
農薬より怖い減農薬=強い農薬を少量使う。
チリ産サーモンは、抗生物質のスープで泳いでいる。
養殖で抗生物質を使用するのは、病気を防ぐためにはやむを得ない。車エビも同じ。
ベーシックインカムの世界では、人口が少ない方がシステムに適合的。
遺伝病の多くは劣性。比較的若年で死ぬので、子孫が残ることはまれ。ヘテロ結合体が昔流行していた感染症に抵抗性があると、生き残る。マラリア、チフス、結核などでそういう病原体があるので、一部の遺伝病が残っている。
培養肉バーガーは100グラム3500万円だった。まだ高い。今は100グラム2000円くらい。
家畜で一番多いのは鶏。動物や昆虫を食べている鳥は美味しい。ライオンや虎の肉はまずそう。草食獣のほうが旨い。
培養肉が一般的になると、今まで食べていない動物の肉が食べられる。
野菜は地面で作ったほうが安い。
太陽の黒点が消えると地球は寒冷化する。
フグの毒は、餌に含まれているモノ。養殖すれば無毒になる。フグの調理人の仕事がなくなるので、無毒のフグはとっくに認可されなかった。
葛飾村(江戸川区)の大奥の糞尿を扱う商人は名字帯刀を許された。
江戸には神田上水、玉川上水など6つの上水道があった。
食べ物から何から何まで、お金で買わなければならないシステムが資本主義。自給自足を始めると成り立たなくなる。
村おこしがだめなのは、特産品や観光など、現金収入を増やすことを目的にしているから。現金収入を増やすことは、資本主義の末端になるだけ。
ダンバー数150人程度で暮らすコミュニティーを作って自給自足の村おこしをするのはどうか。