池田清彦のレビュー一覧

  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋
    コロナでいろいろあった人間の本性暴き出すと言う本です。政府が自粛要請すると多くの人が自粛したと言うのは、人々が自分で考えることをやめて家畜化したと言う事だそうです。確かに自分の意見を言っている少数派はものすごく叩かれていました。筆者はこれを危険な兆候だといいます。途中今の政権等を批判する文章がちょっ...続きを読む
  • 科学とオカルト
    科学について公共性という観点から、科学とオカルトの関係性を述べた本。錬金術の時代は科学とは師匠から弟子へと秘密に伝えられるものだったのが、客観性と再現性を重要視する科学になり、それが高度に発展しすぎてもはや普通の人にはオカルトのように見える。
    最後のオカルトについての話も面白かった。
  • 初歩から学ぶ生物学
    池田先生の”生物学のウソとホント”が良かったので本書も読んでみた。”生物学のウソとホント”と話題は共通しているがこちらのややや詳しく記載されており良かった。遺伝子や進化、性、死などについての記載がわかりやすくて良い。
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋
    サーファーの場合、海にいるんだから三密はまったく関係がなく、何が問題なのかもよく分からない。要は、皆んなと同じ行動を取らないやつをいじめているだけ。
  • 初歩から学ぶ生物学
    以前から気になっていてちょうど電子書籍セールをやっていたので購入。

    初歩から学ぶ…とのことだが、初歩とは?
    いや、決して分かりにくいということではない。
    むしろ分かりやすい。冒頭に2日で読めると書いてあったが、わたしは2日では読めなかった笑
    それくらい情報量が多く、内容が濃くて、面白い。

    そもそ...続きを読む
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋
    生物学者の池田先生からの提言。いろいろな形で思考停止に陥いる状況が提示される。その中で、自分で考えるには、多様な意見に耳を傾むけて、自ら情報を集めて自分の頭で考えるということ。特に自分と反対の意見や情報を取りにいくということには、とても納得しました。
  • 本当のことを言ってはいけない
    池田節炸裂、ですね。

    それはさておき、いわゆる勉強は、どの教科・科目も勉強すべきだとは思うのですが、とくに生物学は、いろいろと示唆に富んでいて、他分野に応用が利く概念をたくさん含んでいますし、適切な生命科学観は、よい人生観・世界観につながるように思います。

    池田先生の文章は、時折、趣味に走り...続きを読む
  • ナマケモノはなぜ「怠け者」なのか―最新生物学の「ウソ」と「ホント」―(新潮文庫)
    筆者ならではのコミカルな切り口で、生物の不思議や謎について書かれたエッセイ。3ページほどでひとつのコラムを読み終えるので、短い時間でも読み進めることができ内容も興味深い。ただし昆虫学に精通している筆者のため、どうしても昆虫に関して詳細に(偏り)がちになり、読み手の興味により左右されると思ったので星4...続きを読む
  • ほどほどのすすめ
    ①バランスが大事。
    例えば常在菌。肌なんて、ほとんど洗わなくて大丈夫。
    風呂に入ったり、シャワーで流せばほとんど流れる。
    全部取ってしまおうとすると、今度は悪い菌が
    繁殖する。

    ②多様性 いろいろあってよい。
    1つだけにすると、それがダメになった時、全滅する。

    ③独裁主義は個人での独裁化。
    民主...続きを読む
  • 生物学ものしり帖
    タイトルの通り、生物に関するあれやこれやの豆知識。ティラノサウルスとトリケラトプスが系統的に近いことや、成虫のまま冬を越す昆虫もいることやなんかは知らなかった。動きがのろい動物や昆虫は毒を持っていたりする、逆に素早く動くゴキブリは毒を持っていないという話にはなるほどそうかとしっくり来た。
  • 生きているとはどういうことか
    生物は結構いい加減。
    オスとメスは生まれた時の
    温度で決まる生き物もいる。
    著書が言われるように
    程よいいい加減が、いい感じが
    します。
  • ほんとうの環境白書 3・11後の地球で起きていること
    書かれた時からいささか時間が経っていることもあって。インパクトという面ではいまひとつ、しかし、こうした論旨がもっとでてきて欲しいと思う。
  • 生物学ものしり帖
    シンプルに面白かった。内容もさることながら、著者の軽やかなタッチも貢献していると思います。軽ーく生物と文字を通してふれ合いましょう。
  • ほどほどのすすめ
    1947年生まれの生物学者が「ほどほど」の生き方を勧める。今の社会の流れが無理をしながら資本主義、グローバル化を進め、格差が広がリ、社会に矛盾ができている。それは自然の流れに逆らっているからだ。人口減少も、エネルギー減少も流れのままに受け入れるべきで、資本主義から離れるべきだと筆者は説く。資本主義は...続きを読む
  • マツ☆キヨ
    いや~面白かった。
    自殺の話にはとても共感したし、そもそも他人に理解してもらおうという姿勢が甘えなのもということを思った。そういう甘えが強い人たちも相手にしていかなきゃいけないわけだけれど…。
    毎日疑問だらけで色々やってるけど、少しげんきにさせられた。
  • ほんとうの環境白書 3・11後の地球で起きていること
    はっきりと主張がある人の本を読むことで、刺激を得て、いろいろと考えることができる。それが、私の脳トレ。環境について著者の考えが述べられているが、賛同するもの突っ込みをいれるもの反論するものテーマによって様々ある。気がつかなった視点も得ることも。気になるテーマがあれば、それに関する書籍を読む。そんな生...続きを読む
  • 環境問題のウソ
    私に環境問題を冷静に見つめ直すきっかけを作った本。ダイオキシンに関する部分だけでも読むべき!自分で調べることをしっかりしないとマスコミに踊らされてしまう。
  • 正直者ばかりバカを見る
    生物学者による社会評論エッセイ。最近、生物学者や物理学者、医学者、数学者などの理系学者が社会に物申す的な文書を発表することが目立つ。物事に白黒をはっきりつける理系イズムが今の世の中にマッチしているんだろう。ぼやけた意見でみんなの賛同を得るなんてことは、もはや一昔前の流行だ。

    で、著者の池田清彦氏に...続きを読む
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)
    印象深い話が多かった。極端だけれども、虫が愛おしくなった。

    ・絶対音感を失った方が得。
    ・個性教育なんて言うこと自体が矛盾なんですよ。教育できるのは概念の方であって、個性を磨くには外へ出るしかないんだ。
    ・現代人という品種はものすごく鍛えに鍛えた、肝試しのすんだ品種。
  • 進化論の最前線(インターナショナル新書)
    進化論について、テレビで有名な池田清彦が語った一冊。

    進化論についての最新の学説を知ることができ、非常に勉強になった。