池田清彦のレビュー一覧

  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)
    ザ・虫サロン。大の虫好き、通称”虫屋”の御大3名が、虫と社会についてのあれこれを、茶をすすりながらのんびり雑談しているかのような一冊。奥本先生が虫食いについて話をふっているのに、残り2名は華麗にスルー。切ない!
  • 寿命はどこまで延ばせるか?
    人の寿命を様々な角度から検証。本書の前半では生物学的に遺伝子学的に、専門的に書かれている。なので、バックグラウンドのない私としてはほとんど意味がわからなかった。ただ、寿命のことを勉強したい方、研究してみようと思っている方、などこの分野に進んでいきたいと思っている人にはお勧めできるだろう。最後の章であ...続きを読む
  • やぶにらみ科学論
    ・「論」とあるが余り論理的ではない。
    ・温暖化やクローン、理科離れ、自然保護、狂牛病等々、幅広い内容。
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)
    言葉とは概念化すること。
    感覚と概念。
    個体と社会。
    あと宇宙。

    昆虫採集を通して脳と社会についての軽いトーク。たしかに概念化(四捨五入)された社会における個体の存在はしょぼい。どうやら動物化ならぬ人間の昆虫化が進んでいるような気がする。もう少し個体として個体に対して敏感になろうかと思った...続きを読む
  • 環境問題のウソ
    環境問題に関しての3冊目の本だけど、この手のタイトルの内容はほとんど同じで環境問題が政治問題にすりかわっているのがやはり根っこの部分なんだろう。
    とにかくこれで、懐疑主義に関しての書籍は終わりです。
    次からはもっとちゃんとした環境問題に関して自分たちが本当の意味でなにができるのか、を知りたいです。
  • 環境問題のウソ
    温暖化・ダイオキシン・外来種などの問題について、コドモ向けな口調で懐疑的な見解を述べている一冊。この中で著者が専門としているのは外来種問題だけという事もあり、この章が一番面白い。
    本書を通じて展開される著者の主張には賛同したいが、各論レベルでは素人にも指摘できる問題点が散見される。例えば、普通のメシ...続きを読む
  • 環境問題のウソ
    地球温暖化、ダイオキシン、外来種、自然保護・・・マスコミで取り上げられることも多いテーマについて、別の視点から論じている一冊です。

    私は、環境問題に対して強い関心があるわけでもなく、詳しくもありませんが、読んでいて少し違和感を感じました。
    対象読者層に合わせているのかもしれませんが、重要なテー...続きを読む
  • 環境問題のウソ
    ほんとに「知る」ということの大切さを実感。
    無知なくせに「環境、環境」「エコ、エコ」なんていわないことだな。
  • 環境問題のウソ
    データを実際に調べてない人間にとってはどっちもどっちなんじゃないか。
    確かに、官庁にとって都合の良いように踊らされてるって面は大いにあるとおもうけど。
  • 科学とオカルト
    内容はちょいむずめ。
    「科学は昔は単なるオカルトだったが、
    公共性(再現性や客観性)を獲得して科学になった。
    しかし今の科学は専門化(高度化や細分化)されすぎて、
    一般人にとってはオカルトと同じみたいな感じになりつつある。 」って感じの考察。

    大枠に関してはまったくもって同感。何でパソコ...続きを読む
  • 環境問題のウソ
    読破した翌朝から、新聞やテレビの言っていることが信じられなくなってしまった。
    同時に、このようなウソを大々的に報道している報道機関に対し、憤りとともになんだかかわいそうにさえ感じられた。情報過多かつ氾濫している世の中では、人間がどんなに賢くなろうとも、あるひとつの論文が正しいか、信憑性に欠けるのか判...続きを読む
  • 環境問題のウソ
    わたしが若い人たちに言いたいのは、世間で流通している正義の物語を信じるのは、墓にないってからでも遅くないってことだな。正義というのはあなたの頭を破壊する麻薬である。麻薬中毒になる前に、たとえごくわずかでもいい。抵抗せよ。
  • 環境問題のウソ
    前半の地球温暖化やダイオキシン、外来種の問題はそこそこまとまっている。リスク論の考え方を基本にロンボルク本からデータを援用するなどして議論を進めていく。ただ援用の域を超え焼き直しに成り下がっているのは残念(そのくせ妙な解釈で大口を叩きつつ議論は進む)。この手の本を既に読んでる人間には無用の本。ただ新...続きを読む