寿命はどこまで延ばせるか?

寿命はどこまで延ばせるか?

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

3.8

生物は死ぬのが当たり前、と考えるのは間違っている。最も原始的な生物であるバクテリアやアメーバは基本的に死なない。ではなぜ、ヒトに寿命はあるのか? じつは単細胞生物から多細胞生物への進化が、死すべき運命をもたらしたのだ。脳神経系のような複雑なシステムを維持するためには、せいぜい百二十年が最大寿命だという。その生物学的根拠とは何か? 本書は、構造主義生物学者として知られる著者が、寿命や老化の仕組みについて分かりやすく解説する。「代謝と遺伝」「原核生物と真核生物」「減数分裂」「アポトーシス」「がん遺伝子」など、近年の生物学が明らかにした生命の仕組みや最新理論のトピックを紹介。そして、ヒトにとって不老不死が無理だとしたら、遺伝子組み換えやクローン技術によって、寿命をどこまで延ばすことができるかについて考察する。最終章では、超長寿社会の未来を空想しながら、人間にとって寿命とは何かを根源的に考える。

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寿命はどこまで延ばせるか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『ホンマでっか!?TV』で有名な池田清彦氏による、生物学の観点から見た寿命の話。

    最後の全人類の寿命が伸びたときのSFチックな話はさておき、それ以外の寿命の話は勉強になった。

    0
    2015年07月20日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    生物は死ぬのが当たり前、と考えるのは間違っている。
    最も原始的な生物であるバクテリアやアメーバは基本的に死なない。
    ではなぜ、ヒトに寿命はあるのか?
    じつは単細胞生物から多細胞生物への進化が、死すべき運命をもたらしたのだ。
    本書は、生物学者の視点から、寿命や老化の仕組みについて分かりやすく解説。
    不老不死が無理でも、遺伝子組み換えやクローン技術によって、ヒトの寿命を延ばすことは可能なのか?
    長寿社会の未来を空想する。

    [ 目次 ]
    第1章 寿命の起源―生命のはじまりはどこにあるのか(生命の起源についての諸説;代謝システムと遺伝 ほか)
    第2章 生物にとって寿命とは何か―寿命をもつことの損得(ゾウリムシに寿命はあるのか;減数分裂とは何か ほか)
    第3章 ヒトの寿命は何で決まるのか(分裂細胞の寿命は決まっている;長寿を妨げる要因―病気になりやすい遺伝子 ほか)
    第4章 ヒトの寿命は延ばせるか(がんを予防する生物学的発想;老化を遅らせる方法 ほか)
    第5章 長寿社会は善なのか(平均寿命があと二十年延びたら?;不老不死の未来社会を空想する)

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    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年07月13日

    Posted by ブクログ

    アメーバーといった単細胞生物には寿命がない
    結局、人間という複雑なシステムを成立させるには寿命というものを設定しないと成立出来ない
    寿命はどこまで伸ばせるかというよりなぜ寿命が必要かという事を述べています

    個人的には最後の章は余計だったかな

    0
    2010年06月23日

    Posted by ブクログ

    生物の特徴は代謝と遺伝である。生物にとっての最重要課題は動的平衡を保つシステムを細胞分裂を通して伝えていくことである。しかし体細胞が多様化し複雑なシステムを構築した結果、細胞分裂時に少しずつエラーが発生し、蓄積されていく。
    例えば、遺伝子の突然変異による分裂制御機構の崩壊によりアポトーシスせずに無限に分裂増殖していくのが癌細胞であり、脳のニューロンの周りにベータアミロイドというタンパク質が付着してニューロンの機能を奪うのがアルツハイマー病である。
    細胞分裂時のエラーを修復する機能がない体細胞は寿命がきまっている。ヒトの細胞の分裂回数は約50回が限界で、それを越すとアポトーシスを起こして死んでしまう。
    減数分裂によりDNAを修復することができる生殖細胞のみが不死である。真核細胞を持つ生物は、分化した細胞に寿命を遺伝的に組み込む事で、極めて複雑なことができる統制されたシステムを作ることができたのである。

    0
    2010年05月10日

    Posted by ブクログ

    人の寿命を様々な角度から検証。本書の前半では生物学的に遺伝子学的に、専門的に書かれている。なので、バックグラウンドのない私としてはほとんど意味がわからなかった。ただ、寿命のことを勉強したい方、研究してみようと思っている方、などこの分野に進んでいきたいと思っている人にはお勧めできるだろう。最後の章である長寿社会は善なのか、の部分はSFチックでとてもおもしろかった。何かと勉強になりました。

    0
    2010年02月14日

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