池田清彦のレビュー一覧

  • ChatGPTは神か悪魔か
    総じるならば、この本と対話できる人は面白いと思う。
    7名の著者がおり、それぞれの見解を論じているわけだが、その見解に同意、非同意、一部同意がでてくると思う。
    その対話をすること、すなわち自分の頭で考えることが大事なのではないかと思う。

    ただ本のタイトルがChatGPTは、になっているのに幅広に捉え...続きを読む
  • 人生に「意味」なんかいらない
    「自分の生きる意味は」と問いたいと思ってしまう。問わなければ、人から鼻で笑われる。でも、意味は考えなくていい。楽しければいい。笑うやつは笑うがいい。というふうに考えをチェンジさせてくれます。ハイロウズの「即死」の曲、「何が正しいか知らない、何が楽しいか知ってる」、ですね。
  • ChatGPTは神か悪魔か
    チャットGPTは、道具。どう活用して、自分たちを豊かにしていくか。チャットGPTでできそうなことは学べた。あとは、使い方、手の動かし方を学ぶ必要があると思う。
  • 初歩から学ぶ生物学
    2003年に書かれているので20年前のものである。その間、いろいろと変化があったと思うので、より新しい版がでていたらとも思う。写真やグラフは一切なく、文章だけであるが、とても読みやすい、教員養成系大学の学生も、生物学の初歩として知っておいていいと思われることが多くある。たとえば人類の発生のメカニズム...続きを読む
  • 生物学ものしり帖
    生き物についての面白い小話がたくさんのっている本。難しい話も多かったが、
    「牛のうんこは円盤状で、乾かせばフリスビーの代わりにもなるらしい」
    っていう話が一番印象に残った。普通に試してみたい笑
    能動的進化の話は感動的だった。
  • オスは生きてるムダなのか
    池田清彦の本気モードか、いつものエッセイとは異なる学術的内容で知的刺激満載。雌雄の根源を求めれば、行き着く先は哲学か。序盤から考えさせられる。メスにとっては性が何のためにあるかわからない。性にはエネルギーと時間がかかるし、自分の遺伝子を100%残すならば単為生殖の方が適しているからだと。種で考えるか...続きを読む
  • ナマケモノに意義がある
    ナマケモノの生体について書かれていると思ったが、前書きで触れただけでそれ以降は全く出てこない。実際は現代の様々な社会的問題に対して、著者の考えを延々と述べている本だった。その著者の考えにエッジの利いた深さと面白さを覚え、もう一度読みたくなる内容でだった。
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する
    自分の規範を作る

    基本は我慢し、時に我慢を解放してエクスタシーを得ることが大事である

    社会の規範を疑う
    利他主義、努力という2大ペテン語は要注意

    がん検診は受けない

    40歳位の人生はオマケである

    新しい事には興味を持ち若々しくする

    他人との距離感を持つ

    日本のように人口減少は自然作用で...続きを読む
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する
    まだ途中までしか読んでないけど、生物学の専門家が書いているだけに、面白くて説得的で、痛快。40歳になる前に読めて良かったと思う。
  • 科学とオカルト
    高校生のとき、現代文の参考書で読んだことをなぜかずっと覚えていた本。会社の研修で、これからは量子(目に見えないものの時代)という話をきいて思い出して読んでみた〜

    身分制が崩壊することで技術についてマニュアルが求められるようになり、客観性を謳う科学が登場したこと。科学は再現性のある事物しか扱えず、繰...続きを読む
  • 進化論の最前線(インターナショナル新書)
    帯に「進化を分かった気でいる人たちにぜひお勧め」とあるが、まさにそうだった。

    特に、ウォディントン「遺伝的同化」の実験では、遺伝が遺伝子だけでは決まらないことをズバリ示していて、驚いた。生物の形態(表現型)も進化も DNA によって決まっていると信じていたが、それだけではないという話だ。調べたら、...続きを読む
  • 親ガチャという病
    ■生きづらさの果てにあるもの、その究極形態の一つが自殺といえる。
     自殺した本人の遺書や遺族らへの聴き取りをもとに厚生労働省が集計した過去10年間の自殺原因・動機別の統計がある。それを見ると成人の場合、ずっと「健康問題」が第1位であるが、20歳未満ではその割合が年々減少し代わって「学校問題」が第1位...続きを読む
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋
    マジョリティが
    必ずしも正しいとは限らない。
    その事を再認識出来た本。
    みんな言ってるとか、
    みんなやってるとか、
    そんな事は関係ない。
    自分がどう思うかが
    最も重要な事。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
     内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
     本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけている...続きを読む
  • 環境問題の嘘 令和版
    環境問題の噓 令和版。池田 清彦先生の著書。環境問題の噓、地球温暖化の噓、エネルギー問題の噓、ゴミ問題の噓、食料問題の噓、人口問題の噓。メディアが報道する内容の中には、環境問題の噓、地球温暖化の噓、エネルギー問題の噓、ゴミ問題の噓、食料問題の噓、人口問題の噓が少しは混じってしまっているのかもしれない...続きを読む
  • 平等バカ
    「大教室での“話が面白い”と噂の教授の講義」に耳を傾けることに近いような感じでドンドンと読み進めた感じだ。実際、生物学関係の研究者であった著者は長く大学教員を務めていた経過も在るのだという。
    内容は「漠然と抱く問題意識のような何か」に“形”を与えてくれるような感であると思う。非常に愉しく本書に付き合...続きを読む
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋
    自分が日々思っていることをほとんど言ってくれている。

    すべて「自然現象」で納めてしまう。すぐに空気を読んで(読もうと?)してしまう。自分のそうですが。
    変えたいですよね。自分も世の中も・・・

    「家畜化」いや~厳しい言葉ですね
  • 「現代優生学」の脅威(インターナショナル新書)
    優生学ときいてピンとくる人は少ないだろう。わたしもその1人であった。しかし、この本を読みこんなにも優生学がこの世界で、日本で生きづいていることを知った。過去のこと、自分には関係ないと思わないで多くの人に読んでもらいたい。コロナの世界になって、「人間は自分の身に危険が及ぶようになると心の寛容さを失い他...続きを読む
  • 「現代優生学」の脅威(インターナショナル新書)
    「優生学」には必ずしも興味があるわけではなかったが、この著者の著作であるということで読み進めた。
    私自身は、安楽死について、著者と考えを同じくすることは、少なくとも現時点ではないが、考えなければならない論点は提供されたと思っている。
    池田さんは、ツイッターでは、どこかふざけた、あるいは皮肉を込めたツ...続きを読む
  • 生きているとはどういうことか
    生物とは何か、生物の成り立ちから内容までコンパクトにまとめてあり、素人にはわかりやすい。
    特に人の身体、病気、ガンについては、なるほどと感心した。いい本だと思う。