池田清彦のレビュー一覧

  • 人生に「意味」なんかいらない

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    面白かった!

    池田先生の教育方針は
    『自分の人生は自分で考えて勝手に生きろ、他人に自分の考えを押しつけたりコントロールしようとしたりするんじゃないよ』
    なのだそう。

    大変すばらしいですね。

    すべての事に『意味』などいらないし、なくて良い。
    万人に正解と思われているものですらそうでないかもしれない。
    正解不正解も究極的にはわからない。

    考え方がとても参考になりました。

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    2025年04月14日
  • オスの本懐(新潮新書)

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     人として生まれ、人に迷惑にならないよう、好きなように生きれば良いのですが、人目とか、世間体を気にするタイプではないので、読んでいて納得するコトばかりでした(笑)。
    第1章 オスという不治の病
    第2章 セックスはなぜ快楽なのか
    第3章 ポリコレがオスを弱らせる
    第4章 オスが輝かしく老いるために
     オスが輝く健康十訓
     その一、禁欲とガマンをやめる
     その二、ルーティンを捨てる
     その三、なんでもいいので好奇心をもつ
     その四、男たるもの「はぐれ者」であれ
     その五、健康診断は受けない
     その六、病院は自分で「異変」を感じたら行く
     その七、「細く長く」ではなく「太く長く」生きる
     その八、テ

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    2025年02月14日
  • オスの本懐(新潮新書)

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    タイトルにもあるとおり、話の中心は男性だけど根底にはみんなもっと自分に素直に(周りに迷惑をかけない範囲で)自分の好きなことを楽しんで生きる方が人間らしいがあるように感じた
    それらを専門家の視点でおもしろく記載しておりとても読みやすかったです

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    2024年12月24日
  • 病院に行かない生き方

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    ネタバレ

    全体的に共感する記述が多かった。

    ・医者の言う事だけが必ずしも正しいわけではない

    ・楽しいかどうか?で判断
    誰かに勧められた健康法を試してみて、自分にあうか?あわないか?を判断する際には、自分の心の声も無視してはいけない。

    例えば、水泳が身体にいいとしても、泳いでいてもつまらないのなら、それは「心に悪い」ということだと思う。

    楽しいと思えないことをただ健康のためだけに続けるなんてことは、ストレス以外の何ものでもないから、やればやるほどストレスが溜まって、遅かれ早かれ体の具合も悪くなってしまうに違いない。

    ある程度楽しめて、身体に効いているなと実感できるものなら、続けてみてもいいだろう

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    2024年09月20日
  • 専門家の大罪 ウソの情報が蔓延する日本の病巣

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    20240816

    どの話も自分でも危うさを感じていた事ばかり。

    真実を語ろうとしない専門家に存在価値なし。

    否定する専門家を無視して、脱炭素に勤しむ不思議な世の中。

    政治権力に迎合する専門家たち。

    医者は病気を作り出す専門家。

    真っ当な専門家がいなくなるこの国の病。

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    2024年08月16日
  • 驚きの「リアル進化論」

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    誤解されがちな進化論をわかりやすく、どこが誤解されやすいかを解説してくれています。

    構造的進化論というモノを初めて知りました。

    また、著名な生物学者とその人生を紹介されていて面白かったです。

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    2024年07月31日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    (2022/1/8)
    2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。

    日本の知性が集結している。多くの方が参加している。

    読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、

    もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。

    この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。

    私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。

    一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮

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    2024年05月21日
  • ChatGPTは神か悪魔か

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    総じるならば、この本と対話できる人は面白いと思う。
    7名の著者がおり、それぞれの見解を論じているわけだが、その見解に同意、非同意、一部同意がでてくると思う。
    その対話をすること、すなわち自分の頭で考えることが大事なのではないかと思う。

    ただ本のタイトルがChatGPTは、になっているのに幅広に捉えて論じてたりしていてそれはそれで趣深い。
    個人的にはAIと包括的に論じるのはいささか軽薄に感じる。その意味では大局的にも局所的にも論じる落合陽一さんは面白い。ただ、デジタルネイチャー読んでからのほうが良いだろう。

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    2024年03月03日
  • 人生に「意味」なんかいらない

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    「自分の生きる意味は」と問いたいと思ってしまう。問わなければ、人から鼻で笑われる。でも、意味は考えなくていい。楽しければいい。笑うやつは笑うがいい。というふうに考えをチェンジさせてくれます。ハイロウズの「即死」の曲、「何が正しいか知らない、何が楽しいか知ってる」、ですね。

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    2024年02月23日
  • ChatGPTは神か悪魔か

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    チャットGPTは、道具。どう活用して、自分たちを豊かにしていくか。チャットGPTでできそうなことは学べた。あとは、使い方、手の動かし方を学ぶ必要があると思う。

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    2023年11月26日
  • 初歩から学ぶ生物学

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    2003年に書かれているので20年前のものである。その間、いろいろと変化があったと思うので、より新しい版がでていたらとも思う。写真やグラフは一切なく、文章だけであるが、とても読みやすい、教員養成系大学の学生も、生物学の初歩として知っておいていいと思われることが多くある。たとえば人類の発生のメカニズム等である。

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    2023年11月05日
  • 生物学ものしり帖

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    生き物についての面白い小話がたくさんのっている本。難しい話も多かったが、
    「牛のうんこは円盤状で、乾かせばフリスビーの代わりにもなるらしい」
    っていう話が一番印象に残った。普通に試してみたい笑
    能動的進化の話は感動的だった。

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    2023年05月04日
  • オスは生きてるムダなのか

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    池田清彦の本気モードか、いつものエッセイとは異なる学術的内容で知的刺激満載。雌雄の根源を求めれば、行き着く先は哲学か。序盤から考えさせられる。メスにとっては性が何のためにあるかわからない。性にはエネルギーと時間がかかるし、自分の遺伝子を100%残すならば単為生殖の方が適しているからだと。種で考えるか、個体で考えるか。

    このデメリットを上回るメリットは、一般的には大きく2つ。1つは多様性を増大させる事。有名な例では、1845年のアイルランドでジャガイモがカビの感染によるポテトレイトブライトと言う病気に侵された時、ほとんどのじゃがいもがクローンだったために次々と感染が広がった。単為生殖ばかりだと

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    2023年05月01日
  • ナマケモノに意義がある

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    ナマケモノの生体について書かれていると思ったが、前書きで触れただけでそれ以降は全く出てこない。実際は現代の様々な社会的問題に対して、著者の考えを延々と述べている本だった。その著者の考えにエッジの利いた深さと面白さを覚え、もう一度読みたくなる内容でだった。

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    2023年03月17日
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する

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    自分の規範を作る

    基本は我慢し、時に我慢を解放してエクスタシーを得ることが大事である

    社会の規範を疑う
    利他主義、努力という2大ペテン語は要注意

    がん検診は受けない

    40歳位の人生はオマケである

    新しい事には興味を持ち若々しくする

    他人との距離感を持つ

    日本のように人口減少は自然作用である

    短いスパンで小さな目標を作り日々こなして達成感を得る生き方をする
    何かをして行くことが心の安定に繋がる

    極度の健康志向は逆効果である

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    2023年01月22日
  • 40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する

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    まだ途中までしか読んでないけど、生物学の専門家が書いているだけに、面白くて説得的で、痛快。40歳になる前に読めて良かったと思う。

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    2023年01月03日
  • 科学とオカルト

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    高校生のとき、現代文の参考書で読んだことをなぜかずっと覚えていた本。会社の研修で、これからは量子(目に見えないものの時代)という話をきいて思い出して読んでみた〜

    身分制が崩壊することで技術についてマニュアルが求められるようになり、客観性を謳う科学が登場したこと。科学は再現性のある事物しか扱えず、繰り返さないこと(例えば『私』についてなど)は説明できないこと。そこに物足りなさや不安を覚えた人が、ニーズを満たすためにオカルトやカルト宗教を使うようになった〜みたいなストーリーはとても分かりやすかった。

    第4章の前半で、科学は繰り返ししか扱えない、という記述を読みながら、そうか私の人生なんて全くも

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    2022年08月19日
  • 進化論の最前線(インターナショナル新書)

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    帯に「進化を分かった気でいる人たちにぜひお勧め」とあるが、まさにそうだった。

    特に、ウォディントン「遺伝的同化」の実験では、遺伝が遺伝子だけでは決まらないことをズバリ示していて、驚いた。生物の形態(表現型)も進化も DNA によって決まっていると信じていたが、それだけではないという話だ。調べたら、これは20世紀半ばの研究のようなのだが、こんな話があるのをなぜ自分は知らなかったのだろう。

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    2022年05月15日
  • 親ガチャという病

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    ■生きづらさの果てにあるもの、その究極形態の一つが自殺といえる。
     自殺した本人の遺書や遺族らへの聴き取りをもとに厚生労働省が集計した過去10年間の自殺原因・動機別の統計がある。それを見ると成人の場合、ずっと「健康問題」が第1位であるが、20歳未満ではその割合が年々減少し代わって「学校問題」が第1位となっている。また、小中学生を中心に「家庭問題」も増えている。
     近年の日本では経済格差の拡大が大きな社会問題となっているが、それとともに「経済・生活問題」も自殺原因としてよく指摘されるようになった。事実、成人の場合ではそれが全体の2~3割を占めるようになっている。しかし20歳未満ではそれほど多くは

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    2022年04月19日
  • 自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋

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    マジョリティが
    必ずしも正しいとは限らない。
    その事を再認識出来た本。
    みんな言ってるとか、
    みんなやってるとか、
    そんな事は関係ない。
    自分がどう思うかが
    最も重要な事。

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    2022年02月15日