池田清彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人として生まれ、人に迷惑にならないよう、好きなように生きれば良いのですが、人目とか、世間体を気にするタイプではないので、読んでいて納得するコトばかりでした(笑)。
第1章 オスという不治の病
第2章 セックスはなぜ快楽なのか
第3章 ポリコレがオスを弱らせる
第4章 オスが輝かしく老いるために
オスが輝く健康十訓
その一、禁欲とガマンをやめる
その二、ルーティンを捨てる
その三、なんでもいいので好奇心をもつ
その四、男たるもの「はぐれ者」であれ
その五、健康診断は受けない
その六、病院は自分で「異変」を感じたら行く
その七、「細く長く」ではなく「太く長く」生きる
その八、テクノロジーを受け入れる
その九、生きるために「頑張らない」
その十、「能動的適応」でとにかくラクな道を選ぶ
ということです。お二人とも、養老孟司の生き方がお勧めのようでした。
最後に、貝原益軒の教えは無視して、どうぞ「空海」のお勧めの「理趣経」の教えを実践してください(笑)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に共感する記述が多かった。
・医者の言う事だけが必ずしも正しいわけではない
・楽しいかどうか?で判断
誰かに勧められた健康法を試してみて、自分にあうか?あわないか?を判断する際には、自分の心の声も無視してはいけない。
例えば、水泳が身体にいいとしても、泳いでいてもつまらないのなら、それは「心に悪い」ということだと思う。
楽しいと思えないことをただ健康のためだけに続けるなんてことは、ストレス以外の何ものでもないから、やればやるほどストレスが溜まって、遅かれ早かれ体の具合も悪くなってしまうに違いない。
ある程度楽しめて、身体に効いているなと実感できるものなら、続けてみてもいいだろう。
・野生動物に肥満やうつはいない
その理由として腸内フローラが影響しているのではないか?という話
野生動物と現代人の大きな違いは、精製されたものや食品添加物を口にしているかどうか?が原因とのこと
・虫歯菌のエサは砂糖
著者は70歳を超えた今でも歯を1本も失ってない。
歯磨きはかなりテキトーだが、甘い物をめったに食べないおかげで虫歯はできないそうだ。
甘い物を食べても歯をしっかりと磨けば大丈夫だと思っている人が多いようだが、素人レベルの歯磨きでは虫歯菌はいなくならないとのこと。
・健康法のルールや正しさにこだわりすぎる必要はない
例えば食事に関して
「健康のためにこれを食べなくては!」とか
「1日3食規則正しく」などと自分を追い込むより、
「おいしいと感じられるものこそが、今の自分に必要なものだ」と柔軟な発想でいる方が明らかに健康だと思う。
身体の調子は毎日同じ、ではないのだから、必要な食べ物も必要な量も、毎日変わると考える方が真っ当だ。
·国の決定が絶対正しいとは限らない
そもそも ワクチンとは 感染症の予防に陥る薬品のことを
日本で本人化された子宮頸がんワクチンは2013年1月から小学校6年生から中学1年生の女子を対象に 定期接種化 された
ところが その直後から全身 疼痛 や記憶障害、学力低下といった 重篤な副作用を訴える事例が相次いで報告される
そのため 同じ年の6月には選手の積極的勧奨が中止されるという事態になった
この副作用には名称 もつけられたが ワクチンとの因果関係は証明されていない
と記載された上で、ワクチンのメリットが記載されていたが、疑問が残る。
·日本の会社では従業員の健康診断を義務付けているが
健康診断は医療利権のためにあるようなものなので
受けたくない人は拒否すれば良い
受けるとしても血圧と血液検査 くらいなら まだましだ
あとは 最近 病院で検査したからとか適当なこと言って研修を免れても Ok とのこと
欧米では自社の従業員に健康診断を受けさせることを企業に義務付けていない
これは健康診断を受けても受けなくても死亡率に差がないというデータがあるからだと思う
フィンランド症候群という 皮肉 めいた 名前がついている現象がある
それは何かというと かつての フィンランドのヘルシンキで健康診断の効果を調べるために
一定期間 検診を受けた人と
受けなかった人のその後の死亡率を調べたところ
受けた人の方が死亡率が高かったということからつけられた名前である
いずれにしたよ 定期的な健康診断に死亡率を減らす効果はない
著者は20年近く 健康診断を受けてないが元気に生きている
前述したように
日本であたかも 健康診断が素晴らしい 予防効果を持つかのように 宣伝されているのは
はっきり言って 医療 利権 のためである
検診を受けて何でもないと言われて3ヶ月後に具合が悪くなって一緒にかかったらあかんで余命3ヶ月と言われた人を著者は何人も知っているそうだ
ある程度の年齢になると 健康診断で全ての項目が正常という人は少ない
そこで多くの人は一緒に処方されるままに 薬を飲むことになる
薬には必ず 副作用があるので薬を飲むと また別のところの具合が悪くなり
その症状を緩和する薬が必要になりといった具合に処方される薬がどんどん増えていきかねない
薬を 5種類も 6種類も飲んでいて薬を飲むのが仕事になってるような人もいる
こうなると 生きるために薬を飲んでるんだから 薬を飲むために生きてるんだからよくわからなくなる
検査データ や薬の効能や健康食品の能書きや医者の言うことを信用せずに
まずは自分の体の声を聞くことが一番大事だと思う
世の中には健康に良いとか 老化を防ぐといった食品やサプリがたくさん出回っているか
食べてみて まずかったら無理をして食べる必要はない
·まずいものは食べないに越したことはない
まずいということは これは食べない方がいいですよ という体の声なのだ
無理に食べると アナフィラキシーショックとまでは行かなくてもアレルギー症状が出たり 腹の調子が悪くなったりする
著者の妻が頚椎を痛めた時に
医者に処方された 座薬を使ったものすごく痛くなって心臓が止まるかと思ったほど苦しくなったと言っていた
そのことを医者に言ったらなんとその医者はそんなはずはないと返事はしたそうだ
↑
私も 似たような経験がある
皮膚科でアレロックという飲み薬を出されたが
それは効果がないし 眠くなるだけだから 飲みたくない
と言ったけど飲み方が悪い などと 否定されたことがある
著者はこういった経験から
薬もある人には効き目があってもある人には毒となると感じている
あと、興味深いことが書いてあった
山火事が起きてるところで昆虫が交尾してたそうだ
それで山火事の後 虫が生まれたとのこと
本の著者によるとその考察 として
生物は死ぬ危険性になると子孫を残そうとするのではないか?
ということ
たしかに政治的にまともなスウェーデンでさえ少子化なのだから
現代の人間は死ぬ危険性があまりないから 子孫を増やそうとしないのかな と思った -
Posted by ブクログ
(2022/1/8)
2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。
日本の知性が集結している。多くの方が参加している。
読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、
もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。
この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。
私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。
一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮なので辞めておくが、一番心を動かされたのは、雨宮処凛さんのコラム。
ペット連れの要生活保護者をどう支援するか。役所は「犬を処分してから来い」と言い放つ。
確かにその考えは自分の頭の中にもある。生きるか死ぬかの状態で支援を求めるのにペットなんて贅沢!と。
しかしその一方、モノではなく生きているペットを捨てる、殺すなどできるはずもないと、、、
我が家にも猫がいるが、極端に憶病なので、地震で避難所に行くことになったらどうなるのか?いやそもそも避難所が受け付けないか、、
話戻ってそうした人を支援する彼女たち。当然お金が必要。これをどう集めるか。
自分は寄付できるか?
日ごろ人の役に立ちたい、などと言っていても、そこに目が向くか。
反省。
それに関連して、ベーシックインカムに注目するコラムもいくつか。
クソ面白くない仕事をAIに任せる。
イギリスをダメにした高福祉、働かなくても食えることに劣等感、感情を持たせるようにしたサッチャー。これは今の日本にもある。生活保護を受けづらくする。
しかし金はあって暇がある、という状態が様々な文化を生む側面もある。
オリザさんも別の切り口ではあるが、不要不急の芸術の必要性を訴える。
・・・もしAIが何でもやってくれて、富がうまく社会に分配されるようになれば、人々は金のためにあくせくするのではなく、本当に人の役に立つために、自分の好きなことをして働けるのではないかな。
なまじ労働が貨幣価値に代替されるから、怠ける人が出るのでは、、、
いくつかのコラムからそんなことを感じた。
あ、それと、「椎名林檎になるための方法を教えてくれるのはどこの学校か?」と真剣に聞く大学生がいたという話は衝撃的だった。増田聡さん。
正解が学校にある、と思っている日本の教育システムの膿のような話。
。。。しかし、こういう本があるということは、日本の知性が捨てたもんじゃないことの証でもある。希望はある。
こんなコロナ禍ではあるが、前を向いて生きていきましょう! -
Posted by ブクログ
高校生のとき、現代文の参考書で読んだことをなぜかずっと覚えていた本。会社の研修で、これからは量子(目に見えないものの時代)という話をきいて思い出して読んでみた〜
身分制が崩壊することで技術についてマニュアルが求められるようになり、客観性を謳う科学が登場したこと。科学は再現性のある事物しか扱えず、繰り返さないこと(例えば『私』についてなど)は説明できないこと。そこに物足りなさや不安を覚えた人が、ニーズを満たすためにオカルトやカルト宗教を使うようになった〜みたいなストーリーはとても分かりやすかった。
第4章の前半で、科学は繰り返ししか扱えない、という記述を読みながら、そうか私の人生なんて全くもって再現性のないことだよな〜と思っていたら、まさしくそのような議論に進んで嬉しかった。たとえば、花を育てるとして「この花は無事に育つだろうか、花びらは何枚ついてるだろうか...」なんて考えないけど、私が自分の人生について思い悩むのはこれと大して変わらないことなのかもな〜なんて。
自分を自分たらしめているのは、数々の幸福な、愛しい、悲しい、悔しい、辛いなどの個人的な経験たちだけれども、それらは本文に書かれていた「きわめて特別な体験」ということなのかもなあなんて思った
第6章以降の議論は(いい意味で)発散しているように感じたというか、こんな方向にもってくのか!と驚いた。養老さんの解説もおもしろい。お二人の著書をもっと読んでみたくなった。