池田清彦のレビュー一覧
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生物の性を軸に進化や種としての繁栄についてかなり広い範囲のことを
ギュギュッと詰め込んで平易に書いてある本だった。
平易にといっても、飛ばし読みをしても「へ~」と思って読めるということで、ちゃんと理解しようと思うと、ひとつのチャプターごとにさらに深く調べながら読まないといけない位色々なものが詰め込ま...続きを読むPosted by ブクログ -
そうなんだ、なんかヘンだと思ってたんだ。有意義とかやりがいとか体にいいこととか。どうもしっくりこなかったんだ。
多分そんなことのために生きているのではないんだ。
そうかそうか、ぐずぐず生きてていいのか。Posted by ブクログ -
セックス、死について考察。
有性生殖は、なぜこれだけ広まっていて
優位か判然としないらしい。
有性生殖、死それぞれ、何かのついでかもしれない。
たとえばミトコンドリアとの融合によるDNAの損傷の副産物。
(これは、まだ科学で解けない13の謎の内容かな?)
性と死は密接に関わっている?
面白いのは...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
生物は死ぬのが当たり前、と考えるのは間違っている。
最も原始的な生物であるバクテリアやアメーバは基本的に死なない。
ではなぜ、ヒトに寿命はあるのか?
じつは単細胞生物から多細胞生物への進化が、死すべき運命をもたらしたのだ。
本書は、生物学者の視点から、寿命や老化の仕組みについて分かりや...続きを読むPosted by ブクログ -
アメーバーといった単細胞生物には寿命がない
結局、人間という複雑なシステムを成立させるには寿命というものを設定しないと成立出来ない
寿命はどこまで伸ばせるかというよりなぜ寿命が必要かという事を述べています
個人的には最後の章は余計だったかなPosted by ブクログ -
生物の特徴は代謝と遺伝である。生物にとっての最重要課題は動的平衡を保つシステムを細胞分裂を通して伝えていくことである。しかし体細胞が多様化し複雑なシステムを構築した結果、細胞分裂時に少しずつエラーが発生し、蓄積されていく。
例えば、遺伝子の突然変異による分裂制御機構の崩壊によりアポトーシスせずに無限...続きを読むPosted by ブクログ -
養老先生のお話はしばしば極論だと言われるけれど、言わんとしていることが実に得心できる。思い通りになる世の中で思い通りにいかない虫捕りが子どもを育てる、とか、虫も殺さぬ子が人を殺すなど、虫好きの3人が、子ども達の正しい育て方と、人として生きるべき方向性について語り合った内容。Posted by ブクログ
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科学とオカルト、このタイトルマッチに魅かれて購入。錬金術(オカルト)の実験的な精神が、現代科学の土台にあるってことにはびっくり。キリスト教が絶対だった中世には、それに反する理論は提唱できなかったそうです。ニュートンもオカルト的な考えを持っていたことにもまたまたびっくり。馬鹿と天才は紙一重ならぬ、オカ...続きを読むPosted by ブクログ