池田清彦のレビュー一覧

  • オスは生きてるムダなのか
    生物の性を軸に進化や種としての繁栄についてかなり広い範囲のことを
    ギュギュッと詰め込んで平易に書いてある本だった。
    平易にといっても、飛ばし読みをしても「へ~」と思って読めるということで、ちゃんと理解しようと思うと、ひとつのチャプターごとにさらに深く調べながら読まないといけない位色々なものが詰め込ま...続きを読む
  • マツ☆キヨ
    マツコ・デラックスという字面を初めて見たのは確か13〜14年前の雑誌「relax」だったと思う。
    衝撃だった。ドラァグクイーンという職業(?)、「デラックス」を名前に選んだセンスのよさ、性別のわからなさ、すべてがただものではなかった。10センチにも満たないスペースで異彩を放っていたのだ。してやられた...続きを読む
  • マツ☆キヨ
    ホンマでっかTVに出てる二人の対談。回りくどくせずに物事の真ん中をストレートに抜いていって、いろんな物事がストンと腑に落ちる感じがします。震災のあとでの対談ということでどうしてもそのあたりの話が中心になってはいます。誤解を恐れずにいってしまえば、頭のいい人同士の会話なんでしょうね。読んでいて打てば響...続きを読む
  • マツ☆キヨ
    今、とても興味がある二人の対談集。
    池田清彦さんは、毎週読んでいる週刊朝日のエッセイがとても面白いし、読んでみたい本がたくさんある学者さん。
    マツコさんは、見た目は特殊だけれど、至極マトモな意見を真面目に語る人、といった印象です。
    池田清彦さんのインタビュー記事で、二人の対談集が出ていることを知り、...続きを読む
  • ほんとうの復興
    11/07/01。
    「『ああすればこうなる』式で物事を考えて進める人というのは助からなかったタイプなのではないかなあ。」池田先生。
    これ、真実。津波や自然災害だけの話ではない。
  • やがて消えゆく我が身なら
    そうなんだ、なんかヘンだと思ってたんだ。有意義とかやりがいとか体にいいこととか。どうもしっくりこなかったんだ。
    多分そんなことのために生きているのではないんだ。
    そうかそうか、ぐずぐず生きてていいのか。
  • オスは生きてるムダなのか
    セックス、死について考察。
    有性生殖は、なぜこれだけ広まっていて
    優位か判然としないらしい。

    有性生殖、死それぞれ、何かのついでかもしれない。
    たとえばミトコンドリアとの融合によるDNAの損傷の副産物。
    (これは、まだ科学で解けない13の謎の内容かな?)
    性と死は密接に関わっている?

    面白いのは...続きを読む
  • オスは生きてるムダなのか
    動物と性の進化について。他にも読みたい。図説生物で復習しないと。
    同じような内容の本何冊も読んでる気がするけどすぐ忘れるみたい…
  • 環境問題のウソ
    極論も多いのですが、感覚で世論が形成される世の中、何が正しいのか考え直すきっかけをもらえました。
    地球温暖化問題もインドの学者の論文に相当数のウソがあるのが分かったいま、公式の場で取り上げる人は激減しました。
  • やぶにらみ科学論
    [ 内容 ]
    クローン人間作ってなぜ悪い?
    地球温暖化なんてホントにあるのか?
    科学とオカルトって、どう違う?
    …オソロシイ勢いで進歩し専門化してゆく科学に、多くの人びとはついてゆけない。
    そのくせ、いかがわしい科学(まがい)は無根拠に信じてしまう。
    かように厄介な科学的現実から虚飾を剥ぎ取り、本質...続きを読む
  • 環境問題のウソ
     地球温暖化、ダイオキシン、外来種に関する世間でまかり通っている情報を検証している。地球温暖化は実は二酸化炭素の増加で起きている訳ではく、太陽活動の変化が原因と論じている。確かに、著書を読むと、データに裏付けられており信用できる。
     ではなぜ、ここまで地球温暖化=二酸化炭素の増加という図式ができてし...続きを読む
  • 寿命はどこまで延ばせるか?
    [ 内容 ]
    生物は死ぬのが当たり前、と考えるのは間違っている。
    最も原始的な生物であるバクテリアやアメーバは基本的に死なない。
    ではなぜ、ヒトに寿命はあるのか?
    じつは単細胞生物から多細胞生物への進化が、死すべき運命をもたらしたのだ。
    本書は、生物学者の視点から、寿命や老化の仕組みについて分かりや...続きを読む
  • 寿命はどこまで延ばせるか?
    アメーバーといった単細胞生物には寿命がない
    結局、人間という複雑なシステムを成立させるには寿命というものを設定しないと成立出来ない
    寿命はどこまで伸ばせるかというよりなぜ寿命が必要かという事を述べています

    個人的には最後の章は余計だったかな
  • 環境問題のウソ
    どうやら後半が主題。雰囲気ががらっと変わってちょっと楽しかった。何でも鵜呑みにしないというのは大切でしょう。
  • 寿命はどこまで延ばせるか?
    生物の特徴は代謝と遺伝である。生物にとっての最重要課題は動的平衡を保つシステムを細胞分裂を通して伝えていくことである。しかし体細胞が多様化し複雑なシステムを構築した結果、細胞分裂時に少しずつエラーが発生し、蓄積されていく。
    例えば、遺伝子の突然変異による分裂制御機構の崩壊によりアポトーシスせずに無限...続きを読む
  • 虫捕る子だけが生き残る 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか(小学館101新書)
    養老先生のお話はしばしば極論だと言われるけれど、言わんとしていることが実に得心できる。思い通りになる世の中で思い通りにいかない虫捕りが子どもを育てる、とか、虫も殺さぬ子が人を殺すなど、虫好きの3人が、子ども達の正しい育て方と、人として生きるべき方向性について語り合った内容。
  • 環境問題のウソ
    地球温暖化・ダイオキシン・外来種・自然保護の”ウソ”(一般的に知られている事実とは、別の見方をした考え)について、筆者が解説した本。二酸化炭素が増える=必ずしも地球温暖化に繋がらない可能性があるなど、今まで自分の持っていた知識を考え直すきっかけになる本でした。(2008.3.16)
  • 科学とオカルト 際限なき「コントロール願望」のゆくえ
    科学とオカルト、このタイトルマッチに魅かれて購入。錬金術(オカルト)の実験的な精神が、現代科学の土台にあるってことにはびっくり。キリスト教が絶対だった中世には、それに反する理論は提唱できなかったそうです。ニュートンもオカルト的な考えを持っていたことにもまたまたびっくり。馬鹿と天才は紙一重ならぬ、オカ...続きを読む
  • 環境問題のウソ
    生物学者の著者が、環境問題について世間で流れている情報は「かなり
    いかがわしい」と指摘する。取り上げるのは、地球温暖化、ダイオキシン、
    外来種、自然保護の4つの問題。マスコミが大騒ぎする環境問題を冷静に
    さぐってみると、ウソやデタラメが隠れている。科学的見地からその構造を
    暴く。
  • 環境問題のウソ
    著者の物事の考え方の基本的なスタンスに親近感を覚える。本書で取り上げられている問題の本質は犬連れ登山批判にも通じると思う。