酒寄進一のレビュー一覧

  • 穢れた風

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    ページ数も多いけど、内容が濃かった。テーマは風力発電テーマパークにまつわる話。環境問題から、建設反対みたいな勢力はやっぱ沸いてくる。人物の1人の活動家は、以前いた会社で馘になり、恨みを晴らしたいだけ。パートナーの恋人は嘘で塗り固まれた人生にリセットしたく、表面上の敵のスパイをする。人間の欲望の渦が5周位ぐるぐる渦巻いてるが、あんまり最近こういう小説ってなくて、久々に面白かった。清い人間なんていないんだぜ。

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    2021年02月11日
  • デーミアン

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    はしがき
    第1章 ふたつの世界
    第2章 カイン
    第3章 悪人
    第4章 ベアトリーチェ
    第5章 鳥は卵から出ようともがく
    第6章 ヤコブの戦い
    第7章 エヴァ夫人
    第8章終わりの始まり

    孤独の克服、自己の探求
    ニーチェ、ユング心理学

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    2021年02月07日
  • コリーニ事件

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    ネタバレ

    前情報なしで読み始めたので、そんな話だったのか!と驚き、あとがきで作者の出自を知ってさらに驚いた。
    知らないまま読めてよかった。
    知ったうえで読み返すと、最後のヨハナとライネンのやり取りがますます胸に迫る。
    淡々とした語り口なのだが、続きが気になってスルスル読めてしまう不思議な魅力を感じた。他の作品も読んでみたい。

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    2021年02月06日
  • 深い疵

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    独警察小説。オリヴァー&ピアシリーズ第三作。
    ユダヤ人殺害事件の捜査を進めるうちに、ナチス時代の殺戮事件に遡っていく。複雑で残酷な事件を追うことになるが、最後はほっとさせられる。

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    2021年02月05日
  • 漆黒の森

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    はあ長かった。ちょっと変わった感じのミステリ。ドイツっぽい、感じもしない。タイトルもあんま関係ない。都会で敏腕編集者として活躍していた女性が仕事と私生活でポシャリ、やっと見つけた裏山道企画のために田舎にやってくる。死体見つける。この人ごっそりいらなかった。話をわかりずらく、読みにくくしただけ。元々の田舎の閉鎖的な環境で起こった殺人事件を、内輪でやれば良かったのに。まあそれだと普通なのか?いや、人物などを掘り下げれば充分だと思うよ。デビュー作らしく、色々惜しい作品で、もう一回じっくり書き直せば素晴らしそう。

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    2020年09月18日
  • 犯罪

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    11編からなる短編集で、著者は屈指の現役弁護士であるドイツ人。本屋大賞を始めとした複数の文学賞を受賞した今作品は、自身の事務所で扱った事件を元に描かれているそう。いくつか心に残る話があったが最後の「エチオピアの男」に感動した。

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    2020年08月26日
  • 禁忌

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    文字のひとつひとつに色を感じる共感覚を持ち、写真家として大成功をおさめたゼバスティアン。だがある日、若い女性の誘拐・殺人容疑で逮捕されてしまう。捜査官に強要されて殺害を自供したゼバスティアンを弁護するため、敏腕弁護士ビーグラーが法廷に立つ。緊迫感に満ち満ちた裁判で暴き区出される驚愕の真相とは。『犯罪』の著者が「罪とは何か」を問いかけた恐るべき問題作!

    被疑者の生い立ちをかなりのページを割いて書いているのはなぜなのだろうか。

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    2020年07月05日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    ノイハウス等の名訳者、酒寄氏が訳しているので期待して読み始めた。なるほど、映像化され易いスピーディな展開だったし、嘘でしょ、と突っ込みたくなる程、調子良く進んで行った。軽く読めるエンターテインメント的ミステリー。

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    2020年05月27日
  • 犯罪

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    2012年本屋大賞(翻訳小説部門) 1位。全11編からなる短めの短編ミステリー集。全て同じ弁護士が主役。ミステリーといっても謎解き要素は少なく犯罪の裏側の人間模様や背景が焦点。淡々と無駄を省いて選び抜かれた言葉で語られる文体は魅力的。全編にただよう真実に関する曖昧さ妙に心地よいが結末の意味がわからんのも半分ぐらいあってちょっともやっとしすぎってのもある。最後のやつはなんか泣けた。良い話。

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    2020年05月24日
  • 犯罪

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    本屋大賞一位ということで、初めて読んだ。
    面白かった。

    刑事事件専門の弁護士の著者が語る「犯罪」。
    罪は、ときに救いようがなく、とんでもなく不可解で、あるいは何がいけなかったのかと、どこで間違えてしまったのかと思うような危うさの上に、淡々と揺るがずにのっかっているというか…
    大袈裟な表現もなく、ただ淡々と、嫌悪感も同情もすこし離れたところにおいたまま。
    不思議な読後感だった。
    味わったことのない、辛いとか甘いとかもはっきりしないような、うま味?のような満足。

    「序」にある、著者のおじがいう「物事は込み入っていることが多い。罪もそういうもののひとつだ」という言葉がストンと落ちてくる。


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    2020年05月17日
  • 穢れた風

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     オリヴァー&ピアシリーズ。
     事件の謎解き以前に、探偵役の警察の皆さんがが大変なことになってる。むしろそっちの謎のほうが気になってしょうがない。
     オリヴァー……ほんとにお前どうしたんだよ。そして次巻への引きがすごい。どうなるんだオリヴァー。

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    2020年05月10日
  • カールの降誕祭

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    初シーラッハです。殺人犯たちの殺人にたどり着くまでのエピソードやその背景が淡々と描かれています。まるで、モノクロの短編映画を見るように、自然と映像が浮かび上がってきました。挿絵もすばらしい。物語を盛り上げる重要な要素になっています。

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    2020年05月06日
  • 犯罪

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    弁護士の著作。
    犯罪者の心理を、作家視線の感受性で捉えてる、っていう印象。
    こういう弁護士に出会えた犯罪者は救われる。
    カニバリズムの犯罪者は自ら機会を逃して殺人を犯してしまったけど。

    棘、の犯罪者の心理を繊細に描写していて、すごい弁護士!兼、作家さん!って感心した部分がある。

    エチオピアの男も救われて、読後感が良かった。

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    2020年04月07日
  • 死体は笑みを招く

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     オリヴァー&ピアシリーズの第二作。
     自然保護活動家が殺されるが、活動家は皆から憎まれていて、どうにもやはり殺される理由が多すぎる。

     シリーズを時系列で読まずに楽しんできたけど、
    事件ではなく彼らの人生において、この人がここで出てくるのか!という巻。面白いのはもちろんなんだけど、やはり時系列でよみたかったなぁ……と初めて思った。

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    2020年03月05日
  • 悪女は自殺しない

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     乗馬がうまくそれを鼻に掛け、美しく、妻のある男を寝取るような嫌な女。
     誰もが彼女を嫌う。

     そんな彼女が死体で発見された。一見自殺のように見えたが、タイトルの通り自殺ではない証拠が出てくる。嫌な女だけあり、動機のある男も女もわんさか出てくる。にぎやかで面白い。

     オリヴァー&ピアシリーズの第一作だけあり、2人の関係がむちゃくちゃ他人行儀で面白い。

     しかし……この本では解き明かされない謎がある。
     本当の彼女はどんな人だったのだろう。悪女ではあるものの、魅力もあったはずだ。けれど、あまり魅力的なところがよく見えない。そこが少し残念である。

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    2020年03月04日
  • 生者と死者に告ぐ

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     シリーズものがあるとき、あるいはこの作者が気になるというとき、私はなるべく第1作から読みたい。第1作を読むときのネタバレを回避したいのだ。
     しかしながら、これはシリーズ第7作なのだが、この本を紹介する案内に強く惹かれてこの作品から読んでみる。

     なぜ殺されたのか分からない人たちを辿る謎はもちろん魅力的なのだが、登場する刑事たちの背景を想像しつつ読み進めるのは楽しい。
     事件単体の面白さだけでなく、謎を解く刑事たちにも人生があり、事件があった。
     謎や解き方、トリックを楽しむミステリではなく物語を楽しむミステリ。
     他の作品も読みたくなる。

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    2020年02月27日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、映画プロデューサーのユーディットから弁護を依頼される。ログハウスにプラスチック爆弾を仕掛け、滞在していた恋人を遠隔操作で爆殺した容疑で逮捕されたというのだ。無実を主張するユーディットの弁護を引き受けるが、彼女の自宅からは爆弾と起爆装置が発見され、さらに何かを隠しているようで……。

    シリーズ第2作。やや展開にもたつくところがあり、一気に読み終えることはできなかったのが残念。

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    2020年02月16日
  • モナ・リザ・ウイルス 上

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    こういう色々要素を盛り込みすぎていて、同時進行型に登場人物も入れ替わるのに、人物紹介表を見なくて済んでる本というのは初めてかもしれない。人物描写はうまいと思う。一応事件起こるけど、重みないんだなー。ポテロングってすごい軽さだよね。そして作者の個性というか、AIが書いたみたいで、臭くない。これ、どうなんだろう、全く下巻の予想つかないなあ。(粗筋以外?面白いのか、どう収集つけるのか、多分ビックリしないんだろうなー)このアメンボのような軽やかさはなんだろうー。この体臭臭くなさはなんなんだろー。

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    2020年02月09日
  • 死体は笑みを招く

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    安心して読める人気シリーズの2作めだが、4作読んだ中では最下位かな。事件そのものより、刑事らの私生活、恋愛の相手、結婚、家族の比重が大きすぎるにも関わらず、翻訳順がバラバラなので、あれ?今どこ?いつ?みたいな感覚になる。ピアというメイン人物を小柄な人と思ってたら、178センチってびっくり。粗筋書いとこ。人が殺されました。結構最後の方まで犯人はわかりません。というか、まさかなんとなーくさりげなーく出てきた人が、実はやってました、というパターンで、ちょっとお粗末。なーんか3時間ドラマスペシャルみたい。

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    2020年01月07日
  • 生者と死者に告ぐ

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    面白いんだけど、3分の2くらいに短く出来そう。どういうわけか話が進まない。
    今回も酷い登場人物がいるが、あんまりどうしようもないキャラは出さなくてもいいのではないだろうか。出す意味がわからない。物語に必要なわけでもないし、面白さが増すわけでもない。
    オリヴァーは大分ましになった。ピアがちやほやされる場面は今回はあまりなかった。

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    2019年12月23日