酒寄進一のレビュー一覧
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ネタバレドイツのミステリィ。
登場人物が多いうえに、視点が次々と切り替わるので、決して読みやすいとは言いがたい。
しかし、その複雑さのなかに織り込まれた伏線が、きれいに解消されていく後半は、これぞ、ミステリィという出来。
旧名家のスキャンダルモノ(というジャンルがあるのだろうか?)の典型のような物語展開。このパターンだと、被害者の数の割に、「スキャンダル」の内容そのものが小粒(いけない関係の隠し子が、とか)だったりして、「え、たったそれだけのことを隠すためにこんなに人が亡くなったの?」と後味が悪いことがあるんですが、本作のスキャンダルは、かなりショッキング。 -
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(No.14-6) ミステリです。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『ウィーンに住むフリーランスの保険調査専門探偵ペーター・ホガートは、大手保険会社支社長からある依頼を受けた。
ウィーンの美術館がプラハの展覧会に貸し出した絵画が消失。調査に派遣した絵画専門の調査員は、消失した絵画は刷りかえられた偽物だったとの報告を残し行方不明になった。その調査員を見つけ出して欲しいというのだ。
プラハに飛んだホガートは、一人の女探偵(イヴォナ・マルコヴィチ)に出会う。彼女が調査しているプラハの連続殺人事件の話を聞くうち、ホガートはとんでもない事実に気付く。
「夏を殺す少女」で衝撃的なデビューを飾った、 -
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何とも刺激的なタイトルですが、タイトルどおり殺されたのは当時17歳の美少女。学校の演劇で主役の白雪姫の座を射止めたのですが、その役を演じることなく行方不明になってしまいました。さらに彼女と同時期に行方不明になった少女がもう一人いました。やがて、二人を殺したとしして元恋人の少年が逮捕されました。その少年、トビアス・ザルトリウスは、状況証拠だけで10年の刑に処することになります。彼は翌年に大学へ行くことになっており、学業だけでなく性格も良く、村の女の子たちの注目の的の存在でした。この物語は彼がその10年の刑務所暮らしから出所したところから始まります。自宅に戻った彼はその変わり様に愕然とします。父が
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ネタバレ詩的な文章と格式が高いという先入観で楽しめた
18世紀あたりの牧歌的な生活と階級社会の空気感も良かった
解説で長々と書かれていたようにこれは小説で悲劇が描かれていなかった当時にしてみれば斬新で革新的だったんだろうけど、昔の文学作品に箔がついている理由としてよくあるもので、時がたってしまうと読者としてはそれに感慨深さは覚えるものの面白さは覚えない
だけどウェルテルがロッテと付き合えなくて自害するとか、自殺について議論をするとか、毎日のLINEのように気軽な文通を通して物語が進んでいくとか、そういう前近代的な空気感がウェルテルの細やかな感情の機微を違和感なくさせていたとおもう -
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久々に戻って来ました、オリヴァー&ピアシリーズ。
戻って来たというのはわたし自身の話で、
女性にすぐ惚れてしまうダメダメなオリヴァーに愛想を尽かし、読むのをやめてたんだけど、
やっぱり気になるこの先のエピソード。
(「森の中に埋めた」とか、なんてすてきなタイトル)
よし、我慢して読んでみるか!と読み始めたら…
も〜〜、オリヴァー相変わらずやん。
よし、もうそこは目をつむろう。
当てにならないオリヴァーの代わりにピアがひとりでがんばってるしね。
さて、今回は目まぐるしく変わる登場人物と場所に戸惑い、集中力が続かず
読むのに少々時間がかかったけれど、
終盤、なぞがほどけ始めてからはおも