酒寄進一のレビュー一覧

  • 白雪姫には死んでもらう

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    「深い疵」で知った作者の2冊目。面白く読みましたが、登場人物が多かったり、時系列がわからなくなったりなので、自分でカレンダー的にメモを取りながら読みました。
    オチは容易にわかるのですが、この小さな村の人物相関図を理解する面白さはありました。

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    2014年10月05日
  • 深い疵

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    面白かったので一気読みした!ただ、当該の人物の関係がちょっとゴチャゴチャしてしまって相関図を見ながら、読み進めた。でも、物語に散らばる伏線や真相に至るまでは引き込まれるので、海外ミステリー好きな方には、オススメの一冊!

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    2014年09月12日
  • 深い疵

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    ネタバレ

    ドイツのミステリィ。
    登場人物が多いうえに、視点が次々と切り替わるので、決して読みやすいとは言いがたい。
    しかし、その複雑さのなかに織り込まれた伏線が、きれいに解消されていく後半は、これぞ、ミステリィという出来。
    旧名家のスキャンダルモノ(というジャンルがあるのだろうか?)の典型のような物語展開。このパターンだと、被害者の数の割に、「スキャンダル」の内容そのものが小粒(いけない関係の隠し子が、とか)だったりして、「え、たったそれだけのことを隠すためにこんなに人が亡くなったの?」と後味が悪いことがあるんですが、本作のスキャンダルは、かなりショッキング。

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    2014年08月18日
  • 夏を殺す少女

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    初めてオーストリアミステリーを読んだ。酒寄さんの翻訳は読みやすくて好き。小児性愛者は気持ち悪く人間として最低。ヨーロッパの小説でよく題材に出てくるから、問題視されているんやろな。日本も、もっとそうなればよい。暗い重いテーマを扱っているが、主人公たちに救われて読後感は良い。

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    2014年07月18日
  • 黒のクイーン

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    ネタバレの内容なので未読の方は読まないで戴きたいのだが、幼児虐待がテーマの小説は読んでいてとても辛い。「夏を殺す少女」より前の作品であるが、テーマは全く同じだ。
    ミステリーとしては良質であり、捻りもあって読みがいはあると思う。チェコという国については殆ど知識がなく、勿論行ったこともないようで、情景が想像しにくいのが難点だろうか。

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    2014年06月23日
  • 夏を殺す少女

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    児童虐待(性的虐待・人身売買)を題材としたミステリ。喘息持ちの刑事とトラウマを持つ弁護士が事件の解決に臨む。途中までは別々の物語が展開して途中で一つになるっていう、よくある展開だけども、ミステリとしてはとても読み応えがあって面白かった。この著者の別の小説も読んでみたい。

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    2014年04月20日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    ドイツミステリーは初読でした。
    翻訳家さんのおかげか、ストーリーのおかげか、とても読みやすく、中盤からは一気読みでした。
    ドイツは土地勘、宗教観など、恥ずかしながら全く予備知識がありませんでしたが、違和感を感じることなく、面白く読み終えました。どんよりと流れる空気が、新鮮でした。田舎が舞台ですが、日本やアメリカの田舎とは違った雰囲気で、サスペンスを引き立てます。
    これから著者の他作品を読んでみます!

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    2014年03月21日
  • 黒のクイーン

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    (No.14-6) ミステリです。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『ウィーンに住むフリーランスの保険調査専門探偵ペーター・ホガートは、大手保険会社支社長からある依頼を受けた。
    ウィーンの美術館がプラハの展覧会に貸し出した絵画が消失。調査に派遣した絵画専門の調査員は、消失した絵画は刷りかえられた偽物だったとの報告を残し行方不明になった。その調査員を見つけ出して欲しいというのだ。
    プラハに飛んだホガートは、一人の女探偵(イヴォナ・マルコヴィチ)に出会う。彼女が調査しているプラハの連続殺人事件の話を聞くうち、ホガートはとんでもない事実に気付く。

    「夏を殺す少女」で衝撃的なデビューを飾った、

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    2014年03月10日
  • 夏を殺す少女

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    ネタバレ

    主人公2人がそれぞれ追っている「犯人」が相手にとっては「被害者」で、それぞれがじわじわと真相を追う中で出会い、やがて一つの真実にたどり着く…というプロットが見事。エヴェリーンとヴァルター、2人の主人公はじめキャラたちもとても魅力的。ほかの作品もぜひ読んでみたい。

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    2014年02月10日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    プロット、キャラ設定ともにしっかりしてて面白かった!オリヴァー&ピアのコンビがいい。滝沢&音道コンビをちょっと思い出した。宣伝文句には「人間のおぞましさと魅力を描いた衝撃の警察小説」とあったから、もっと暗い話かと思ったけれど、カラッとしたエンターテインメント(事件は痛ましいけれど)。映像化できそう。シリーズ全部読んでみたい。

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    2014年02月08日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    身に覚えのない殺人の罪を着せられて服役した男が山間の小さな集落に帰ってきた・・・。
    最近、こういう設定のミステリを続けて読んだ(『川は静かに流れ』、『ねじれた文字、ねじれた路』)ので、ああこれもまた、と思いながら読み始めた。が、それにしてもこのドイツの田舎の閉鎖性たるや、すごい。横溝正史ワールドを思い出す。
    ということで、そこにうずまく村人たちの情念・怨念も深く・・・。
    そしてまた、オリヴァーとピアという愛すべき警官ペアの私生活描写にも手を抜いていないのがいい。
    登場人物が徹底して人間くさい。そこが読者をつかんでいるのだと思う。

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    2014年01月20日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    小さな村で起こった殺人事件。無実を訴えながらも刑に服した青年が、その村に戻ってきたことから始まる物語です。

    嫉妬、恐れ、ひがみ。
    そんな人間の負の感情が複雑に絡み合い、事件の真相はなかなか見えてきません。

    犯人みっけ!と思った時は、まだまだ物語の中盤。もちろんその後も新たな事実がでできて、全く想像だにしなかった人物が…

    ドイツ語の名前や地名に苦労しつつも、ページをめくる手が止まりませんでした。

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    2014年01月08日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    何とも刺激的なタイトルですが、タイトルどおり殺されたのは当時17歳の美少女。学校の演劇で主役の白雪姫の座を射止めたのですが、その役を演じることなく行方不明になってしまいました。さらに彼女と同時期に行方不明になった少女がもう一人いました。やがて、二人を殺したとしして元恋人の少年が逮捕されました。その少年、トビアス・ザルトリウスは、状況証拠だけで10年の刑に処することになります。彼は翌年に大学へ行くことになっており、学業だけでなく性格も良く、村の女の子たちの注目の的の存在でした。この物語は彼がその10年の刑務所暮らしから出所したところから始まります。自宅に戻った彼はその変わり様に愕然とします。父が

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    2014年01月02日
  • 夏を殺す少女

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    面白かった。
    ヴァルターが予想以上にいい奴だった。ヤスミーンとのやり取りも微笑ましい。エヴェリーンも過去を断ち切って歩き出したしね。

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    2013年12月26日
  • 深い疵

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    自分の出自がわからない苦悩は計り知れず、またその真実も想像の上をゆく。巧妙に偽っても長い時を経て過去が風化しても自分の行いのツケはくるのだと思い知らされ、負の歴史が重い影を落とす話だった。
    犯人の心の内、もう少し知りたかったな。
    先読みした『白雪姫には死んでもらう』もそうだったが、男女の思考や行動の特徴が明快で国境を越えてあるある~と頷いてしまう。

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    2022年07月30日
  • 新訳 メトロポリス

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    管理社会に反抗する民衆の姿を通して描く社会風刺だったり、同名映画の先進性や後の作品に与えた影響の大きさからSF要素に目が向く作品ですが、私はこれを親子の物語として捉えました。世代交代を描いたお話だと強く感じるのです。親離れをしようとする息子と、自分が築き上げてきたものに疑問を感じ、未来を次の世代に託す父親の物語。そんな風に思います。根底にそういったものが流れているから、この作品はきっとこの先どれだけの時を重ねても古びないはずです。

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    2012年12月10日
  • 新訳 メトロポリス

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    恋人を愛する。
    親を愛する。
    子供を愛する。
    隣人を愛する。

    様々な愛の形の物語だと思う。

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    2012年04月14日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    詩的な文章と格式が高いという先入観で楽しめた
    18世紀あたりの牧歌的な生活と階級社会の空気感も良かった

    解説で長々と書かれていたようにこれは小説で悲劇が描かれていなかった当時にしてみれば斬新で革新的だったんだろうけど、昔の文学作品に箔がついている理由としてよくあるもので、時がたってしまうと読者としてはそれに感慨深さは覚えるものの面白さは覚えない
    だけどウェルテルがロッテと付き合えなくて自害するとか、自殺について議論をするとか、毎日のLINEのように気軽な文通を通して物語が進んでいくとか、そういう前近代的な空気感がウェルテルの細やかな感情の機微を違和感なくさせていたとおもう

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    2026年04月13日
  • 午後

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    ネタバレ

    ゾワッとした読後感。
    薄い本なのでさらっと読めた。
    理解をできているかは怪しいが、深い内容だとは感じた。
    「いやです」は特に印象深かった。

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    2026年04月11日
  • 穢れた風

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    久々に戻って来ました、オリヴァー&ピアシリーズ。
    戻って来たというのはわたし自身の話で、
    女性にすぐ惚れてしまうダメダメなオリヴァーに愛想を尽かし、読むのをやめてたんだけど、
    やっぱり気になるこの先のエピソード。
    (「森の中に埋めた」とか、なんてすてきなタイトル)
    よし、我慢して読んでみるか!と読み始めたら…
    も〜〜、オリヴァー相変わらずやん。

    よし、もうそこは目をつむろう。
    当てにならないオリヴァーの代わりにピアがひとりでがんばってるしね。

    さて、今回は目まぐるしく変わる登場人物と場所に戸惑い、集中力が続かず
    読むのに少々時間がかかったけれど、
    終盤、なぞがほどけ始めてからはおも

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    2026年04月08日