白雪姫には死んでもらう

白雪姫には死んでもらう

1,257円 (税込)

6pt

ドイツ、2008年11月。空軍基地跡地にあった空の燃料貯蔵槽から人骨が発見された。検死の結果、11年前の連続少女殺害事件の被害者だと判明する。折しも、犯人として逮捕された男が刑期を終え、生まれ育った土地へ戻ってきていた。彼はふたりの少女を殺害した罪で服役したが、寃罪だと主張しつづけていた。だが村人たちに受け入れてもらえず、正義という名の暴力をふるわれ、母親までも何者かに歩道橋から突き落とされてしまう。捜査にあたる刑事オリヴァーとピア。閉塞的な村社会を舞台に、人間のおぞましさと魅力を描き切った衝撃の警察小説!

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白雪姫には死んでもらう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年12月18日

    オリヴァー&ピアコンビの第2弾。1作目より、こっちの方が登場人物がごっちゃにならなくて、読みやすかった。今回は、事件の捜査と並行してそれぞれのプライベートの事が描かれていたり、警察内部にも一悶着あったりで話の幅が広くて面白い!出だしから面白い小説ってあんまりないけど、これはその数少ないなかの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月23日

    確かに人間のおぞましさが紛々としている感じ。加害者も被害者も事件の現場も関係者もすべてが同じ輪の中で、それゆえいろんなものが凝縮されてしまっているような。それにしても、一作目から読みたい!

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    Posted by ブクログ 2014年07月03日

    オリヴァー&ピアコンビの二作目。
    短い単元ごとに時系と視点が変わる独特の物語進行。
    「深い疵」を読まなければ、手に取らなかったかもしれない本。タイトルだけで敬遠しない方がいい。

    ところ変われど人が死に物語がはじまり、犯人が判明し帰結するのだが、わかっていながらもこの作者のミステリーに心底ハマってし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月26日

    凄くインパクトのある題名。
    かなりエグい「白雪姫」だ。元々ドイツが舞台なんだね。
    空軍基地跡から11年前に殺害された少女の白骨死体が発見された場面から始まり、同時に二人の少女を殺した罪で10年間投獄されていたトビウスが釈放され故郷の村に帰って来る。
    村人達は11年間、事件には目をつむり真相から目を背...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月30日

    ドイツミステリー界の女王が執筆した本書。
    以前読んだ事がある「深い疵」のシリーズ続巻にあたります。
    主要登場人物たちはそのままですが、しかしその人間関係が激変する一冊になっています。

    では前置きはこの位にして以下であらすじをご紹介。

    2人の少女の殺害よる10年間の服役。
    これを終えたばかりの29...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月29日

    刑事オリヴァー&ピアのシリーズ、翻訳紹介2作目。
    ドイツで人気の警察小説です。

    11年前の少女失踪事件の犯人トビアスが刑期を勤めあげて出所。
    故郷に帰ったトビアスは、両親が離婚、店は寂れて父は弱みに付け込まれて財産を奪われたという悲惨な有様を知ることに。
    事件当時、トビアスは無罪を主張していたが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月16日

    『白雪姫には死んでもらう』なんてずいぶん物騒なタイトルだなぁと興味深く思い手に取ってみましたが、想像以上に面白かったです。
    登場人物が多く、いろんな人が怪しくて犯人はこの人!と推理していくのは楽しかったです。予想を覆す物語の展開もとても面白かった。
    また、恋愛要素も結構あり、ヤンデレ好きさんにはたま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月15日

    このドイツ警察小説シリーズは面白い。事件そのものだけではなく警部補とそのチームの人間性がよく描かれている。特に警部補がプライベートで悩む姿を描くところも気に入った。この後まだ未読のシリーズがあるので順番に読んでいく。

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    Posted by ブクログ 2020年03月03日

     白雪姫と呼ばれた少女たちを殺した罪に問われたトビアスは、無実を訴えた。けれども有罪となり、罪を償い、生まれた小さな村に戻った。
     両親は殺人者の親として嫌がらせを受け、大切にしていたレストランも閉店していた。

     出所した元少年の身の回りに不穏な嫌がらせが起こる。母も何者かに襲われ意識不明の重体に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月28日

    ドイツのホーフハイム刑事警察署オリヴァー主席警部とピア警部を始めとする群像小説。ずっと前に読んだ「深い疵」は元ナチスの老人殺害事件を扱った謎解き要素の強い小説で面白かったと記憶してる。WEB本の雑誌の連載で杉江松恋氏が「(最新作が面白いのだから)過去作に遡る必要なし」と力説していたので、「穢れた風」...続きを読む

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