酒寄進一のレビュー一覧

  • 白雪姫には死んでもらう

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    プロット、キャラ設定ともにしっかりしてて面白かった!オリヴァー&ピアのコンビがいい。滝沢&音道コンビをちょっと思い出した。宣伝文句には「人間のおぞましさと魅力を描いた衝撃の警察小説」とあったから、もっと暗い話かと思ったけれど、カラッとしたエンターテインメント(事件は痛ましいけれど)。映像化できそう。シリーズ全部読んでみたい。

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    2014年02月08日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    身に覚えのない殺人の罪を着せられて服役した男が山間の小さな集落に帰ってきた・・・。
    最近、こういう設定のミステリを続けて読んだ(『川は静かに流れ』、『ねじれた文字、ねじれた路』)ので、ああこれもまた、と思いながら読み始めた。が、それにしてもこのドイツの田舎の閉鎖性たるや、すごい。横溝正史ワールドを思い出す。
    ということで、そこにうずまく村人たちの情念・怨念も深く・・・。
    そしてまた、オリヴァーとピアという愛すべき警官ペアの私生活描写にも手を抜いていないのがいい。
    登場人物が徹底して人間くさい。そこが読者をつかんでいるのだと思う。

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    2014年01月20日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    小さな村で起こった殺人事件。無実を訴えながらも刑に服した青年が、その村に戻ってきたことから始まる物語です。

    嫉妬、恐れ、ひがみ。
    そんな人間の負の感情が複雑に絡み合い、事件の真相はなかなか見えてきません。

    犯人みっけ!と思った時は、まだまだ物語の中盤。もちろんその後も新たな事実がでできて、全く想像だにしなかった人物が…

    ドイツ語の名前や地名に苦労しつつも、ページをめくる手が止まりませんでした。

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    2014年01月08日
  • 白雪姫には死んでもらう

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    何とも刺激的なタイトルですが、タイトルどおり殺されたのは当時17歳の美少女。学校の演劇で主役の白雪姫の座を射止めたのですが、その役を演じることなく行方不明になってしまいました。さらに彼女と同時期に行方不明になった少女がもう一人いました。やがて、二人を殺したとしして元恋人の少年が逮捕されました。その少年、トビアス・ザルトリウスは、状況証拠だけで10年の刑に処することになります。彼は翌年に大学へ行くことになっており、学業だけでなく性格も良く、村の女の子たちの注目の的の存在でした。この物語は彼がその10年の刑務所暮らしから出所したところから始まります。自宅に戻った彼はその変わり様に愕然とします。父が

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    2014年01月02日
  • 夏を殺す少女

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    面白かった。
    ヴァルターが予想以上にいい奴だった。ヤスミーンとのやり取りも微笑ましい。エヴェリーンも過去を断ち切って歩き出したしね。

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    2013年12月26日
  • 深い疵

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    自分の出自がわからない苦悩は計り知れず、またその真実も想像の上をゆく。巧妙に偽っても長い時を経て過去が風化しても自分の行いのツケはくるのだと思い知らされ、負の歴史が重い影を落とす話だった。
    犯人の心の内、もう少し知りたかったな。
    先読みした『白雪姫には死んでもらう』もそうだったが、男女の思考や行動の特徴が明快で国境を越えてあるある~と頷いてしまう。

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    2022年07月30日
  • 新訳 メトロポリス

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    管理社会に反抗する民衆の姿を通して描く社会風刺だったり、同名映画の先進性や後の作品に与えた影響の大きさからSF要素に目が向く作品ですが、私はこれを親子の物語として捉えました。世代交代を描いたお話だと強く感じるのです。親離れをしようとする息子と、自分が築き上げてきたものに疑問を感じ、未来を次の世代に託す父親の物語。そんな風に思います。根底にそういったものが流れているから、この作品はきっとこの先どれだけの時を重ねても古びないはずです。

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    2012年12月10日
  • 新訳 メトロポリス

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    恋人を愛する。
    親を愛する。
    子供を愛する。
    隣人を愛する。

    様々な愛の形の物語だと思う。

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    2012年04月14日
  • 若きウェルテルの悩み

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    困った男だよウェルテル…
    なんでそこまでロッテにぞっこんになってしまったんだ…そして未来のない恋にハマっていると自覚していたのにそのタイミングで仕事まで辞めてしまったのは本当にアホ。
    アルベルト可哀想だし、ロッテも酷いとは思うけど、やっぱりウェルテルが困ったやつだった
    あなたのために死ぬのですって手紙書いて自殺する男…

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    2026年06月25日
  • カスパー・ハウザー あるいは怠惰な心

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    謎に包まれたカスパー・ハウザーの生涯を描いている。多分に想像が含まれていることは当然承知の上だが、どこまで実際の記録に忠実なのだろうか?割と最近の、13歳頃まで監禁されて育った少女の事例ではついぞ健常なコミュニケーションや運動はできずじまいだったと思うので、本書におけるカスパーのほぼ普通の人間と変わらない言動には疑問符が残った。
    とはいえ、自らと異なる、そして微妙にコンプレックスを刺激される存在を理解できず、疑心暗鬼にかられる人間の悲劇としての面白さは十分楽しめた。実際の彼はこのように苦しみながら死んでいったわけではなく、一人でも心から親身になってくれる人間が身辺にいたと思いたい。

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    2026年06月09日
  • その昔、N市では

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    ネタバレ

    ロック鳥(あの鳥は何だったのか…)
    ルピナス(死に向かう列車から逃れた妹と、逃げる事から逃げた姉。家に帰っても義兄からは歓迎されず、生き延びたはずなのに生きてないような現実に悲しくなる)
    長距離電話(それぞれの電話が面白い。でもラストが何とも言えない心地)
    その昔、N市では(人を殺して、新しい体を作り出す。人造人間を生み出したN市がたどる未来。人間が生きるということの尊さと、難しさを感じで面白い。)

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    2026年05月08日
  • 悪しき狼

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    なんやかんや文句言いつつも追っているシリーズ。

    今回おーっ!とテンションが上がったのは
    嫌われ者のフランクの再登場シーン。
    チームを去ったあとの彼が気になっていた。
    過去に起こった事件も含め、
    なぜ彼があんな風に卑屈になっていったのかが明らかにされ、フランクファン?のわたしとしては
    うれしい回となった。
    また出てきてくれないかな。

    本筋の事件に関しては大きな驚きはなく、
    悪い奴はとことん悪く
    犠牲になった者たちにただただ心が傷んだ。

    オリヴァーは今回おとなしめで
    ピアは感情的。
    これまで意識していなかったクレーガーの株が
    ぐんと上がった。

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    2026年05月04日
  • 17の鍵

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    ネタバレ

    1998年7月、東西ドイツ統一も間もなくという時期に少年時代の主人公トムは友人らと一緒に運河に沈む死体と首にかかる「17」の数字の刻みの入った鍵を発見する。
    時を経て2017年、警官となったトムはベルリン大聖堂の中で、無惨に殺され天井に吊るされた死体の現場に出会うが、その首に掛かっていたのはあの日発見した鍵だった。
    鍵と共に行方不明となっていた妹の行方をあの日から追い続けているトムは、突如現れた手掛かりにすがるが。。。

    え、そんなことある!?っていうような過去が追い掛けてきたような因縁の事件なのに、犯人には全然心当たりない当人。
    でも殺されていたのはかつての友人グループの1人の母親だし、その

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    2026年05月02日
  • 珈琲と煙草

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    語り手の人生感、考え方というよりはただ事実が並んでいる。
    この淡々とした話の中で、締めのワードのチョイスがすごく刺さったり、共感したりと不意打ちがくる。
    静かな空気感が良い。

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    2026年04月20日
  • 午後

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    ネタバレ

    ゾワッとした読後感。
    薄い本なのでさらっと読めた。
    理解をできているかは怪しいが、深い内容だとは感じた。
    「いやです」は特に印象深かった。

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    2026年04月11日
  • 穢れた風

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    久々に戻って来ました、オリヴァー&ピアシリーズ。
    戻って来たというのはわたし自身の話で、
    女性にすぐ惚れてしまうダメダメなオリヴァーに愛想を尽かし、読むのをやめてたんだけど、
    やっぱり気になるこの先のエピソード。
    (「森の中に埋めた」とか、なんてすてきなタイトル)
    よし、我慢して読んでみるか!と読み始めたら…
    も〜〜、オリヴァー相変わらずやん。

    よし、もうそこは目をつむろう。
    当てにならないオリヴァーの代わりにピアがひとりでがんばってるしね。

    さて、今回は目まぐるしく変わる登場人物と場所に戸惑い、集中力が続かず
    読むのに少々時間がかかったけれど、
    終盤、なぞがほどけ始めてからはおも

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    2026年04月08日
  • ある晴れたXデイに

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    ネタバレ

    ふと目に入りジャケ買い。

    雪解け(思い込みから始まる日常の恐怖)
    火中の足(突然始まる身体の異変、ラストが静かすぎて悲しい)
    幸せでいっぱい(こわいのよ)
    ある晴れたXデイに(今日世界がおわるとして…ほんまにおわるんや⁈)
    いつかあるとき
    (死んだ女性の絵画作品を見て、自分との共通点を感じて彼女に惹かれていく男性。このまま気が狂うのかと思ったら良い終わり)

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    2026年03月31日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    事前に何かでウェルテルじぶんかって?のような感想をよんでしまっていたので固定観念があるまま読んだ。

    手に入らない関係の魅力。
    なんで死ななきゃならんのか。
    なぜ墓参りしてほしいというのか。
    よくわからん。

    マルテの手記や車輪の下のような青春小説を思い浮かべた。文体は美しい。ウェルテルがロッテに読んで聞かせたオシアンの歌が結構長い。

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    2026年03月30日
  • 19号室

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    ネタバレ

    前作より話の展開が早く感じた。
    最後の終わり方がCM前のテレビのようにもったいぶっていて少し不完全燃焼。
    4部作とのことだけど、これは全部出版されてから読むべきだったな。絶対次作が出るとき詳細を忘れてそう…

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    2026年03月23日
  • 17の鍵

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    ドイツの名前に馴染みがなく、登場人物がわからなくなり巻頭の人物表を見ながら読む苦笑
    内容も難解で、最後まで読んでもまだわからない部分があり、これはすぐに次作を読まなくちゃ忘れちゃう!と焦る。

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    2026年03月21日