澁澤龍彦のレビュー一覧

  • ソドム百二十日

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    まず気をつけるべきなのは、この本に収録されているソドム百二十日は、初めの導入部分(主人公であるブランジ公爵とその弟である司教、キュルヴァル法院長、公爵の学友であるデュルセの4人の道楽者とその妻達の人物描写と、物語のメインである4ヶ月の放蕩に耽るまでの下準備の様子と、放蕩の加担者や犠牲者の人物描写まで)までであるということである。
    主人公の道楽者達はどいつもマジキチであり、悪徳を愛し美徳を憎み、無神論者であり、犯罪を犯してはそれをオカズにハァハァするという始末である。
    しかし、公爵の言う悪に対する見識(要約すると、「俺みたいな悪だって自然界、ひいては神様が生んだものなんだから、それに背いて悪いこ

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    2011年05月06日
  • 恋の罪

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    ファンタジィにも程がある。

    でも面白かったです。
    「オペラ座の怪人」の「イル・ムート」みたいであり、しかし最後に信じるものは救われず、悪徳は栄えるっつー感じが短編でも長編でも変わらないのね。

    恋の罪、で検索かけたら半分以上べーこんれたすな本がヒットていうのもある種ファンタジィに拍車をかけるね…

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    2011年05月17日
  • 澁澤龍彦 初期小説集

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    やっぱり「犬狼都市」は良い。何年たってもそれほど感想が変わらない。しかし澁澤が小説で目指した世界っていうのは、他にすぐれた書き手が存在してしまっているので、小説としてイマイチを出ないな、と、やっぱり思ってしまうのでした。

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    2011年02月03日
  • 世界悪女物語

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    山崎洋子といい桐生操といい、悪女やらのお話は大好きなのです!
    澁澤の描く悪女は淡々としていていながら、非常に美しい!

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    2010年11月26日
  • 世界悪女物語

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     世界各地の、歴史に残った悪女たちのエピソードを集めたエッセイ。自分の美貌を保つために、若い乙女を虐殺してその血の風呂につかったというエリザベート・バートリー。民衆の貧困に眼を向けようともせずに享楽の限りをつくしたマリー・アントワネット。その美しさを利用され、政略結婚に利用されたあげく、夫となった相手を次々に死なせることになったルクレツィア・ボルジア。クレオパトラ、メアリ・スチュアート、エリザベス女王……

     うん、面白かった!
     うわあ、これは怖いかなあ……と思いながら読み始めたんですけども、語り口のおかげか、むしろドキドキしながら読んでました。もちろん怖いエピソードはたくさんあるのですが(

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    2010年10月18日
  • 長靴をはいた猫

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    装画こみ、翻訳こみの、シャルル・ペロー。「教訓」「もう一つの教訓」なんか、いちいち面白い。「大人も子供もともに楽しめる決定版童話集!」とカヴァーにはあるんだけど、こういうのに通じた子供、というのもちょっと可愛くない、かも、なぁ(自戒をこめて)。

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    2011年07月19日
  • 夢の宇宙誌

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    貴族や王族の本質・性質について知る事が出来る。テーマに対して人物と歴史と宗教とを背景に描いている点が面白い。

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    2010年09月12日
  • 美徳の不幸

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    [ 内容 ]
    サドの代表的著作、ジュリエットの物語『悪徳の栄え』と対をなす妹ジュスティーヌの物語には三つのバージョンが残存している。
    本書はその最初の版である「原ジュスティーヌ」とでも称すべき中篇である。
    バスティーユ牢獄中にて書かれ、革命のどさくさに粉れて紛失され、100年ののちに陽の目をみた本書はサドの思索のエッセンスが凝縮された異色作である。

    [ 目次 ]


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    2010年08月03日
  • 閨房哲学

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    [ 内容 ]
    快楽の法則の信奉者、遊び好きなサン・タンジェ夫人と、彼女に教えを受ける情熱的な若き女性ウージェニー。
    そして夫人の弟ミルヴェル騎士や、遊蕩児ドルマンセたちがたがいにかわす“性と革命”に関する対話を通して、サドがみずからの哲学を直截に表明した異色作。
    過激で反社会的なサドの思想が鮮明に表現され、読む者を慄然とさせる危険な書物。

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    共感度(空振り三振・一部・

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    2010年08月03日
  • 記憶の遠近法

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    [ 内容 ]
    サラマンドラや一角獣、タロッコカード、宝石など、著者の得意とするテーマを満載する論考八編からなる第一部と、これまで自らタブーとしてきた身辺雑記や回想を「望遠鏡をさかさまにして世界を眺める」遠近法で描いたエッセイ群からなる第二部。
    過去と現在という時間を交差させて織り上げた魅惑の作品集。

    [ 目次 ]
    サラマンドラよ、燃えよ
    一角獣について
    タロッコの謎
    宝石の伝説
    『狩猟の書』について
    盗みのエロティシズム
    態位について
    目の散歩
    ツェッペリン幻想
    私の昆虫記
    ハーゲンベックの思い出
    カフス・ボタンのこと
    「コドモノクニ」のこと
    ドラゴン雑感
    少年冒険小説と私
    玩物抄
    アポロと

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    2010年07月19日
  • 女のエピソード

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    [ 内容 ]
    時代・風俗は変われども、女の人生は本質的に変わらない―。
    マリー・アントワネットやジャンヌ・ダルクなど史上名高い女性たち、サロメやヴィーナスなど神話・宗教上有名な女性たちのさまざまなエピソードをとりあげながら、古今東西の女の生き方をデッサンふうに描く、渋沢龍彦の魅力あふれる女性論。
    ベストセラー『世界悪女物語』を補完するエッセー集。

    [ 目次 ]
    マリー・アントワネット
    ベアトリーチェ・チェンチ
    ジョルジュ・サンド
    アグリッピーナ
    ローラ・モンテス
    和泉式部
    サッフォー
    ジャンヌ・ダルク
    エリザベス女王
    シャルロット・コルデー
    サロメ
    エロイーズ
    細川ガラシア夫人
    ルネ・ペラジ

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    2010年07月19日
  • ドラコニア綺譚集

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    [ 内容 ]
    「ドラコニア」とは龍の王国、すなわち「渋沢龍彦ランド」のことである。
    この知の領土において、著者は極楽鳥や仮面、童子といった偏愛するテーマをとりあげながら、筆のおもむくまま、自在のスタイルで、興趣つきないエピソードをつむぎ出す。
    一編ごとにエッセイ風、幻想譚風とおもむきを変え、きらびやかなペダントリーをふりまきながら、軽やかな精神の運動が展開する円熟のエッセイ集。

    [ 目次 ]
    極楽鳥について
    鏡と影について
    飛ぶ頭について
    かぼちゃについて
    文字食う虫について
    スペインの絵について
    ラテン詩人と蜜蜂について
    箱の中の虫について
    桃鳩図について
    仮面について
    童子について
    巨像

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    2010年07月19日
  • 秘密結社の手帖

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    [ 内容 ]
    たえず歴史の裏面に出没し、不思議な影響力を及ぼしつづけた無気味な集団、グノーシス派、薔薇十字団、フリーメーソンなど、正史ではとりあげられない秘密結社の数々をヨーロッパ史を中心に紹介。

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    2010年07月19日
  • 毒薬の手帖

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    [ 内容 ]
    不吉な運命の神――毒薬をめぐる様々なエピソードを収集した本書は、“いわば毒のモチーフを縦糸として織り出した、一枚の文化史的タペストリー”であり、また、犯罪の芸術・毒殺を集成した異色エッセイ集である。

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    2010年07月19日
  • 澁澤龍彦 日本芸術論集成

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    西洋式の、禁止の侵犯としてある、暗く神経症的なエロティシズムの芸術とは異質の、神と原罪の無い国の自由奔放さに満ちあふれた日本の浮世絵。
    宗達の舞楽図が好き。
    伊藤晴雨と月岡芳年の麻縄での緊縛それ自体の美的に完結した世界、日本的マゾヒズム。
    中世12、3世紀の、仏教的輪廻観念からくる地獄絵。
    もの自体ではなく、風景としてあらわれた観念。中村宏。風景は常に遠のいてゆく幻影。
    日本的美学において写実主義と装飾主義は盾の両面。
    『人間概念の拡張であり、あらゆるものに人間の肉体をメタモルフォーズする可能性を発見するということに、自分の舞踊の根本理念を置いている』
    土方巽
    古典バレエの伸びやかに上昇する身

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    2010年07月12日
  • 澁澤龍彦 初期小説集

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    めちゃくちゃかっこいい。
    もっと難しくてとっつきにくいと思ってたけど、意外と読めました。ちゃんと理解できているのかはさておき。

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    2010年07月12日
  • さかしま

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    [ 内容 ]
    「生産」を至上の価値とする社会に敢然と反旗を翻し、自らの「部屋」に小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサント。
    澁澤龍彦が最も愛した翻訳が今甦る。

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    2010年06月26日
  • O嬢の物語

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    2010年06月26日
  • 長靴をはいた猫

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    「赤頭巾ちゃん」にしても「眠れる森の美女」にしても、本来は血なまぐさくて荒々しく、セクシャルで残酷な民話だった。
    ペローの童話はその味わいを残しながら、一方では皮肉な人間観察や教訓にみち、童話文学の先駆的作品となった…この残酷で異様なメルヘンの世界を、渋沢龍彦はしなやかな日本語で甦らせた。
    独特の魅力あふれる片山健の装画をそえておくる決定版ペロー童話集。

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    2010年06月26日
  • 悪徳の栄え 上

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    美徳を信じたがゆえに悲惨な運命にみまわれ不幸な人生を送るジュスティーヌの物語と対をなす、姉ジュリエットの物語。
    妹とは逆に、悪の哲学を信じ、残虐非道のかぎりを尽しながら、さまざまな悪の遍歴をかさね、不可思議な出来事に遭遇するジュリエットの波爛万丈の人生を物語るこの長大な作品は、サドの代表作として知られ、サドの思想が最も鮮明に表現された傑作として知られる。

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    2010年06月26日