澁澤龍彦のレビュー一覧

  • 秘密結社の手帖

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    [ 内容 ]
    たえず歴史の裏面に出没し、不思議な影響力を及ぼしつづけた無気味な集団、グノーシス派、薔薇十字団、フリーメーソンなど、正史ではとりあげられない秘密結社の数々をヨーロッパ史を中心に紹介。

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    2010年07月19日
  • 毒薬の手帖

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    [ 内容 ]
    不吉な運命の神――毒薬をめぐる様々なエピソードを収集した本書は、“いわば毒のモチーフを縦糸として織り出した、一枚の文化史的タペストリー”であり、また、犯罪の芸術・毒殺を集成した異色エッセイ集である。

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    2010年07月19日
  • 澁澤龍彦 日本芸術論集成

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    西洋式の、禁止の侵犯としてある、暗く神経症的なエロティシズムの芸術とは異質の、神と原罪の無い国の自由奔放さに満ちあふれた日本の浮世絵。
    宗達の舞楽図が好き。
    伊藤晴雨と月岡芳年の麻縄での緊縛それ自体の美的に完結した世界、日本的マゾヒズム。
    中世12、3世紀の、仏教的輪廻観念からくる地獄絵。
    もの自体ではなく、風景としてあらわれた観念。中村宏。風景は常に遠のいてゆく幻影。
    日本的美学において写実主義と装飾主義は盾の両面。
    『人間概念の拡張であり、あらゆるものに人間の肉体をメタモルフォーズする可能性を発見するということに、自分の舞踊の根本理念を置いている』
    土方巽
    古典バレエの伸びやかに上昇する身

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    2010年07月12日
  • 澁澤龍彦 初期小説集

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    めちゃくちゃかっこいい。
    もっと難しくてとっつきにくいと思ってたけど、意外と読めました。ちゃんと理解できているのかはさておき。

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    2010年07月12日
  • さかしま

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    「生産」を至上の価値とする社会に敢然と反旗を翻し、自らの「部屋」に小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサント。
    澁澤龍彦が最も愛した翻訳が今甦る。

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    2010年06月26日
  • O嬢の物語

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    2010年06月26日
  • 長靴をはいた猫

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    [ 内容 ]
    「赤頭巾ちゃん」にしても「眠れる森の美女」にしても、本来は血なまぐさくて荒々しく、セクシャルで残酷な民話だった。
    ペローの童話はその味わいを残しながら、一方では皮肉な人間観察や教訓にみち、童話文学の先駆的作品となった…この残酷で異様なメルヘンの世界を、渋沢龍彦はしなやかな日本語で甦らせた。
    独特の魅力あふれる片山健の装画をそえておくる決定版ペロー童話集。

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    2010年06月26日
  • 悪徳の栄え 上

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    [ 内容 ]
    美徳を信じたがゆえに悲惨な運命にみまわれ不幸な人生を送るジュスティーヌの物語と対をなす、姉ジュリエットの物語。
    妹とは逆に、悪の哲学を信じ、残虐非道のかぎりを尽しながら、さまざまな悪の遍歴をかさね、不可思議な出来事に遭遇するジュリエットの波爛万丈の人生を物語るこの長大な作品は、サドの代表作として知られ、サドの思想が最も鮮明に表現された傑作として知られる。

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    2010年06月26日
  • 恋の罪

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    [ 内容 ]
    50篇にのぼるサドの中・短篇の中から選び抜かれた12篇―短篇作家としてのサドの魅力をあますところなく伝える『恋の罪』から3篇、そしてフランス風コントの中にもサドならではの道徳観・恋愛観を窺わせる『小咄、昔噺、おどけ話』から9篇を収録。
    また最後に収録された「末期の対話」はヴァンセンヌ獄中で書かれた記念すべき処女作であり、「最初の無神論宣言」である。

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    2010年06月26日
  • 食人国旅行記

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    [ 内容 ]
    許されぬ恋におち、駆け落ちをしてヴェニスにたどりついたサンヴィルとレオノール。
    二人はこの水の都で離れ離れとなり、互いに求めあって各地をめぐり歩く。
    ―本書ではその波乱に満ちた冒険旅行をサンヴィルが回想するが、なかでも注目すべきはサドのユートピア思想を体現する食人国と美徳の国の登場で、その鮮烈な描写はサド作品中とりわけ異彩を放ち、傑作と称えられている。

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    2010年06月26日
  • 澁澤龍彦 日本作家論集成 上

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    久生十蘭つながりで、澁澤龍彦が彼について書いたものを読んでみようかな、と。文庫オリジナル。「日本の作家について著者が書いたエッセイをすべて収録した永久保存版!」だそうです(書評を除く)。この上下巻と、同文庫の『澁澤達彦 書評集成』を合わせると、「日本作家についての澁澤評をすべて網羅できることになる」のだそうな。文庫としては高価かな、でも場所も取らないしカヴァーもきれいだし、持っててもいいかな。それに、亡くなってすでに20年余、こういう編纂のを読んでみるのもいいな、なんて。論じられている作家別に「作家の生年順に並べ替え」た、文庫オリジナル編纂。上巻は、南方熊楠から中村光夫まで。25人に関して55

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    2011年07月19日
  • 長靴をはいた猫

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    澁澤龍彦訳、につられて読んでみた。
    ざっくりとした塩味加減が麻みたいで素敵な1冊。
    教訓がついているのもとてもよかった。
    いちばん好きなのは青髯。
    好奇心とはつまらぬ快楽で、…そして、いつも高くつくものなのです。

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    2010年06月20日
  • 黒魔術の手帖

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    一番最初に読んだ澁澤龍彦がこれだった。同じ河出文庫だけど、表紙は違ってた。こっからどっぷりと澁澤にはまっていきました。

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    2010年06月14日
  • 世界悪女物語

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    [ 内容 ]
    ルクレチア・ボルジア、エリザベト・バートリなど、史上名高い悪女たちの魔性にみいられた悪虐非道の生涯を物語りながら、女の本性、悪の本質を浮き彫りにするベストセラー・エッセイ集。

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    2010年06月09日
  • 東西不思議物語

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    [ 内容 ]
    ポルターガイスト、UFO、お化け……。
    世にも不思議な物語をこよなく愛する著者が、四十九のテーマをもとに、古今東西の書物のなかから、奇譚のかずかずを選びぬいた愉快なエッセイ集!

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    2010年06月09日
  • 黒魔術の手帖

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    手元のはバフォメットの表紙のやつ。思春期に読んでたらもっとビリビリしたんだろうな。
    初見の方はこれを入り口に澁澤の小説の方もぜひ。

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    2010年05月21日
  • さかしま

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    2010/5/19

    退廃・デカダンス、教養のすごさ、
    ギュスターヴ・モロー賛美。
    一回の官吏が書いたとは信じられん。
    妄想・書物・偏執・神経症。

    あ、終わっちゃった、と言う感じ。

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    2010年05月19日
  • 悪徳の栄え 上

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    現代のように情報量が少ない時代に、かくもこのような小説を想像できたなと、感嘆!!もしかしてかなりのリアルかもしれないけど。口淫が罪の時代にあの内容じゃあ、投獄もされますわ。
    あの頃って、絶対的権力と財産があれば、庶民の人権も命も無視できるわけで、貴族であったサドがどこまで可能かなんて、一般庶民の私にははかりかねる。時々Sっ気が出たとき、読み返す。

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    2010年04月21日
  • ねむり姫

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    裏表紙に“あやかしの物語”と書かれていたけれど、不可思議というひと言では片付けられない世界だった。この作品を読んでいる最中、二度ほど憑き物的な夢を見た上、金縛りにもあった。脳が独特の魔術にかかってしまったのかもしれない。
    淫靡でもあり、エッシャーの騙し絵のような怖さもある。洒落に富む上質でリズミカルな文章がなんとも小気味よかった。
    澁澤龍彦、怖いもの見たさ的興味で、その扉の奥をもう少しだけ覗いてみたい気がする。

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    2010年08月17日
  • 黒魔術の手帖

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    最終章のジル・ド・レエは興味がない上に長かったので飛ばしたが、全体的に非常に興味深かった。占星学についてはもっと深く知りたい。

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    2009年12月08日