澁澤龍彦のレビュー一覧

  • 新ジュスティーヌ

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    [ 内容 ]
    身も心も美徳に捧げ、美徳のために生きようとしたがために、悲惨な出来事に次次と遭遇し、不幸な結末をむかえる美少女ジュスティーヌ。
    悪徳に生きた姉ジュリエットの物語と対をなすこのジュスティーヌの物語には、三つの異本が存在するが、本書はその最後の稿にあたり、決定版ともいえるものである。
    より客観的な手法で、人間の根源的残酷さを描き尽し、思想の深まりを示すサド後期の傑作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個

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    2010年06月26日
  • O嬢の物語

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    好きか嫌いかと問われれば、嫌いではない。ただ興奮するかと言われればあまりしないと想う。Mなワタシでも嗜好がちゃうンやなって想いました。

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    2010年06月24日
  • 黒魔術の手帖

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    [ 内容 ]
    魔術、カバラ、占星術、錬金術、悪魔信仰、黒ミサ、自然魔法といったヨーロッパの神秘思想の系譜を日本にはじめて紹介しながら、人間の理性をこえた精神のベクトルを解明。
    オカルト・ブームの先駆をなした書。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年06月09日
  • 異端の肖像

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    [ 内容 ]
    狂気と偽物による幻想の城ノイシュヴァンシュタインを造らせたルドヴィヒ二世。
    神秘思想を体現した二十世紀の魔術師グルジエフ。
    数百人ともいわれる幼児虐殺を犯した享楽と残虐のジル・ド・レエ侯。
    ルイ十六世の処刑を主張した熱狂的革命家サン・ジュスト…。
    彼らを魅了した魂と幻影とは何だったのか。
    そして孤独と破滅とは何だったのか。
    時代に背を向けた異端児達を描くエッセイ。

    [ 目次 ]
    バヴァリアの狂王―十九世紀ドイツ
    二十世紀の魔術師―二十世紀ロシア
    生きていたシャルリュス男爵―十九世紀フランス
    バベルの塔の隠遁者―十八世紀イギリス
    幼児殺戮者―十五世紀フランス
    恐怖の大天使―十八世

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    2010年06月09日
  • 幸福は永遠に女だけのものだ

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    性に関する女性的原理について論じた表題作やら、性のタブーに切り込んだ「異常性愛論」など。
    なるほどなーと思いながら読んだが、やや男性本位の考え方が強いかなと疑問に思う点もあった。

    0
    2010年05月18日
  • 東西不思議物語

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    本当は現実主義者なのに、不思議な話を求めて怪しげな本に熱中するようになったのは、この作品を読んでしまったせいかも。

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    2010年02月24日
  • ソドム百二十日

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    表題も含め3作品、市民生活とはかけ離れたフランス貴族の退廃した姿が読み取れる。現在もヨーロッパでは貴族階級があるらしいので、こんな馬鹿げた日常を繰り返しているのだろうか、そんなことは無いだろう、あくまでもマルキド・サドの妄想なのだから。内容がものすごく下品なのだが文章や語句が高尚なので不思議な読み応えあり。

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    2011年10月12日
  • 記憶の遠近法

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    『黒魔術の手帖』みたいな感じかと思ったら、そうでもなかった。結構エッセイ色が濃く、あまり一つの内容を掘り下げて書いてるわけでもなかった。
    ただ、澁澤さんがめちゃくちゃお茶目でかわいかった。
    誤解してたぜ。

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    2009年12月24日
  • 恋の罪

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    予め断ると、変態描写はありません。愛と情欲の書ではありますが。
    中世フランスの貴族のやりとりが多いせいか、歯の浮くセリフと浮世離れした表現てんこ盛りで苦笑いしながら読み進めました。
    前半は野心、猜疑心、強欲が招く悲劇を、後半は駆け引きや嫉妬心などを時にコミカルに描きます。
    全般的にさして心に残る内容ではなかったのですが、最後の短編「末期の対話」を読んで売るのを留めました。
    臨終間近の男と司祭が欲を切り口に神の存在について対話する、という内容で興味深く読めました。
    この処女作で表された無神論哲学が故の、愛と情欲への偏向なのですね。

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    2009年11月02日
  • ソドム百二十日

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    良い気分になれる人は相当な悪徳の持ち主だと思うなあ(笑)
    変態という表現では陳腐すぎるほど偉大であることは感じ取れた。映画の『ソドムの市』も観てみる予定。

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    2009年10月07日
  • 夢の宇宙誌

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    2009/
    2009/

    この本の内容は、美術論の範囲をはるかに越えて、いわば文明論の性格を帯びているのであり、しかも、その文明論は歴史主義的な諸時代の文明の型の考察、すなわち文明史的な考察を一応の素材とはしながら、著者の眼はさらに根源的なものに向けられるために、実証主義風の相対性を払拭して、絶対的な幻想の様相を帯びるのである。―森本和夫

    中世神学が壮麗な体系を完成するにつれて、ちょっと、そのうらが夜の神学ともいうべき、悪魔学も同じ歩みを進めていた。ルネッサンスは、昼の世界を合理主義の体系で築いたが、人間の夜の世界ではどうなったのかという反省が近ごろフランスで、一種の悪魔学研究ブームをおこし

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    2009年10月07日
  • 毒薬の手帖

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    2009/
    2009/

    この書は薬物学ふうな記述ではなく、毒薬を使用する人間のさまざまな情熱のかたちについての精密な展望である。―埴谷雄高

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    2009年10月07日
  • さかしま

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    990夜

    ここには、デカダンスの光学、装飾学、精神病理学などに関する百科全書的な網羅があり、生活を期待せぬ生活、不安に自足した魂、想像力と幻覚のあいだを往復運動する精神が不思議な夜の花の開花のごとくに見いだされる、(埴谷雄高)

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    2017年09月03日
  • 悪徳の栄え 上

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    2009/
    2009/

    1136夜

    サド侯爵は一生の半分以上を牢獄で送った十八世紀の人間である。
    彼が啓蒙的合理主義、ルソー流の自然主義から、つくり上げた独自な哲学は、革命前の貴族的快楽主義とも、革命後の民主的公共の福祉とも、相容れなかったからだが、とにかく自己の原理を曲げるよりは、牢獄を選んだ人間は大人物である。―大岡昇平

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    2010年09月06日
  • 幻想の肖像

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    渋澤龍彦は初めて読みました。
    批評じゃなくて、「好きだから語るんだ」という感じの
    語り口が、読んでてとても心地いいというか
    もっと蘊蓄を語ってくれ!という気になります。

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    2009年10月04日
  • 偏愛的作家論

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    2009/
    2009/

    石川淳 三島由紀夫 稲垣足穂 林達夫 滝口修造 埴谷雄高 吉行淳之介 鷲巣繁男 野坂昭如 花田清輝 安西冬衛 泉鏡花 谷崎潤一郎 堀辰雄 日夏耿之介 江戸川乱歩 久生十蘭 夢野久作 小栗虫太郎 橘外男 岡本かの子 中井英夫 吉岡実 南方熊楠

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    2009年10月07日
  • 悪徳の栄え 上

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    上巻の途中で止まっています…。
    下巻どころか読破できるか非常に微妙…。
    すみません、全く共感できない…。

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    2009年10月04日
  • 澁澤龍彦 書評集成

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    2009/9/19ジュンク堂で購入
    2009/

    まあなんておびただしい書評の数なんでしょう!(笑)

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    2009年10月07日
  • 裸婦の中の裸婦

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    澁澤が死ぬ直前に文藝春秋で連載していたものをまとめた書。途中、咽頭ガンのために入院を余儀なくされたため、残りの3回を巌谷國士が担当している。澁澤がいくつかチョイスした裸婦画に対し、二人で鑑賞しながらおしゃべりをするといった対話体で書かれているのもおもしろい。言うまでもなく、澁澤特有の芸術論的な無駄話が楽しい。何かでみうらじゅんが、「裸婦」がマイブーム的なことを言っていたように思うが、すでに20年以上前から「マイブーム」にして書を書いていた人がいるということを、ここに記しておこう。

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    2009年10月04日
  • 幻想の肖像

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    澁澤が選ぶエロスと狂気の雰囲気漂う肖像集。
    ちょっとマイナーな女性像は時に斬新。
    モノクロで絵も掲載されているが、それを見るよりも先ず澁澤氏の文章でその絵を“鑑賞”するのが楽しい。
    細部の特徴を描写したそれは、それ自体絵画のようだ。

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    2009年10月04日