ソドム百二十日

ソドム百二十日

ルイ十四世治下の末期、殺人と汚職によって莫大な私財を築きあげたブランジ公爵と三人の仲間は、「黒い森」の人里離れた城館で、四十二人の男女とともに、百二十日間に及ぶ大饗宴をもよおす。ここで物語られる奇怪な話、くりひろげられる乱行、虐殺の数々を物語るサドの異色作「ソドム百二十日」は、さながら性倒錯現象の百科ともいえる傑作である。他に二篇収録。

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ソドム百二十日 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月12日

    ソドムの方は改めて全訳を読んでみる。

    とはいえ元々未完らしい。

    かなり年代の違いを感じる難しい文章で、私では内容を理解するには至らなかった。

    傑作と駄作の違いも私ではわかりません。

    ソドムの方は登場人物紹介のパートしかないから続きがやたら気になります。

    悲惨物語はもっとあたまがよくなってか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「ソドム百二十日」は序章で終わっている。フランス革命が勃発して、著者が原稿を失ったからだ。あぁ、でも、続きが読みたい。120日間に渡って、このいたいけな少年少女たちに何が行われたのか、気になって気になって仕方が無い。序章が憎い。こんなにも人の気持ちを盛り上げて、高ぶらせておいて、放置プレイなんだもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月06日

    まず気をつけるべきなのは、この本に収録されているソドム百二十日は、初めの導入部分(主人公であるブランジ公爵とその弟である司教、キュルヴァル法院長、公爵の学友であるデュルセの4人の道楽者とその妻達の人物描写と、物語のメインである4ヶ月の放蕩に耽るまでの下準備の様子と、放蕩の加担者や犠牲者の人物描写まで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ソドム百二十日だけ再読。
    このやりたい放題っぷりが非常に好きです。

    09.09.04 再読


    バスティーユ内で執筆された未完の大作。思ったよりもずっと真面目な小説やった。これが完成されてたら・・・。
    07.10.19

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    Posted by ブクログ 2020年09月21日

    青土社、佐藤晴夫訳を、20ページほどつまみ読み。
    驚くべき変態っぷり。食べるための、便の固さや香りの調整など。

    フランス革命前後の著とのこと。キリスト教の道徳の押し付けに辟易し、絶望し、どんなことをしたってかまわないのだ、神などいないのだと、人間の自由さや可能性をあますところなく表現したかったんだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月28日

    桃源社から1966年に出た『新サド選集第8巻』のなかの「ソドム百二十日」を底本にして1991年に河出書房から出されたもの。

     サドによってフランス革命間近の1785年にバスティーユ牢獄で書かれた作品。それが発見され保存され紆余曲折を経て1904年、ドイツで初めて出版された。その後、原稿はフランス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月27日

    マルキ・ド・サド(1740-1814)の『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』の抄訳と『悲惨物語』及び附録の三編。

    サド小説の特徴は、人間性・美徳・宗教的道徳的なるものへの徹底的な軽侮と、異常性・悪徳・瀆神への傾倒だ。神や人間性に対する信念を無神論で以て嘲笑し辱める。

    「悪徳こそ、・・・、いちば...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月26日

    この本では序章しか訳されておらず、ここからが本当の地獄なのだろうが、現実にはこれ以上の残虐非道の事件が起きている。
    ブランジ伯爵の様な猟奇趣味の権力者が実在しても、なんら不思議ではない。
    人間とはつくづく恐ろしい生き物だ。

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    Posted by ブクログ 2010年08月03日

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    Posted by ブクログ 2011年10月12日

    表題も含め3作品、市民生活とはかけ離れたフランス貴族の退廃した姿が読み取れる。現在もヨーロッパでは貴族階級があるらしいので、こんな馬鹿げた日常を繰り返しているのだろうか、そんなことは無いだろう、あくまでもマルキド・サドの妄想なのだから。内容がものすごく下品なのだが文章や語句が高尚なので不思議な読み応...続きを読む

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