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Posted by ブクログ 2009年10月04日
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透徹した独特の審美眼によって、シュールレアリスムの作品をはじめとする幻想絵画について詩情あふれるエッセイを発表してきた著者が、愛好するヨーロッパの36の名画をとりあげながら、描かれた女性像をめぐり、そのイメージにこめられた女性の美やエロス、また魔的なものなどについて、博識に裏打ちされた鋭利な...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
西洋の画家、そして主に女性の肖像画を澁澤龍彦の解説によって味わうことができるという、なんともワクワクな一冊。
色んな画家の作品が載ってるので、「正統派美人画もいいけど、やっぱちょっぴり不気味な絵とかの方が、見てて飽きないなー」とか、そういう自分の芸術に対する志向を再確認するのにも役立ちます。
もちろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月03日
まず、自分の持っているのは第14刷1995年版で、表紙絵はピエロ・ディ・コシモの『シモネッタ・ヴェスプッチの肖像』である。登録されている表紙絵は別のものに代わっているが、その表紙絵は本書に収録されていない絵だと思われる(『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』の中のパトモス島のヨハネ)。あるいは、現在は増...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月24日
時代を感じるエッセイ。
と言っても観方の古さ云々ではなく(とは言いつつ昭和40年代ぽい気はしますが)、写真の鮮明度等、出版技術のこと。粒度の荒い白黒写真のため、著者の想いの共有が困難。
絵画への造詣がない当方はある意味途方に暮れるといったところかな?
しかし知らない画家、見たことも無い絵はそれこそ無...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月28日
ブクブクで手に入れた一冊。
表紙の“絵画”が何とも印象的です。
目に見える“絵”の部分だけではなく、その背景まで踏まえると、
絵画鑑賞にも深みが増しそうで、西欧絵画はやはりキリスト教ですかね。
一応、キリスト教は最近ちょこちょこと触りはじめたのですが、、
“原罪”の観念はやはり、よくわからないで...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月18日
澁澤好きの為の絵画解説書。間違っても絵画好きの為の、ではない。
文章はわかりやすく読みやすいが、この本から絵画の世界に入ろうとすると、澁澤独特の解釈に馴染んでしまい、まともな鑑賞ができなくなるかもしれない。
これを読んで、私には絵画に対する興味があまりないことが解った。
解説読むより眺めてるほうが楽...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月19日
[ 内容 ]
透徹した独特の審美眼によって、シュールレアリスムの作品をはじめとする幻想絵画について詩情あふれるエッセイを発表してきた著者が、愛好するヨーロッパの36の名画をとりあげながら、描かれた女性像をめぐり、そのイメージにこめられた女性の美やエロス、また魔的なるものなどについて、博識に裏打ちされ...続きを読む
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