快楽主義の哲学

快楽主義の哲学

611円 (税込)

3pt

人生に目的などありはしない──すべてはここから始まる。
曖昧な幸福に期待をつないで自分を騙すべからず。
求むべきは、今、この一瞬の確かな快楽のみ。
流行を追わず、一匹狼も辞さず、世間の誤解も恐れず、精神の貴族たれ。
人並みの凡庸でなく孤高の異端たれ。
時を隔ててますます新しい澁澤龍彦の煽動的人生論。

【目次】

第1章 幸福より、快楽を
第2章 快楽を拒む、けちくさい思想
第3章 快楽主義とは、何か
第4章 性的快楽の研究
第5章 快楽主義の巨人たち
第6章 あなたも、快楽主義者になれる

※電子版には文庫収録の三島由紀夫氏による推薦文は掲載しておりません。

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快楽主義の哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ブク友さんが読んでいて「そういえば私も持っていたかなぁ」と本棚から出してきて読んだ。再読。
    とはいえ内容はまるで覚えていなかったのでほぼ初読。

    他の作品とちょっと毛色が違って、世俗的なことや現代的なことに関しても色々言及しているので興味深く読む。私の中ではなんとなく「西洋の昔の人やもののことを書く

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    似た考え方の人いたわ~。
    というかそりゃいるよな。80億人もいれば。いや、もうなくなった方を含めれば、何人の人間がいるんだろう。

    ここではっきり申しますが、オルガスムの美学の最高の理想は、情死だろうと思います。
    111

    密室から広場へ一歩踏み出すためには、まず羞恥心を捨て、嫉妬心を捨て、独占欲を

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    お前ら、これ読まないでロックとか語ってんの?

    読むほど、自分の元の孤高さを感じる。目を覚まさせてくれ、云うなら自身の「アイデンティティ」を鼓舞してくれる。誰にも邪魔させないという強い気持ちが湧いてくる。

    私に近いのは愛読書を書いたゲーテだ。光やまない汎神論の中で、愛に生き進み続ける。
    ディオゲネ

    0
    2023年05月27日

    Posted by ブクログ

    最近耽美派にハマってく自分の心理を掴みたくて読んだ。ゲーテって74まで恋してたんだね。しかも19の少女と。w「快楽主義の巨匠たち」の章面白かったな〜哲学や思想史に興味湧いた
    精神の貴族たれ!

    0
    2020年09月25日

    Posted by ブクログ

    人間にはいろんな生き方があるなと思う澁澤氏の生き方と考え方。
    史上の珍な生き様を紹介しながら、いかに自分にとっての生き方が大事かを説く。

    労働と遊びの一致。
    いつでも遊んでいるような存在にならなければ真の意味で社会や文明が進歩したということにならない、と。

    1965年刊行で、
    今もって尚新しい。

    0
    2020年07月27日

    Posted by ブクログ

    これは意外と面白い本だった。
    題名に『哲学』とあるので少々お堅い本かと思って手に取るも、なんの著者のざっくばらんかつ、筋の通った内容である。
    快楽主義とは、一貫し『人間の本能、人間の欲望に忠実である』ことであり、ヘンな常識や風習に惑わされることなく、自然体であることを説く。
    ・進歩や発展のない生活に

    0
    2019年09月08日

    Posted by ブクログ

    古き時代の名著。快楽主義という言葉は一見すると欲望のまま遊びほうけて暮らせばいいというイメージがあるが、そうではなく、外部に作られた欲望をを消費しようとするのではなく、内に秘めた欲望に素直になるためにはというとても硬派な内容。出会えてよかったと思える一冊。

    0
    2014年01月10日

    Posted by ブクログ

    冒頭から「人生に目的なんかない」と言い切ってしまう所は小気味よく、目的がなければ「自分でつくりだせばよい」とカール・ブッセの「山のあなたの空遠く」から始まる詩を登場させてセンチメンタリズムを批判し、私たちを行動に駆り立てるその文章は寺山修司を彷彿とさせる。

    第四章では、労働嫌悪の風潮を逆転させるた

    0
    2014年08月10日

    Posted by ブクログ

    澁澤龍彦は一時ハマっていた時があって、本書も再読である。快楽主義の哲学というタイトルが先ず渋い。そして、人生全て快楽のためであるというような叙述がある。

    ― せっせと貯金をして家を建てるとか、三時までおやつの時間を待つとか、結婚初夜まで処女を尊重するとか、出世のために下働きの苦労をなめるとか、すべ

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

     1965年に発刊された単行本の文庫版。1996年にやっと文庫化されたというのは、この本が当時の日本に与えた衝撃がかなり大きかったということなのかな?こんなの読んじゃいけません!みたいな、保守的な偉い人とか知識人たちもたくさんいただろうなぁと想像する。本文中に、こんな箇所がある。

    ---
    p.47

    0
    2023年10月16日

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