あらすじ
稲垣足穂や三島由紀夫など日本文学の書評、日本人による芸術や文化論の批評、バタイユやD・H・ロレンスなどの外国文学や外国芸術についての書評などに加え、推薦文や序文も収録。一九五八年から最晩年の一九八七年にかけて発表されたおびただしい数の書評を集大成した本書は、澁澤龍彦による時評とも、澁澤自身の軌跡とも読める。文庫オリジナル・アンソロジー。
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Posted by ブクログ
澁澤龍彦集成(桃源社)のVII巻に書評を纏めた本があり、ラインナップが近い。「偏愛的作家論」や晩年に書かれたものを追加したオリジナル文庫。神田の古書店へ行く時に持っていきたい。
Posted by ブクログ
以前、たなぞうのどこかで「澁澤龍彦は衒学の一歩手前で寸止め」というようなことを書いたことがある。でも、あれは正確ではなかった。澁澤龍彦のような人が衒学に歩み寄るはずがない。彼が亡くなったとき、これ以上新刊が増えることはない、と変な安心?をしたものだけど、これは文庫オリジナル・アンソロジー。こーゆーことがあるから安心してられない。澁澤さーん、河出さーん!!
Posted by ブクログ
どこから読んでも澁澤龍彦。ただの博覧強記ではなく、独特のユーモア(というより子供っぽさ?)を持ち合わせた稀有な存在。だれになんと言われようと、澁澤さんは憧れの人なのです。
Posted by ブクログ
やはりというか、耽美/幻想系の書物に強い感じですね。
幻想系が好みのものとしては、大変に参考になります。
ちょっと入手が困難そうな書物が多いのが残念ではありますが。
しかし、澁澤ってその著作物からの印象から比べると以外に昔の人なんだよなぁ、と紹介されている書物を見て思いましたね。