澁澤龍彦のレビュー一覧

  • 幻想の肖像

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    ブクブクで手に入れた一冊。
    表紙の“絵画”が何とも印象的です。

    目に見える“絵”の部分だけではなく、その背景まで踏まえると、
    絵画鑑賞にも深みが増しそうで、西欧絵画はやはりキリスト教ですかね。

    一応、キリスト教は最近ちょこちょこと触りはじめたのですが、、
    “原罪”の観念はやはり、よくわからないです、、閑話休題。

    なんせによ“絵画”は当時の文化の発露とも思いますので、
    どうせなら楽しむための“ウンチク”も入れておきたいですね。

    それにしても、エロのために当時のキリスト教のモラルに寄り添うとは、
    いつの時代も男は○○だなぁ、、なんてことも、大いに共感デシタ。

    また、次回のブクブクで循環さ

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    2013年11月28日
  • 長靴をはいた猫

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    おなじみの昔話の、自分が知っていた内容から少しひねられた作品群。かえって面白い。
    挿絵が、金子国義を彷彿させる感じでなかなか魅力的。
    澁澤氏が指名しただけあると思う。

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    2014年03月08日
  • 恋の罪

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    残虐性を文学にまで押し上げたマルキド・サドの短編集。

    最初の物語は、人の残虐性が選ばれた者のものではなくて、環境によって容易に形成されることをまざまざと見せつけられる。

    そして、最後の物語である末期の対話はサドの理性主義、無神論主義を冷静に見つめることができ、興味深い。

    澁澤さんの訳も手伝って、非常に読みやすく先が気になる展開はサドの力を感じさせる。

    ただ、話によっては面白みにかける作品もあり、読む場合は興味のあるものだけを読んでも良いかもしれない。

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    2013年08月30日
  • 長靴をはいた猫

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    猫! 猫の顔こわい!

    原作の持つ、毒や性的モチーフをそのままに、ということでしょうか。
    そういえばこの話グリムでしか知らないかも…ってタイトルもありました。

    挿絵も、セクシャルだったり、目がうつろだったり、ちょっと薄暗くて大人向け。

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    2013年08月05日
  • ねむり姫

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    随分昔に購入していた本です。
    西洋風のおとぎ話を日本の昔話に置き換えた風ですね。そして必ずしもハッピーエンドにならない辺りがさらに面白い。幻想小説と言うのはこういう感じの取りとめの無いものなのかなあなどと思いした。面白かったです。また何か違う本も読んでみようと思います。

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    2013年04月23日
  • 悪徳の栄え 上

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    バタイユからの延長で読んでみた。誤解を恐れずに一言で言えば、おっさんが性癖による願望を書き連ねた便所の落書き。
    批判の意味で言ったんじゃないです。褒めても無いですが。取りあえず読んでても下半身が全く反応しなかったのでよかった。サドからすると損してるって話かもしれないが。

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    2013年03月12日
  • 快楽主義の哲学

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    1960年代に書かれた澁澤龍彦さんの雑談。

    色んなものに縛られていないでやりたいようにやろうよ!という呼びかけが冗談交じりに行われる本。
    ユーモア溢れる内容です。

    人間がいつでも遊んでいるような状態にならなければ真の意味で社会や文明が進歩したということにはならないという考えには文句無しに首肯する。

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    2013年01月31日
  • 裸婦の中の裸婦

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    バルチュス スカーフを持つ裸婦……幼虫としての少女。ポルノグラフィーと芸術。

    ルーカス・クラナッハ ウェヌスとアモル……背景の黒のモダン。

    ブロンツィーノ 愛と時のアレゴリー……マニエリスム。時の老人が重要。

    フェリックス・ヴァロットン 女と海……得体のしれない海。

    ベラスケス 鏡を見るウェヌス……尻の裸体画のタブー。スペインらしい禁欲主義。

    百武兼行 裸婦……犯される気品があるからこその猥褻。

    ワットー パリスの審判……18世紀、快楽主義的で演劇的で祝祭的。人間機械論は同時に、機械はどこまで人間に近づきうるか。

    ヘルムート・ニュートンによるシャーロット・ランプリング……ドイツの

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    2013年01月31日
  • ねむり姫

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    短編集。この作家さんは初めて知りましたが、近現代というより現代作家さん?
    なのに近現代風というのがなんというか掴みきれず。
    雰囲気はありましたが、自分好みかと言われるとちょっとキツかったです。

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    2013年01月17日
  • 快楽主義の哲学

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    人生に目的なんか無い。幸福の基準はあいまいだが、快楽の基準は明確だ。だから快楽主義をすすめたい。身も蓋もなくいうとそんな感じ。
    人と同じである必要はないけれど、世間の物差しからはずれちゃうと生きにくい世の中なんだよねぇ。。。

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    2013年01月06日
  • 幻想の肖像

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    トイレ本。

    実は絵画美術には興味がないのだが、そこは澁澤。
    紹介されている絵画、コメント、ともに一味違う趣で、結構楽しめた。

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    2013年01月05日
  • 秘密結社の手帖

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     時を空けずに、2冊目澁澤 龍彦を読む。薔薇十字軍、フリーメーソンなどなど、都市伝説を網羅しているのが本書だ。好きな人にはたまらない。

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    2012年12月18日
  • 世界悪女物語

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    悪女とは何たるものか。
    本書には、意外な人物も屡々現れる。
    小さな此の世界では、自身の持つ能力(容姿も含め)を理解し、それを利用して金銭を得る狡猾さを示す事が殆どだろう。其れ故に、国家権力と云う余りにスケールの大きな此の本の価値観を、現代人の私には些か計り知れない所が多い。
    殺戮の残虐さよりも、恐らく権慾の方が尽きる事の無い分、悍しいのだろう。つい残虐な殺戮に目が行き勝ちだが、悪女の根底は其所に在る。

    澁澤氏の文章には、矢張り感服させられる。臨場感に溢れる訳でも無く、ただ流麗さを感じさせる。

    内容的には然程興味を懐けなかったが、こうした価値観や言葉に触れるのは決して無意義な事では無いだろう

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    2012年10月26日
  • ねむり姫

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    相変わらず夢心地になる。
    ただしいつにも増して読めない漢字が多いので、手元に筆順辞典(これが役に立つ!)と広辞苑を登録したEBPocketをインストールしたiPod Touch(など)を常備する必要あり。

    また、この人はおそらく小説よりもエッセイなどの方が人気があると思うが、私はむしろ小説の方が気持ち良い。

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    2012年10月25日
  • 秘密結社の手帖

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    古今東西の秘密結社についての本。
    古典的作品なので、現代の陰謀論的な秘密結社は少なく、古代からの秘密結社の歴史が紐解かれているのが、期待と違ったけれど面白かった。
    世界史詳しかったらもっと楽しかったんだろうな。勉強します!

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    2012年09月30日
  • 東西不思議物語

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    長男が学校文化祭の古本市でこれを買ってきたのを見て”親子だ”と思いました(笑) 内容は古今東西の不思議な話を簡潔に紹介するという感じ。一つ一つが短いのですぐに読めます。眠れぬ夜になどいかが?

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    2012年09月25日
  • 夢の宇宙誌

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    一人の人間の連想ゲームを横からこっそり覗くような本。

    その人間がただ者じゃないので半端なく引き込まれる。
    どこまでも広がる思考の海に出掛けて行きたくなる。

    真似してみても精々水溜まりにしかならないけれど…

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    2012年08月28日
  • 黒魔術の手帖

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    黒魔術、白魔術、自然魔法、錬金術、カバラ、占星術、星辰術と。

    この手の本は始めて読んだが、何に舌を巻くって、著者の尋常じゃない参考文献を読み漁ってることを想像するに難くない。

    黒魔術、そんなものに使われていたものの遺物が、現在にも残存する。
    星座占いに使っている、各星座を表す記号(ゾディアック)。
    各々の元来の意味が、また凄い。
    例えば蟹座を表す"♋"
    性交渉の際の体位、ソワッサン・ヌフ(69)を表す、と。詳細は割愛。

    さて、簡単に悪魔を召喚できる方法を本文より抜粋。

    まず悪魔を呼ぼうとする者は、一度も卵を産んだことのない一羽の黒い牝鶏をもって、二つの道のぶつかる十

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    2012年05月31日
  • ねむり姫

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    読めない漢字が沢山あったので辞書を引きながら。
    時折出て来る横文字が洒落てます。
    夢と現のあわいに漂う6編。

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    2012年05月01日
  • O嬢の物語

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    ネタバレ

    進歩的な女性「O」が自由よりも服従を選ぶその生き様。O嬢はさまざまな男たちに服従を迫られ、それに答えていく。ロワッシーでは複数の男たちに服従を強いられ、次には恋人ルネに導かれステファン卿の元へと譲り渡される。アンヌ・マリーに性器に鉄輪を通され、最後にはオブジェとして衆目の元に晒されるのである。

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    2012年04月09日