澁澤龍彦のレビュー一覧

  • 華やかな食物誌 新装版

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    面白かったです。澁澤さんの知識量ほんとどうなってるの。。
    美食について書かれている第一章と、それ以降の芸術についてかかれている章、どちらも興味深いところがたくさん。
    16世紀になるまでフランスではフォークが使われてなかったというのが驚きでした。
    メディチ家の美食や毒物について語りながら、最終的にアメフラシの話で終わったのは笑いました。しかしウミウサギて…アメフラシのどのへんがウサギなのか。。インドのにも毛は生えてないと思うけど。
    「ばさら」も興味津々です。江戸時代の統治術によって今の地味なあれこれになった、というのは面白いです。「かぶき」もいいけど「ばさら」もいいな。ばさらは精神の自在さ奔放さ

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    2020年10月27日
  • ソドム百二十日

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    青土社、佐藤晴夫訳を、20ページほどつまみ読み。
    驚くべき変態っぷり。食べるための、便の固さや香りの調整など。

    フランス革命前後の著とのこと。キリスト教の道徳の押し付けに辟易し、絶望し、どんなことをしたってかまわないのだ、神などいないのだと、人間の自由さや可能性をあますところなく表現したかったんだろうか?人が美しいというものを否定し、人が汚い、おぞましいとするものを賛美したかったのだろうか?

    こんなの、日本にもあったのだろうか?

    元はと言えば、日中戦争において、日本兵士がなぜ現地女性に猟奇的な強姦をしたのか、あるいは、東大生たちの裸の女子学生を馬乗りにして遊んだ挙句の輪姦、のような犯罪が

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    2020年09月21日
  • O嬢の物語

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    3.8官能小説と呼んでもいいのか?見たことない世界に一気読み。まあ理解されないやろな。ドキドキする。

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    2020年08月14日
  • 東西不思議物語

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    新聞に連載していた古今東西の不思議なエピソードを五十篇収録。

    本人が解説で言っている通り書き流した感はあるが、二人同夢やうつろ舟、飛鉢や人造人間など、その後創作のモチーフになるものがたくさん紹介されている。藤本蒼猪の挿画が良い。

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    2020年05月09日
  • 悪徳の栄え 下

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    悪徳の哲学小説。

    悪徳=自然の第1法則
    美徳=利己主義
    美徳=悪徳
    よって、人間における一切は悪徳。

    言わんとすることは分からんでもないが、
    余りにも頭のネジが飛び過ぎてる。

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    2019年09月16日
  • O嬢の物語

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    スーザンソンタグの「ラディカルな意志のスタイルズ」のなかで書かれていたことが全て、なような。あれを読んでから読んだことで、小説全体を覆う死の香り、崇高な文章表現がスッと入ってきてただただ過激な物語ではなく読めたと思う。

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    2019年04月22日
  • 悪徳の栄え 上

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    どのような人がどのような背景をもって、こんな話を思いついたのかが気になります。グロいしエグい。時代のせいなのか、個人的な特質なのか。
    同じ人間とは思えない、世界観にとにかくびっくりです。

    もちろん、フィクションですが、何かしら話を思いつく根拠としてこれに近しい話があったのかが気になります。

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    2019年04月02日
  • 新ジュスティーヌ

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    想像して、想像して、うわぁ。。ってなって一旦本閉じて休憩して、の繰り返しだった笑 疲れる。でも、宗教性と(時に性的な)暴力性を共存させた皮肉が好きなので、教会のとんでもない実情あたりは結構好きでした。一難去ってまた一難が果てしなく続く。次はどんなのがくるの〜〜って感じ。。大体想像超えてくる。当時なら私は多分ジュリエット派。

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    2019年03月03日
  • 秘密結社の手帖

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     ヨーロッパを中心として、様々な秘密結社を紹介しまくる本。学術的な感じは一切なく、読者に地図を示す前書きも無いからどこに連れていかれるのか分からないし、2012年に刷られてるのに文字が小さく掠れてるし、「土人」など今じゃ見かけない言葉もガンガン出てくるし。「一説によると」「と言われる」「という」「らしい」「に違いない」など、Wikipediaに書いたら[要出典][要検証]だらけになりそうな怪しすぎる記述。書きっぷりも書かれている内容もメチャクチャ怪しい。奇書と言ってもいいかも。
     自分で自分のちんちんを切り落とすとか、それすら生ぬるいあれこれが一定の集団の中で行われていたのが俄かには信じ難い。

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    2019年02月23日
  • ドラコニアの夢 アニメカバー版

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    目次
    編者序言

    三つの髑髏
    髑髏
    夢のコレクション
    豪華な白
    林檎
    秘密結社の輪廓
    犯罪的結社 その他
    横浜で見つけた鏡
       
    ランプの廻転
    地震と病気 谷崎文学の本質
    『亂菊物語』と室津のこと
    江戸川乱歩『パノラマ島奇談』解説
    『夢野久作全集』第一巻
    小栗虫太郎『黒死館殺人事件』解説
    『銀河鉄道の夜』宮澤賢治著
    石川淳と坂口安吾 あるいは道化の宿命について
    三島由紀夫とデカダンス 個人的な思い出を中心に
    『変身のロマン』編集後記
    潜在意識の虎 『動物の謝肉祭』序
    毒草園から近代化学へ
    デカダンス再生の“毒” サドの現代性
    優雅な屍体について
    恐怖の詩 ラヴクラフト傑作集『暗黒の秘儀』 

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    2018年11月19日
  • 澁澤龍彦 映画論集成

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    取り上げられている映画が古いせいで、観たことがあるものがほとんど無いのですが、読んだ限りではどれも澁澤らしいものばかり。
    映像を知らなくても、文章で十分楽しめました。
    もう少し、怪奇ものが多ければ知っている映画も多くなるんだろうけどなぁ。

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    2018年11月12日
  • 澁澤龍彦 書評集成

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    やはりというか、耽美/幻想系の書物に強い感じですね。
    幻想系が好みのものとしては、大変に参考になります。
    ちょっと入手が困難そうな書物が多いのが残念ではありますが。
    しかし、澁澤ってその著作物からの印象から比べると以外に昔の人なんだよなぁ、と紹介されている書物を見て思いましたね。

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    2018年11月12日
  • 東西不思議物語

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    世界の不思議な話をまとめた本。著者が渋沢栄一の親戚で、SMの概念を日本に持ち込んだとかいう人らしく読んでみる。
    著者の膨大な知識が窺い知れた。
    北アルプスの双六谷は四五六谷として、顔がぐにゃりと曲がる不思議現象として登場する。

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    2018年06月06日
  • 世界悪女物語

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    西洋悪女物語+則天武后。まさかの則天武后逆転満塁ホームラン。恐るべし破壊力。私感もあってか、メアリ・スチュアートが魅力的に描かれていた。女性の強さ、弱さ、気高さやしたたかさ等様々な要素を読み解くことができる。

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    2018年03月27日
  • 長靴をはいた猫

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    空いた時間で読めるお手軽さに加え、既出の通り片山健氏の挿絵の出現に思わず笑みが零れる。ちょっとした贅沢な時間。多少クセはあるが、時間と気持ちに余裕がある時に広げてしまいそうな一冊。わざわざの教訓がキュート。

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    2018年03月27日
  • 世界悪女物語

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    嶽本野ばらさんの「鱗姫」を読んで
    エリザベート・バートリー を知りたくなって読んでみました。
    エリザベートに関しては他の本などで見たものと特に変わらないエピソードだったので(描写は一番過激で気持ち悪くなりました笑)いまひとつでしたが、他の悪女?たちのエピソードも強烈で楽しめました。
    悪女と言えども彼女たちも運命に時代に翻弄されながら、一生懸命生きていたのだろうと思いました。

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    2018年03月04日
  • ドラコニア綺譚集

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    2008年11月4日~5日。
     この人のエッセイなのか小説なのか、虚実が混淆としている作品は、えも言われぬ面白さがある。
     エッセイだけの作品には、今一つのものもあるが。

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    2018年01月06日
  • 快楽主義の哲学

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    ネタバレ

    この本を読むまで、快楽主義と聞いて個人的に思いつくのは、辛いことから逃げて楽しいこと(快楽)に逃げる、ということであった。

    ところが本書で著者は、快楽主義をもっとプラスな意味で捉えていた。自分の自分の求める理想、さらに楽しく生きることが出来る方向へ、覚悟を決めて進んでいく。そうやって自分で快楽を発見して掴んでいくことが本当の快楽主義者である、ということであった。

    60年代の作品だということを忘れてしまうほど、しっくりと入ってきた。あとがきで浅羽通明氏は、今ではそこまで珍しい論ではないということも述べているが、個人的には感銘を受ける内容が多々あった。ただ、浅羽氏の言葉を受けて、時代が違うんだ

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    2017年12月14日
  • 悪徳の栄え 下

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    話が思わぬ幻想の方向へと進みはじめたのでびっくりした。これでも抄訳なのだから、ほんとうはもっとしんどいんだろうなぁ。

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    2017年06月02日
  • 世界悪女物語

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    フレデゴンドとブリュヌオーってこの本で初めて知った名前だけど、この二人が一番すさまじいと思った。
    いがみ合う女って怖い。

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    2017年04月01日