澁澤龍彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かったです。澁澤さんの知識量ほんとどうなってるの。。
美食について書かれている第一章と、それ以降の芸術についてかかれている章、どちらも興味深いところがたくさん。
16世紀になるまでフランスではフォークが使われてなかったというのが驚きでした。
メディチ家の美食や毒物について語りながら、最終的にアメフラシの話で終わったのは笑いました。しかしウミウサギて…アメフラシのどのへんがウサギなのか。。インドのにも毛は生えてないと思うけど。
「ばさら」も興味津々です。江戸時代の統治術によって今の地味なあれこれになった、というのは面白いです。「かぶき」もいいけど「ばさら」もいいな。ばさらは精神の自在さ奔放さ -
Posted by ブクログ
青土社、佐藤晴夫訳を、20ページほどつまみ読み。
驚くべき変態っぷり。食べるための、便の固さや香りの調整など。
フランス革命前後の著とのこと。キリスト教の道徳の押し付けに辟易し、絶望し、どんなことをしたってかまわないのだ、神などいないのだと、人間の自由さや可能性をあますところなく表現したかったんだろうか?人が美しいというものを否定し、人が汚い、おぞましいとするものを賛美したかったのだろうか?
こんなの、日本にもあったのだろうか?
元はと言えば、日中戦争において、日本兵士がなぜ現地女性に猟奇的な強姦をしたのか、あるいは、東大生たちの裸の女子学生を馬乗りにして遊んだ挙句の輪姦、のような犯罪が -
Posted by ブクログ
ヨーロッパを中心として、様々な秘密結社を紹介しまくる本。学術的な感じは一切なく、読者に地図を示す前書きも無いからどこに連れていかれるのか分からないし、2012年に刷られてるのに文字が小さく掠れてるし、「土人」など今じゃ見かけない言葉もガンガン出てくるし。「一説によると」「と言われる」「という」「らしい」「に違いない」など、Wikipediaに書いたら[要出典][要検証]だらけになりそうな怪しすぎる記述。書きっぷりも書かれている内容もメチャクチャ怪しい。奇書と言ってもいいかも。
自分で自分のちんちんを切り落とすとか、それすら生ぬるいあれこれが一定の集団の中で行われていたのが俄かには信じ難い。 -
Posted by ブクログ
目次
編者序言
三つの髑髏
髑髏
夢のコレクション
豪華な白
林檎
秘密結社の輪廓
犯罪的結社 その他
横浜で見つけた鏡
ランプの廻転
地震と病気 谷崎文学の本質
『亂菊物語』と室津のこと
江戸川乱歩『パノラマ島奇談』解説
『夢野久作全集』第一巻
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』解説
『銀河鉄道の夜』宮澤賢治著
石川淳と坂口安吾 あるいは道化の宿命について
三島由紀夫とデカダンス 個人的な思い出を中心に
『変身のロマン』編集後記
潜在意識の虎 『動物の謝肉祭』序
毒草園から近代化学へ
デカダンス再生の“毒” サドの現代性
優雅な屍体について
恐怖の詩 ラヴクラフト傑作集『暗黒の秘儀』
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読むまで、快楽主義と聞いて個人的に思いつくのは、辛いことから逃げて楽しいこと(快楽)に逃げる、ということであった。
ところが本書で著者は、快楽主義をもっとプラスな意味で捉えていた。自分の自分の求める理想、さらに楽しく生きることが出来る方向へ、覚悟を決めて進んでいく。そうやって自分で快楽を発見して掴んでいくことが本当の快楽主義者である、ということであった。
60年代の作品だということを忘れてしまうほど、しっくりと入ってきた。あとがきで浅羽通明氏は、今ではそこまで珍しい論ではないということも述べているが、個人的には感銘を受ける内容が多々あった。ただ、浅羽氏の言葉を受けて、時代が違うんだ