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Posted by ブクログ
プリニウス愛に溢れる澁澤さんの痛快なエッセイ集。『博物誌』を書いたプリニウスというひとは、いろんなひとの書物を引っ張ってきて、古今東西の生き物や、それらの不可思議な生態やらなんやらについて記述しているらしい。
澁澤さんのエッセイや小説も、いろいろな人が書いた様々な書物に依拠するものが多い。原典があるならば、それはパクリではないか?と思う方もおられるかもしれないが、澁澤さんは自分の文章で何かを引用したり元にしたりした場合、必ずその典拠を示すし、たとえ批評していたとしても原作へのリスペクトを忘れない。そしてそれは澁澤さんの知識の豊かさを裏付けることにもなっている。
そういう点でも両者は大いに通じるところがあるし、澁澤さんはプリニウスのことを「めちゃくちゃだ」と言いながら彼のことを心底面白がっていて、そこに愛を感じる。そんな澁澤さんの文章を、私もまた楽しんで読んだ。
Posted by ブクログ
プリニウスは紀元1世紀頃の古代ローマの軍人で博物学者。スペイン総督、艦隊司令官を歴任するエリート。最後はポンペイを壊滅させた噴火の調査に乗り込んで火山性ガスで死んだとのこと。
本書は、プリニウスが書いた「博物誌」37巻を澁澤氏が面白いと思ったテーマをテキトーにピックアップしてゆるいコメントをつけてます。「なにいいかげんなこと書いてるんだ、このおっさん(笑)」的な感じです。博物誌そのものを読むより面白いです。
最近ヤマザキマリととりみきの合作コミックで「プリニウス」が発売(連載)されてます。これが面白くてプリニウス関連の本を捜してて見つけました。
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