食人国旅行記

食人国旅行記

748円 (税込)

3pt

4.0

許されぬ恋におち、駆け落ちをしてヴェニスにたどりついたサンヴィルとレオノール。二人はこの水の都で離れ離れとなり、互いに求めあって各地をめぐり歩く。――本書でサンヴィルが回想するこの冒険旅行は、波乱万丈の展開をみせるが、なかでも異彩を放っているのが食人国と美徳の国の登場で、ここにおいて、サドはそのユートピア思想を鮮烈に表現している。

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食人国旅行記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     食人国と美徳の国が出てくる。逆方向のユートピアだけれども、某かの共通性を感じた。それこそがサドの思想なのだろうか。この本は読み物というよりは哲学書として読むべき。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    許されぬ恋におち、駆け落ちをしてヴェニスにたどりついたサンヴィルとレオノール。
    二人はこの水の都で離れ離れとなり、互いに求めあって各地をめぐり歩く。
    ―本書ではその波乱に満ちた冒険旅行をサンヴィルが回想するが、なかでも注目すべきはサドのユートピア思想を体現する食人国と美徳の国の登場で、

    0
    2010年06月26日

    Posted by ブクログ

    訳出初版1966年。原書の刊行は1795年。長編小説「アリーヌとヴァルクールあるいは哲学小説」の中の第2巻を翻訳・抽出して出版したのが本書。主人公サンビルが、ベニスに駆け落ちした途端に誘拐拉致されてしまった新妻レオノールを探し求めて、アフリカ西部の架空の食人国ビュテアと、太平洋にある架空の島国タモエ

    0
    2015年04月29日

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