あらすじ
時代・風俗は変われども、女の人生は本質的に変わらないーー。マリー・アントワネットやジャンヌ・ダルクなど史上名高い女性たち、またサロメやヴィーナスなど神話・宗教上の有名な女性たちのさまざまなエピソードをとりあげながら、古今東西の女の生きかたをしゃれたタッチで描くエッセイ集。ベストセラー『世界悪女物語』を補完する女性論。
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歴史上の女性がほとんどすべてであるが、なかには神話や物語の女性、架空の女性もふくまれている。可憐な女性もいれば驕慢な女性もいる。情熱的な女性もいれば冷たい女性もいる。聖女もいれば悪女もいる。これらの華々しい女たちの織り成すアラベスクのような人生模様のエピソードがある。
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澁澤龍彦のエッセイの中では比較的おとなしめで分量もかなり少なく、難解な表現もほぼないと言って良い。あとがきで「女性読者が、何らかの指針なり暗示なりを探り出して頂ければ、筆者としては幸いである」と述べていることからも、かなりフランクで澁澤龍彦初心者向けの1冊になっている。
しかし、一見「そのエピソード、知ってるよ〜」と思いながらページをめくっていると、とんでもない解釈・情報も書かれていたりするので、そこは流石澁澤龍彦だなぁと思いながら、退屈にはならなかった。パッと手にしてザッと読めてしまうのもポイントが高い。忘れそうになったら気になるところだけ読み直すのもアリ。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
時代・風俗は変われども、女の人生は本質的に変わらない―。
マリー・アントワネットやジャンヌ・ダルクなど史上名高い女性たち、サロメやヴィーナスなど神話・宗教上有名な女性たちのさまざまなエピソードをとりあげながら、古今東西の女の生き方をデッサンふうに描く、渋沢龍彦の魅力あふれる女性論。
ベストセラー『世界悪女物語』を補完するエッセー集。
[ 目次 ]
マリー・アントワネット
ベアトリーチェ・チェンチ
ジョルジュ・サンド
アグリッピーナ
ローラ・モンテス
和泉式部
サッフォー
ジャンヌ・ダルク
エリザベス女王
シャルロット・コルデー
サロメ
エロイーズ
細川ガラシア夫人
ルネ・ペラジー
ワンダ・リューメリン
聖母マリア
金髪のイゾルデ
マリリン・モンロー
建礼門院平徳子
ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
ポンパドゥール夫人
王昭君
マグダラのマリア
ヴィーナス
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
古今東西の可憐な女性、傲慢な女性。聖女、悪女 大集合!
処女性は大事なものかもしれないが、また同時に、捨てなければその価値を実現することができない、
とうのが、処女性の本質的なパラドックスであろう。
〜エリザベス女王より
Posted by ブクログ
読んだのは1972年初版の
桃源社発行の単行本
たまたま古書店で見つけたもの
資生堂のPR誌「花椿」の
1970年から1971年に連載されたもの
できるだけロマンティックな
エピソードを‥と
あとがきで書いているので
すべておとなしめに
書かれているような気がする
世界悪女物語を読んだあとだけに
物足りなさを感じるが
PR誌への連載なので致し方ないかも
表紙の絵も装幀もなんだか斬新で
かっこいい
ますます古書店で単行本を
探したくなる
Posted by ブクログ
自主的澁澤龍彦月間でもう1冊。
BOOKOFFオンラインにて購入。
24人の古今東西の女性たちのエピソード。
初出が資生堂のPR誌「花椿」のためか、軽く読めるスケッチ風のエッセイ。
ライト過ぎて大分物足りない。先に読んだ「異端の肖像」の方が読み応えもあり、澁澤龍彦の本領発揮という感じか。