【感想・ネタバレ】記憶の遠近法のレビュー

あらすじ

かねがね関心をひかれていた古代、中世の錬金術師と錬金術の思想を物語る「サラマンドラよ、燃えろ」、『黒魔術の手帖』以来愛好するタロッコカードについてその蘊蓄をかたむける「タロッコの謎」など、著者の得意とするテーマを満載する論考八編からなる第一部。自らタブーとしてきた身辺雑記や回想を「望遠鏡をさかさまにして世界を眺める」遠近法で描いたエッセイ群からなる第二部。過去と現在という時間を交差させて織り上げた魅惑の作品集。

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Posted by ブクログ

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古代、中世の錬金術師とその思想を紹介する「サラマンドラよ、燃えろ」。『黒魔術の手帖』以来愛好しているタロットカードについてその蘊蓄をかたむけた、「タロッコの謎」。タブーとしていた身辺雑記にふれることを解禁し、幼少年時代をおりにふれて回想した「ツェッペリン幻想」「私の昆虫記」などを収録した透明な詩情あふれるエッセイ集。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
サラマンドラや一角獣、タロッコカード、宝石など、著者の得意とするテーマを満載する論考八編からなる第一部と、これまで自らタブーとしてきた身辺雑記や回想を「望遠鏡をさかさまにして世界を眺める」遠近法で描いたエッセイ群からなる第二部。
過去と現在という時間を交差させて織り上げた魅惑の作品集。

[ 目次 ]
サラマンドラよ、燃えよ
一角獣について
タロッコの謎
宝石の伝説
『狩猟の書』について
盗みのエロティシズム
態位について
目の散歩
ツェッペリン幻想
私の昆虫記
ハーゲンベックの思い出
カフス・ボタンのこと
「コドモノクニ」のこと
ドラゴン雑感
少年冒険小説と私
玩物抄
アポロとウェヌス
蠅とエメラルド
思い出と現在
エメラルド、五月の露
花火、七月の夜
ガラス幻想行
糸車から燭台まで

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

1
2010年07月19日

Posted by ブクログ

2部構成によるエッセイ集
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? サラマンドラよ、燃えよ/一角獣について/タロッコの謎/宝石の伝説/『狩猟の書』について/盗みのエロティシズム/態位について/目の散歩

? ツェッぺリン幻想/私の昆虫記/ハーゲンベックの思い出/カフス・ボタンのこと/「コドモノクニ」のこと/ドラゴン雑感/少年冒険小説と私/玩物抄/アポロとウェヌス/蠅とエメラルド/思い出と現在と/エメラルド、五月の露/花火、七月の夜/ガラス幻想行/糸車から燭台まで

あとがき
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エッセイ集として最初に手にした作品なのですが、他のエッセイ集とは色が異なるようです。それにしても、何たる博学なんだろう。

・サラマンドラよ、燃えよ
チェリーニの『自伝』より引用しているエピソードが特に面白い。

・カフス・ボタンのこと/玩物抄〜昆虫〜
「少年のころ、カフス・ボタンを飲みこんでしまったことがある。・・・」
ふっと笑みがこぼれるエピソードである。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

『黒魔術の手帖』みたいな感じかと思ったら、そうでもなかった。結構エッセイ色が濃く、あまり一つの内容を掘り下げて書いてるわけでもなかった。
ただ、澁澤さんがめちゃくちゃお茶目でかわいかった。
誤解してたぜ。

0
2009年12月24日

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