大田直子のレビュー一覧

  • 人類とイノベーション:世界は「自由」と「失敗」で進化する

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    イノベーションに対する認識を改めることができる本.

    大企業や政府機関で「イノベーションを起こすぞ」なんて呑気に言っている御仁に読んでいただきたい.


    イノベーションは「ある一人の天才が突然のひらめきで完成されたイノベーションを誕生させ一夜にして世界を変える」的なイメージがあるけど,本当は違う.

    歴史で辿ってみると一人の天才,英雄で完結したわけでもなく,一夜にして誕生したわけでもなく集合的・漸進的な活動が後から振り返ってイノベーションと言われているんだということがわかる.

    イノベーションは進化のように「アイデアの生殖」の繰り返し.ゆっくりと進行する,時間が経ってその分岐,差異を認識される

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    2021年04月25日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

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    ネタバレ

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    いつも「時間がない」あなたに/センディル・ムッライナタン、エルダー・シャフィール
    
    最近、仕事が多忙になってきて、あー、忙しいなぁ、時間が足りないなぁと思っていたところ、この心理状況のプロコンって何だろう?と思い、手に取った本。
    
    この本は様々な実験から、時間のみならず、金銭面でも、人が欠乏を感じた時の心理的影響と生産性の変化を分かりやすく教えてくれる。
    
    この本のキーワードは、"スラック"、"トンネリング"、"ジャグリング"である。
    スラックとは、余裕があることを指す。大きな旅行カバンだったら、必需品以外も入れる

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    2020年12月12日
  • 音楽嗜好症(ミュージコフィリア)

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    文字通り“雷に打たれて”以来、ピアノを弾くことに取り憑かれてしまった医師。隣人の家から大音量で流れるレコードプレーヤーの音楽のような幻聴。聴覚は機能しているのに脳が音楽を構成する要素をうまく感知できず、無感動になってしまう失音楽症。反対に、言語に不自由を抱えている人たちが音楽の力によって、コミュニケーション手段やアイデンティティを取り戻す過程。脳神経科医の著者が出会い、あるいは送られてきた手紙や時に自身の体験談から、音楽とヒトの脳の関係を語ったノンフィクション。


    私が本書で一番興味深かったのは絶対音感にまつわるくだり。ニューヨークと北京の音楽学校で行った調査で、4歳から5歳のあいだに音楽の

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    2020年08月02日
  • あなたの脳のはなし 神経科学者が解き明かす意識の謎

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    分かりやすい。分かっていると思っていたことでも、理解が深まり、何か次のアクションを起こしたいと感じさせてくれる。その意味で良書だと思う。

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    2019年09月29日
  • 心の視力 脳神経科医と失われた知覚の世界

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    人間って本当によくできてるな。当たり前のことに感謝感謝。サックス先生の本読むと毎回同じ感想。すぐ忘れちゃうからまた読むんです。

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    2019年09月22日
  • 世界が動いた「決断」の物語 新・人類進化史

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    意思決定論の歴史とまとめ。
    ここ数十年意思決定論が出ていて、カーネマンに代表される行動経済学から短期と長期の考えが異なり、歪みが生じるという理解が進んでいる。方法としてはディシジョンツリーや加重平均、スーパーコンピューターを使ったアンサンブル予報、死亡前死因分析、シナリオ分析、あるいはランダムテストがあるが、本当にその人にとっては一回こっきりしかないような結婚するかどうか?というものに資するツールかはよく考えないといけない。ここでは、温暖化、シンギュラリティ、エイリアンとの遭遇を超長期課題の例としているが、そのようなものに対しては、様々な角度、人、の深く長い分析討論が必要である。

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    2019年08月22日
  • 世界が動いた「決断」の物語 新・人類進化史

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    決断の技術を向上させるには、ストーリーが重要とのこと。その為には文芸小説が良いらしい。
    小学生の息子には沢山の本を読んでもらいたいです。

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    2019年06月08日
  • 魂に息づく科学

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    やっぱりドーキンス先生はいいですよね。
    人間ふくむ動物が進化の産物であり、
    それゆえの制約を受けている。という前提を
    何を考えるにしても基本に据えておかなくてはいけない。

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    2019年05月14日
  • 魂に息づく科学

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    本書は、すでにどこかで発表されたリチャード・ドーキンスの文章を集めて編集して一つの書籍にまとめたものである。その材料には、科学解説、社会批評などの他に、知人の著書の序文や弔辞なども含まれる。イギリスのEU離脱を決めた国民投票やトランプを選んだ米大統領選の結果などにも皮肉を利かせた、ある意味翻訳を通すとわかりにくい類の文章まで集められている。
    回りくどいものあったり、背景の理解が必要なものがあったりと、なかなかすっと楽しめなかった、というのが読後の感想である。


    アインシュタインは「私はとても敬虔な無信仰者である - これはちょっと新しい種類の宗教だ」と言ったという。
    もちろん、これはドーキン

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    2019年04月29日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史1 2つの世界大戦と原爆投下

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    ・西洋が世界の勝利者になったのは、西洋の思想、価値観、宗教が優れていたからではなく、
    むしろ組織的な暴力をふるうことに優れていたからである。
    ・我が国の歴史の中で日本人ほど忌み嫌われた敵はいないだろう(ピュリッツァー賞受賞歴史学者アラン・ネヴィンス)
    ・原爆被爆者、峠三吉の詩「八月六日」 ”あの閃光が忘れえようか”
    ・原子爆弾の投下に「これは史上最大の出来事だ!」と喝采を叫んだトルーマンに対してある民主党党員が大統領宛に打った電報
     「無辜(むこ)の人を死に至らしめる兵器に歓喜するなど、かりそめにもアメリカ合衆国の大統領たるもののなすべきことではない。
      喜んだ理由が破壊ではなく、破壊に終止

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    2018年12月09日
  • 意識の川をゆく 脳神経科医が探る「心」の起源

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    サックス先生最期の本。各エッセイに共通して科学に対する敬愛とヒトの意識に対する尽きない興味が溢れ出ていたように思う。死の直前まで綴られた好奇心の1つ1つに感動すると共に、自分自身もこのような最期を迎えられたら幸せだろうなとふと思った。養老先生の解説も良かった。

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    2018年11月25日
  • 世界を変えた6つの「気晴らし」の物語 新・人類進化史II

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    【由来】
    ・MediaMarkerのトップページで

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】
    ・ 歴史を動かしてきたのは大きくて「真面目な」歴史的プレーヤーとは限らない。例えば産業革命を促進したのは、きれいに染められた木綿の服を競って買い求めた英国の女性達だった、とか、今のコンピューター文明の基本的な構造をつくったのはオルゴールだったとか。

    ・もともとスティーブン・ジョンソンは好きで、本書も無類に面白かった。概して、この人は、一見、ささやかだったり、見過ごされてきた「小さきモノ」や軽視されてきたモノへの視点が持ち味だと思う。そして、「ささやかだけど大事」ということではなくて、「さ

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    2018年10月28日
  • 意識の川をゆく 脳神経科医が探る「心」の起源

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    ネタバレ

    著者はこの原稿をまとめてから直ぐに亡くなったそう。同じ著者の他の本で読んだことあるような話が多かった気がします。ただ、コレはなかった、肝動脈の塞栓術手術の話。担当医から手術前に術後の辛さについて延々と語られているけども、実際、本当に辛そう…

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    2018年10月20日
  • 見てしまう人びと 幻覚の脳科学

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    人間がものを見たり、聞いたり、触ったり、味わったり、嗅いだりすることができるのは奇跡的なことのようだ。体の各部位と脳との精緻なネットワークでそれが実現されている。そのひとつでも欠けたり不具合が生じると、目や耳に異常がなくても、見たり聞いたりすることが正常にできなくなってしまう。そんな自体にも脳は一生懸命に解決しようと働く。そのときに幻覚や幻聴が現れる。

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    2018年10月20日
  • あなたの知らない脳 意識は傍観者である

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    脳が第一に考えていることは自らの生命維持と種を残すこと。意識とか自我と思っているものは生命維持と種を残すために副次的に見え隠れしているだけで、自由意志と思っている1秒前に脳が既に決断していて、その結論に従っているだけ。平均4年でパートナーへの関心を失うようにプログラムされているとか、不倫にRS3 334遺伝子が関係しているとか、我々はただ物理的に運命に従って生かされているだけ。努力によって人は変わることができるというのは気のせいなのか?

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    2018年07月24日
  • 世界を変えた6つの「気晴らし」の物語 新・人類進化史II

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    ホイジンガは言った。

    「ずいぶん以前からのことであるが、私の心のなかでは、人間文化は遊びのなかにおいて、遊びとして発生し、展開してきたのだ、という確信がしだいに強まる一方であった」

    人は、遊ぶものなのだ。
    そこからイノベーションが、革命が生まれる。

    第1章では、ティリアン・パープルなるものが登場する。
    この紫色のために人は海に出た。
    驚くべき欲望!
    そして木綿。
    下着のチクチクをなくすために、人は発明を繰り返した。
    マダム達の欲望が、経済を動かしたのだ。
    そんな、ばかな?
    ジョン・ケイの飛び杼、アークライトの紡績機、ホイットニーの綿繰り機、そして蒸気機関!
    世界史の授業でただただ暗記させ

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    2018年07月16日
  • あなたの脳のはなし 神経科学者が解き明かす意識の謎

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    いくら脳が解明されても生きている心を電子的に置き換えるのは不可能だろう。誰かを好きになり共に過ごしたいと望むのは命に限りがあるから。心と体は切り離すことはできない。有限の時を生きる中に人は無常さを感じ様々な心が生まれる。

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    2018年04月19日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    まず読み切った自分褒めたい 笑

    人類は交換と専門化によって発見や発明を繰り返して進化してきた。今、世界的な社会問題としてある貧困や人口爆発、地球温暖化だって、乗り越えられるはず。
    このことを大量のデータや過去の前例を踏まえて理論的に説明した「合理的楽観主義」の本。

    読み終わって思ったのは、社会全体が変わっていくことを恐れてはいけないということ。状況は変わっていくのに自分たちが変わらなければ当然自分たちが苦しくなっていく。その変化に対応する、むしろ、その変化を自分で引き起こすくらいの気持ちと力が求められてる気がした。

    少なくとも、今の自分の周りの人たちは安定を求める人が多い。きっとその価値

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    2017年12月03日
  • 隠れていた宇宙(上)

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    年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。

    という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。
    (複雑系とか、ネットワーク理論とか、生命システム論とかも、好きでよく読むのだけど、やはり、これは、仕事に使えそう、とか考えてしまうので、年末年始にはあまり読みません。)

    というわけで、超ひも理論のブライアン・グリーンの「隠されていた宇宙」上下2冊を2日間で一気読み。

    物理学のさまざまな理論、相対性理論、インフレーション

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    2017年05月01日
  • あなたの知らない脳 意識は傍観者である

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    読み漁っている脳科学に関する書籍のうちの一冊

    とくに「理性と感情」についての説明が目を引く
    2006年に起きたメル・ギブソンのユダヤ人への差別的な発言を例にとって、
    直観的にわかりやすく説明されている

    誤った二分法(白黒思考)によってひとや物事を認知しがちな自分にとって、
    なぜ誤って二分してしまうのか、どのように考えればいいのか、
    意外なところで初めて理解できた

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    2017年02月18日