大田直子のレビュー一覧
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「自分」ってあるのかな?っていうのを脳科学者が解説した本。
なかなか読み進められず、並行読書してたばっかりに読み終えるのに時間がかかったけど、頭がスイッチ入ったらグッと読み進められた。
自由意志ってあるのかが気になりすぎるので買ったけど、ないのかもしれない気になってくる。筆者が「意識はCEOであって、実は意識下にないところで脳の中で考えたり対立したりしてる部分がある。意識は脳が決定した結果を引き受けて、自分はこれがしたかったんだと言い聞かせたり、たまには辻褄合わせで話を作ったりしてる」みたいなことが書いてあって、なんか妙に納得できた。面白かった。 -
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イノベーションはゆるやかな連続プロセスだという(これの具体的な説明に、前半で多くのページが割かれている)。
また、イノベーションはアイデアの生殖であるとも主張する。雄と雌が生殖の際遺伝子を交換するように、多様な人々が集う場所でアイデアが交換されるとき、イノベーションが起きる。
更に、著者は人類史の大きなテーマは、「進む生産の専門化と進む消費の多様化の組み合わせ」と主張している。この両者の組み合わせの過程に、イノベーションが関わっているわけだ。
このように著者はイノベーションの特質を明らかにしつつ、現在におけるイノベーション発展の課題(医療やバイオに関する過度な規制など)を鋭く指摘し、その打破な -
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ネタバレ進化論では、突然変異が起こって新しい特徴や能力を持つ生物が生まれた後、自然淘汰によって、その生物が繁栄したり絶滅したりする。このとき、突然変異と自然淘汰の時間的間隔は小さいと想定されるのが普通だ。適した変異はすぐに広がるし、そうでないものはすぐ消える。
ところが、本書はそれに異を唱える。多くの生物の特徴が、進化によって誕生した後も長いこと「眠って」いて、その後に環境の変化によって繁栄を迎えたという。
その根底にあるものの一つが、有用な変異すなわちイノベーションの容易さだ。イメージに反して、革新的な進化は容易に生じる。眼やカフェイン分子は、生命の歴史上、複数回“発明”されている。そのもとになる -
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ネタバレ10年前と少し前の書籍だからか既知の事実もいくつかあったが、内容は面白かった。
基本的には脳はリソースなどを効率よく、その人間にとって都合の良いように無意識が働いているという話だ。
本の中で興味をひく話がいくつかあった。
一つは人間の脳は進化によって賢くなっているのではなく、社会に適した方に進化しているという話だ。本質が同じ問題を出されても、実社会に絡めた文章にするだけで理解度が大きく跳ね上がる、という実験が紹介されている。本書ではこれは人間の心理は社会的問題を解決する方に進化しているとされていたが、社会的問題の方が普段触れる機会が多いため脳にそれを処理するプロセスが焼き付いているのではないか -
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ネタバレ生成AI活用をする際に「意識」の理解は大切。本書はこれをさまざまな事例で分かり易く詳しく解説している。まずは手にとって読んでほしい。
## 『意識は傍観者である』読書メモ - 高校生向け要約版
### 1. 本の基本情報
- **タイトル**:『意識は傍観者である』(文庫版『あなたの知らない脳』)
- **著者**:デイヴィッド・イーグルマン(脳科学者)
- **テーマ**:脳の95%は無意識で動いている!意識は「後付け説明係」
(例)スマホの通知→手が勝手に触る→後から「自分が触ろうとした」と錯覚する状態
### 2. 脳の驚きの仕組み
#### (1) 時間差の謎
- **実験結果 -
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ネタバレ【眠れる進化】 アンドレアス・ワグナー 著
何かのイノベーションが起こるには、「時期が来るまでじっと待ち」、それを「受け入れる環境が見つかってはじめて成功する」ということを、前半では著者の専門の進化生物学を通じて、後半では技術や文化の事例を取り上げて記述しています。原題は「Sleeping Beauties」(眠り姫)で、眠り姫が目を覚ますには、王子様が必要という例えです。
これだけを読めば「当たり前」なのですが、詳細な記述からは、これまでの進化やイノベーションが複合的に重なり合って生み出されていることが理解できます。
昨年、知床に行き、森の中の新しい苗木は、15年たっても30㎝ほ -
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人類の歴史の中で舞い踊られてきた共進化のダンス。ハチドリ効果。
ロングズームのアプローチで見るイノベーションの歴史。
第1章 ガラス
・グーテンベルグの活版印刷が識字率を高めてメガネを普及させ、レンズの活用が広がる。グラスファイバーによるインターネットの普及。人類が熱を手に入れて二酸化ケイ素のガラスとしての活用が広がる。
◯多重発明:概念の構成要素がそろったおかげで、発明や科学的な発見がまとまって生じる。地理的に散らばっている数人の研究者が、たまたま独自に同じことを発見する。
ひとりの天才が他の誰も夢にも思わないアイデアを考えつくというのは、実は例外であって通例ではない。
第2章 冷たさ -
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革命は連鎖するからこそ革命
イノベーションも同じである。1つのきっかけではなく、その連鎖こそ産業革命。
■概要
ガラス、音、冷たさ、明るさなどの技術発展が様々な社会的な影響や、他のイノベーションに影響を与えていることを考察する。
■感想
『外国と戦争の世界史』であったナポレオン革命は、民主化を2歩後退させ(ウィーン体制)→3歩進めた(諸国民の春)とあった。あれよりも更に因果関係が捉えづらく、複雑であるものの、技術の発展もそうである。
・ガラスの章が1番圧巻。
ケイ素という不思議な物質がメガネを生み、活字で目が悪くなった人や元々活字が読めない近視の人に影響しただけでなく、今となってはファ -
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6つの分野のイノベーションの歴史について書かれている。分野は「ガラス」「音」「冷たさ」「清潔」「時間」「光」で相互の関連や選んだ基準は無いようだがどの分野のトピックも興味深い。例えば、「冷たさ」ではアメリカ北部の天然氷をカリブ地方へ運ぶ話から製氷機の発明、冷蔵庫、冷凍食品、エアコンと次々にイノベーションの物語が語られる。一人の天才の閃きより、さまざまなアイデアを組み合わせることがこれらのイノベーションの誕生には必要であったことが分かる。分野の選び方、エピソードの収集と選択、構成どれをとっても素晴らしい。しかし読み終わった後、著者の目新しい主張やアイデアが感じられなかった。興味深いエピソード集と
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