大田直子のレビュー一覧
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【由来】
・MediaMarkerのトップページで
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・ 歴史を動かしてきたのは大きくて「真面目な」歴史的プレーヤーとは限らない。例えば産業革命を促進したのは、きれいに染められた木綿の服を競って買い求めた英国の女性達だった、とか、今のコンピューター文明の基本的な構造をつくったのはオルゴールだったとか。
・もともとスティーブン・ジョンソンは好きで、本書も無類に面白かった。概して、この人は、一見、ささやかだったり、見過ごされてきた「小さきモノ」や軽視されてきたモノへの視点が持ち味だと思う。そして、「ささやかだけど大事」ということではなくて、「ささやかどころか、とんでもないインパクトがある!」とい展開するのがいつも読んでて楽しい。
・最後に「こういう(文明の進化を可能にした)気晴らし=遊びごころを持ち合わせてないAIなんて、騒ぐほどの脅威じゃないよね」とこちらを向いてウィンクして見せてるのも、結構好き。
・なお、原題は「How Play Made the Modern World」なのだけど、このタイトルには「Can (present) Play Make the Next World ?」という含意があるのかも
【目次】 -
Posted by ブクログ
ホイジンガは言った。
「ずいぶん以前からのことであるが、私の心のなかでは、人間文化は遊びのなかにおいて、遊びとして発生し、展開してきたのだ、という確信がしだいに強まる一方であった」
人は、遊ぶものなのだ。
そこからイノベーションが、革命が生まれる。
第1章では、ティリアン・パープルなるものが登場する。
この紫色のために人は海に出た。
驚くべき欲望!
そして木綿。
下着のチクチクをなくすために、人は発明を繰り返した。
マダム達の欲望が、経済を動かしたのだ。
そんな、ばかな?
ジョン・ケイの飛び杼、アークライトの紡績機、ホイットニーの綿繰り機、そして蒸気機関!
世界史の授業でただただ暗記させられるなんてもったいない。
なぜ、発明したか、そこがわかれば記憶に残る。
『砂糖の世界史』『茶の世界史』のあの衝撃を私は今でも忘れていない。
第3章のコショウの話もワクワクする。
レシピの八割がコショウを主役にしていたローマ帝国の料理本......。
すっげ、むせそう。
高級食材を惜しげも無く使って、権力を思い知らせるというのはいまも昔も変わらずだ。
それだけ強大な力を持っていたということが「食」からはわかる。
さて、非常に面白い本だが、第三章の香辛料が薬になるはずがない、と言うような記述は東洋人としては承服しかねる。
もちろん、異論もあるし、研究途上で証拠不十分なこともあるだろうが、ニッキ味の胃薬に日々お世話になる身としては、引っかかる記述だった。
それ以外は本当に面白く勉強になる、「遊び」の本であった。 -
Posted by ブクログ
まず読み切った自分褒めたい 笑
人類は交換と専門化によって発見や発明を繰り返して進化してきた。今、世界的な社会問題としてある貧困や人口爆発、地球温暖化だって、乗り越えられるはず。
このことを大量のデータや過去の前例を踏まえて理論的に説明した「合理的楽観主義」の本。
読み終わって思ったのは、社会全体が変わっていくことを恐れてはいけないということ。状況は変わっていくのに自分たちが変わらなければ当然自分たちが苦しくなっていく。その変化に対応する、むしろ、その変化を自分で引き起こすくらいの気持ちと力が求められてる気がした。
少なくとも、今の自分の周りの人たちは安定を求める人が多い。きっとその価値観から1歩も出れない人は繁栄していく社会の変化に追いつけないのだろうし、自分自身、貪欲に進化しなければならないと感じた。
人類の繁栄は個人の安定を保証はしないのだから。
きっと医療の世界も繁栄のために変わっていく。その中で個人として生き抜くためにはただ漫然と仕事をしていくのではダメなのだろう。
具体的な話をすれば、AIと比較した自分の利点となる技術を身につけるとかね -
Posted by ブクログ
年末年始に読む本は、出来るだけ仕事から遠そうな本にしたいと思う。
という観点から、年末年始には自然科学系の本をよく読みます。とくに、日常から遠いという観点からは、宇宙論とか、量子力学とか、「何世紀も分からなかった◯◯予測がついに証明された」みたいな数学ものとか、読みます。
(複雑系とか、ネットワーク理論とか、生命システム論とかも、好きでよく読むのだけど、やはり、これは、仕事に使えそう、とか考えてしまうので、年末年始にはあまり読みません。)
というわけで、超ひも理論のブライアン・グリーンの「隠されていた宇宙」上下2冊を2日間で一気読み。
物理学のさまざまな理論、相対性理論、インフレーション理論、量子力学、超ひも理論、情報理論などを突き詰めて考えていくと、結果として、宇宙は複数(というか、無限個)あると考えないと、つじつまがあわなくなる、ということになっている、という話し。
たしかに、最近、多宇宙(ユニバース⇒マルチバース)の本はかなりでている。が、さまざまなマルチバース論をまとめて、一つ一つの背景にある理論からどうして多宇宙になるのかを、ここまで親切に比較検討した本は、なかったと思う。
グリーンの本は分かりやすいことで定評があるので、マルチバースの入門書として、おすすめです。
とくに専門知識を必要としない、一般の読者を対象とした本ですが、マルチバースの話しが中心なので、ベースとなる相対性理論、量子力学、超ひも理論の入門書は、1〜2冊読んだあとのほうがいいかもしれません?
思えば,グリーンの「エレガントな宇宙」を6〜7年前に読んだのが、私が、自然科学系のポピュラーサイエンスにハマったキッカケだったな〜〜〜。「エレガントな宇宙」を読んだときには、「多宇宙論」への展開の可能性について言及はあるものの、そこのところは控えめで、超ひも理論から、いかにして実験で検証可能な予測をつくるか、ということを重視する堅実な科学者という印象だった。
が、グリーンさんも「エレガントな宇宙」を書いてから10年以上たって、かなり「実証可能性」は後退して、多宇宙派、なんでもあり派になった感じです。
この宇宙にいる私たちにとって、他の宇宙があるかどうか、は分かるわけないと思う訳だけど、実証出来るか、どうかは別にして、これだけ物理学のさまざまな理論が多宇宙を暗示しているなら、それでいいんじゃない?という気分ですね。
かぎりなく大きい宇宙があって、その宇宙は一つではなく、無数に、つぎからつぎに生まれ続けている。
と考えると、日常のいろいろな悩みは、相対的にどうでもよくなりません? -
Posted by ブクログ
自分が何かをしていると感じる意識は、実は何もしていない、脳が無意識のレベルで全て勝手にやっており、それを最後に「意識」が自分がやったと感じるのだという、考えを、様々な脳科学的知見から展開している本です。取り上げられる脳科学の知見は、脳科学本でよく取り上げられるものなので、目新しい物はあまりありませんが、新しい視点から、研究を取り上げており、興味深かった。おそらく第6章の、実際にやったことが、無意識のレベルで勝手にやったことを、「意識」が自分がやったと感じているのならば、犯罪の責任はどう問えるのか?脳科学の時代にどう対応していくべきなのか?が1番主張したかったことのように思います。どうなんでしょうね??
脳と意識の関係の理解が進まないことに関して、「光学を理解してもいないのに虹の理論を構築しようとすることを想像してほしい」と述べ、まだまだ道が遠いことを示唆しているのが印象的でした。 -
Posted by ブクログ
カロリー神話は、消費するエネルギーを固定的に考えるところが間違い。摂取エネルギーと消費エネルギーは相互に依存している。
炭水化物は満足度が低いので、摂取カロリーが多くなりやすい。
摂取カロリーが低ければ代謝率が下がり消費カロリーが少なくなる。体重減による消費カロリー減より多くの消費量の減少が見られる。
カロリー制限は、レプチンの減少、コルチゾールの上昇でうまくいかない。
1カロリーは1カロリー、ではない。人間の体は閉鎖系ではないので、体重には当てはまらない。
タンパク質はグルカゴンの分泌を促しインスリンの生成を妨げる。
タンパク質の熱活性効果。
エントロピー増大の法則。
カロリーが一定なら、脂肪、タンパク質、炭水化物の順に太りにくい。
血糖値の高下が空腹を引き起こす。
インスリン濃度が低い人は、食べる量が減っているから体重が減っている、のではなく体重が減っているから食べる量が減る。体脂肪がエネルギーになって、空腹感を抑えている。体脂肪が分解される。
オメガ3脂肪酸を摂る。オメガ6を減らす。
GI値よりも量を考慮したGL値。
ケトーシスとケトアシドーシスは違う。ケトーシスになることもあればならないこともある。
意識的に空腹感を感じないで、摂取カロリーを減らす方法。
天然栄養分スコア。
不溶性食物繊維=穀物など。便のカサを増す。
水溶性繊維=果物、野菜、夏、種。
穀物は、中毒性が高い=グルテンが体内でモルヒネ様ペプチドになる可能性がある。
炭水化物が足りなくても、糖新生でアミノ酸からブドウ糖を生成できる。一日200g。
果糖は直接血糖値を上げない。肝臓で代謝される。果糖の処理能力には個人差がある。
人工甘味料が体重増加を引き起こす可能性がある。
乳製品は効果的に食欲を抑える傾向がある。
ヨーグルトを食べると脂肪減少が促進される。
空腹感は敵=空腹感が6~7程度のときに食べる。適切なものを定期的に。
原始食は少ないカロリーで満足感が高い。
ナッツは優秀なおやつ。
あまり食欲が無い時には食べない。情動的摂食をしない。食欲の信号に敏感になる。
空腹の信号をとらえる。時間で食べるのをやめる。残さず食べるのをやめる。食器を小さくする。あとのために食べるのをやめる。
1日1000マイクログラムのクロムで空腹感が低下する。=海藻に含まれる
グルタミン4グラムを500ミリリットルの水に溶かして、ちびちび飲む=食欲が抑えられる。
チョコレートはダークなものを(カカオ70%以上)。2カケ程度を食後に。
人工甘味料で甘くしたヨーグルトは後をひきやすい。
早食い他食べ過ぎのもと。
食事前に空腹になり過ぎない。一口を少なくする。箸を置く。食べ物を味わう。
加工肉の亜硝酸ナトリウムは胃がん、脳腫瘍と関係している。穀物を食べた肉、オーガニックがおすすめ。
果物はベリー類とアボカドは自由に。
納豆と味噌はOK。豆腐はほどほどに。
ナッツと種は自由に。
水切りしたギリシャヨーグルトとベリー類とナッツを刻んだもの。
水は常に手元に置く。
カフェインは水または二酸化炭素で抜いたものはよい。
ぶどう糖果糖液糖は避ける。
アルコールは水と交互に飲む。赤ワインのほうが炭水化物は少ない。
朝食を食べないと昼食でバカ食いをしやすいのできちんと食べる。パンは食べない。
昼はオムレツ、サラダ
おやつはナッツ、ゆでたまご、オリーブ。
食べ過ぎは自分の満腹感を信頼して。
お菓子の保管場所は、棚、引き出しなどに隠す。食べて、また空風感を覚えたら、出してきて食べるのは構わない。
塩を加える=インスリン濃度が落ちるとナトリウムが排泄されやすい=水分を道連れにする=頭痛、疲労、こむら返りに繋がる。2~4週間で回復する。
運動すれば痩せる、のではなく自然に痩せている人がたくさん運動するから痩せている。
運動は脳の機能を高める。小分けの運動も効果あり。
一週間にほぼ毎日30分、週に3時間ほどの運動をする。一日30分は10分3回でもいい。
筋トレで筋肉が落ちることを防いで減量できる。
12分の筋トレ=1分間ずつ、腕立て伏せ、背中(片腕ローイング)、肩(ショルダープレス)、上腕二頭筋カール、上腕三頭筋ディップス、腹筋の6種類。その場駆け足75回とスクワット10回を繰り返して6分。これを最終的には毎日やる。
間欠的断食=食事をする時間を8時間、インスリンが出ない時間を16時間。または隔日断食=横ばい状態を打破できる。
肥満はカロリーだけの問題ではなくホルモンに左右される。
高強度の間欠的運動=30秒のエアロバイク全力、3~4分の休憩、4~6回。8秒の全力12秒の休み、合計20分。タバタ式は20秒+10秒の休み、8回。
週2回まで。
定常的な運動より半分の時間で済む。
有酸素運動は空腹感が伴うので効果が少ない。
意識してカロリー制限はしない=代謝率が下がるため。
低脂肪食にしない=減らすものは炭水化物。脂肪は腹持ちがよい。
空腹になり過ぎない=次の食事でルールが守れない。
有酸素運動は長時間しない=減量効果は限定的で空腹感が増す。
ダイエット、低脂肪、0カロリー、低カロリーなどは信じない。
食べる量ではなく室に注目。
原始的なものを食べる。
炭水化物を減らす。
食欲のコントロール、空腹感の6か7で食べる。
空腹感が少ないほど、体重が減る。
よく噛み、味わう。注意して食べる。
水分を補給する。
短時間の筋トレを行う。
食は外部から負のエントロピーを摂取する行為。
食べ物と排泄物のエントロピーの差の分、自分のエントロピーを減少させながら生きる。
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ミネソタの実験では、エネルギー減少率より体重減少率のほうが少なかった。カロリー減少は、活動量の減少、代謝失速につながる。
熱発生がダントツで大きいのはたんぱく質。たんぱく質を多くとると小食になる。
食事の数時間後にどう感じるか、が重要。炭水化物は、直後は満足感が高いが、数時間後は、血糖値が急下降して空腹を感じる。
乳製品を摂るようになったのは5000年ほど前。
アルコールは7000年前。
バターは健康に良い。
低血糖は夜中に目が覚める。
ヨーグルトは体脂肪減少を助ける。
間食はしてもかまわない=空腹感は敵。
ナッツ、ゆで卵、干し肉、ベリー類など。
ひどく空腹にしない、無理には食べない=10のうち6~7の時に食べる。
ハーブディーとフルーツディーは自由に飲む。
アルコールを減らす。一杯飲むごとに水を飲む。赤ワインを飲む。
朝食にヨーグルト、ベリー、ハチミツ。
有酸素運動は減量効果はない=運動で燃やされるカロリーは少なく、空腹感が多くなる=食欲がわく運動。
12分の完璧な運動=6分の筋トレ、6分の駆け足とスクワット。
間欠的運動、間欠的断食がいい。
確実断食、16時間断食、など。食欲の暴走に繋がらないのであれば、16時間断食は脂肪減少を加速する。 -
Posted by ブクログ
中々難しいところは多々あったけど、それとは別に分かりやすくまとめられていて、栄養学の知識がない人にも読める。
あとがきの夏井さんの文章の締めには唸るものがあった。
・糖質制限で間違ってはいけないことは、糖質制限をする時はしっかりタンパク質と脂質を摂ること。
何故なら身体がブドウ糖を必要とする時に、糖新生が起こりタンパク質が分解されるから。
・食事誘発性熱産生はタンパク質を摂った時はカロリーの30%が消費されるのに対して、糖質のみ摂取の場合はカロリーの6%しか消費しない。
因みに1日の食事誘発性熱産生は総カロリーの1割を占める。
・神経伝達物質のセロトニン、ドーパミン、アドレナリンなどは、必須アミノ酸を経由して作られる。
タンパク質が不足するとセロトニンも足りなくなる。セロトニンは安眠を誘うホルモンのメラトニンを作る材料でもある為、不眠にも繋がる。 -
Posted by ブクログ
分業は、交換という性向のおかげで達成された。
交換→分業→専門化→革新→時間の節約→生活の多様化→豊かになる。
資産市場は、投機、群集心理、不合理な楽観主義、独占や超過利潤、などで相場が上下する。
合理的な楽観主義。危機を脱却できる。
国内で格差が拡大しても、世界で見れば格差は縮小している。統計のパラドックス。
健康面、教育面では確実である。
ソローの自給自足は、現代では成り立たない。
労働の分割ではなく労働の掛け合わせ
物々交換の開始
交換は発明された=犬は交換しない。
男女による分業。
捕食者が獲物を獲り尽す前に、捕食者が激減する。
人類は、他の代替のお捕食物を開拓することで、人口を増やした。
ネアンデルタール人は交換しない=イノベーションがない。
リカードの比較優位の原則。
人口増加が収穫逓減の原因にはならない。イノベーションの原因になって生産性が増大する。
政治的決定は多数決による押し付け。商業は少数派のニーズを満たす。
大企業は報道、政府、顧客に戦々恐々としている。
生産性を向上させたのはコンピュータではなく、物流の進歩による。