【感想・ネタバレ】隠れていた宇宙(下)のレビュー

あらすじ

量子論から超ひも理論まで、ファンタスティックな先端理論に多宇宙は欠かせない。「この宇宙は別の宇宙が投影されたホログラフである」と主張する理論まであるのだ。これらの多宇宙といった、いまだ実験による検証がなくとも数学的に確固たる裏付けのあるものは、もう現実のリアルな、物理学的対象と見ていいのかもしれない……多宇宙の謎と魅力を多面的に語り、最先端理論をあなたやわたしの腑に落ちる言葉で綴る傑作科学解説

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Posted by ブクログ

量子力学、エントロピー、多宇宙論、ホーキング放射などなど宇宙論が多彩に展開。読んでいてワクワクする。脳が沸騰しそうなほど難解な論理だが、読書しながら遥かの宇宙に自分が漂っている気がするほどのリアリティがすごい!

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2013年10月02日

Posted by ブクログ

上巻で5つのバージョンの多宇宙が紹介され(ひも理論の余剰次元をインフレーション理論と合体させて泡宇宙を生じるとするランドスケープ多宇宙は意味不明だった)、下巻ではさらに4つのバージョンが紹介される。まずは多宇宙で最も有名だと個人的に思っている量子力学(確率でしか捉えられない不確定性原理)の他世界解釈について。ここはシュレディンガーの猫をそのまま思考実験の例にすればよいのに、何故かあえて地図上の光子を検出する余計な例えに置き換わっていて残念に感じた。確率しか現実を語れないのはおかしい、あり得た量子の位置・速度は全て並行宇宙として実在するのである、とする多宇宙論。量子論で最小単位(プランク長さの最小時空)がコマ送りにされていく中で、不確定性によって量子の取りうるパターンが何通りもあり、そのたびに全パターンが実在です、というのは直感的にも違うかなと思ってしまう。猫が生きてるか死んでるか、どころの騒ぎでなく、全宇宙の最小単位(プランク長さの体積?だと10の185乗)が全てこの調子だとさすがにいくら宇宙が壮大だとしてもやりすぎな感じしかしない。次はブラックホールの境界面の研究から派生したホログラフィック多宇宙だが、ここに来て難易度がさらに飛躍する。ざっくりなイメージだと、先ほどの最小単位=プランク長さの体積ではなく、境界面の面積(これだと観測可能な宇宙の範囲で10の123乗で済む)を本質的に考えて、空間を情報量の自由度と考える発想の転換が必要となる。しかしバルク(体積)の物理と境界面の物理を同一視することができる理論が謎すぎるのと、それが実質的に異空間を投影していることになるため、ここから多宇宙が導かれるというのも謎だった。非常に興味深い話なのでブルーバックスなどで補っておくのがよいか。最後の多宇宙はシュミレーション仮説について(厳密にはさらにもう一つ、取りうる宇宙は何でも実在するという究極の多宇宙はスルーしつつ)。我々はコンピュータプログラムのシュミレーションの中にいるかもしれない、というのは昔から人を惹きつけてきた(リングの続編ループや、映画マトリックスでもお馴染み)。ここでの考察は、いくらコンピュータが極めて高性能だったとしても数学的な計算やプログラムがベースになるであろうということになり、無限や近似をどう扱っていくことになるかが非常に面白い。また、数学がベースになる以上、不完全性定理がシュミレーションといえど宇宙という広いスケールに当てはめられるのも興味深いが、ここはあっさり計算可能関数に収まっているだろうという一言で終わってしまっている。万物の根源は数である、おいったピタゴラスの格言を思い出させる。
多宇宙をテーマに壮大な思考世界を旅させてくれる本書は、検証・観測が不可能かもしれない理論を研究する意義や、それを科学と呼べるかについて肯定的な立場を取っていて、この点は賛成できる。宇宙の晴れ上がり以前の重力波や、宇宙マイクロ波背景放射の詳細な観測で、何かを掴める時が果たして来るのか、自分が生きてるうちに…

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

上巻で息切れして、下巻はしっかり読めなかった。
若い頃に読めたら良かった。
今若い人はこれが読める事を思うと「巨人の肩の上」とはこういう事だなぁと思う。

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2022年03月08日

Posted by ブクログ

上巻に引き続き、平行宇宙のオンパレード。述べられている仮説は証明可能なんだろうか?本当かもしれないが、そうで無いかもしれない。なんか腑に落ちない。

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2015年09月06日

Posted by ブクログ

下巻では量子多宇宙・ホログラフィック多宇宙・シミュレー
ション多宇宙・究極の多宇宙を扱う。最初の量子多宇宙こそ
目にしたことがあったが、その後の三つはほぼ初めて出会う
モノだった。特にラスト二つは科学というよりはSFに近い
感じ。この二冊を読んで一番心に残ったのは「コペルニクス
原理」。地球が太陽系の中心ではないように、太陽も銀河系
の中心ではなく、さらにはその銀河も宇宙の中心ではない。
我々は特別ではないのだ。

本当は単行本が出た時に読もうとリストアップしたこの本。
結局文庫版が出てから読むことになってしまった。ホント、
とっとと消化していかないと、だ(^^;

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2016年03月05日

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