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Posted by ブクログ
飛ぶための条件から進化の過程(可能性)まで分かりやすく解説されていた
イラストもきれいで落ち着く
鳥も飛び方が色々あるらしい
イメージしていたのは雀などの羽ばたく系の飛び方だったが、滑空系の飛び方もあるらしい
地熱の上昇気流や海面近くの風などを使って上昇し、そこから滑空する
羽ばたくよりもエネルギー効率良いらしい
羽も色々ありコウモリのような皮膜の延長の羽から鳥類のような羽根から構成される翼まで
メリットデメリットがありそれぞれの進化戦略により徐々に洗練されてきた
進化は予め設計されたものではなく、都度状況に合わせてゆっくりと進むものと考えられる
進化の方向を誤った場合は絶滅というペナルティがあるが、刻一刻と変わる周りの状況に合わせて生き延びていくためにはチャレンジングな進化的試みが必要となる
進化的な観点からの生き残りを考える場合、個としてのそれとは違いスケールが大きくなるのでクラクラしてくる
Posted by ブクログ
それなりにエンジョイした。上質な大人の絵本。
日本語的な飛翔の全史(学術的な)を期待していると、ガッカリすると思われる。原題のFlight of fancyはよく使う言い回しで、空想の世界に飛び立つような、脳内思考トリップ的なやつとか、想像の産物ていうのか、まあ、脳の中の話みたいな印象を受ける言い回し。今をときめくドーキンス博士が人工的なものから進化で得た能力やら、ありとあらゆる方法での、重力から解き放たれる事について、つらつらと考えているのを、横から見させてもらう感じの書籍。それこそ、実際に飛ぶ/滑空する/跳躍する全ての生き物、主に鳥類、哺乳類、爬虫類から昆虫、空中プランクトン、絶滅済みの生き物、なんらかの外付けのブツをもってなんとか重力の埒外に行こうとする人間。グライダーやパラシュート関係やら、昔オリンピックの開会式でプシューって飛んでたやつとか、飛行機から無重力など、様々な人工的な物やら、昔話や伝説や物語に出てくる架空の飛ぶ生き物、飛べるわけがない架空の飛行機材。まさに、地面から離れるというキーワードでつらつらと考えたことが書かれていて、文字は少ないが挿絵が効果的で美しく、非常にエンジョイできた。ところどころ、変な直訳みたいなのがあって、読みづらいと思ったら、最近読んだダイダロス博士のあの本の訳者と同じだった。となると、これはこういうスタイルの”敢えて直訳”なのかも?まあ、平安時代の和歌なんかは掛け言葉が多いので英語に訳すとくそほど長くなったりするので割愛、というようなのと似たような作用なのか?まあ、どんな素晴らしい書き手でも、合う合わんってあるのだが、あれかもしれない。そう、個人的に合わない訳、ということで、これはオリジナルのほうを入手します(あくまでの個人的な感想です)
FLIGHTS OF FANCY
Defying Gravity by Design & Evolution
by Richard Dawkins ©️2021
illustrated by Jana Lenzová.
Posted by ブクログ
ドーキンスの著作のファンで、今回新刊が発売されたので迷わず購入。
進化論の有効性を徹底的に解説した名著「盲目の時計職人」の内容を、「飛行」という切り口のみに絞ってかなり易しく砕いて(イラストまでつけて)説明した本という感じです。
「生物はなぜ飛翔するのか?(または、なぜ飛翔しないのか?)」
この問いに対して全面的に分かりやすく答えてくれる本ですから、内容はおもしろくないというわけではありません。
ただ、以下の点が気になるポイント。
①なんといっても価格の高さ。フルカラーイラスト満載とはいえ、ちょっと手が出にくい価格。テーマはおもしろいだけに、みんなに読んでもらいにくい価格設定はいただけない。
②そのフルカラーイラスト、美麗で精巧なのは間違いないが、解説や理解に全てが役立ってるかというと、ちょっと疑問。「これはイラスト要らないんじゃない?」っていう印象のページもあります。
③なんだか広すぎる余白。もちろん、本文テキストとイラストの整合性をとるためにレイアウトの制約はかなりあったとは思いますが、ページ数の割りにあっさり読み終えてしまいます。なんだかさびしい。
イラスト付き、余白も充分、内容平易ではありますが、中高生にはちょっと難しい内容もあるし、知識のある方や従来のドーキンスファンには物足りない感じだし…という印象ですね。
ごりごりのテキストでこれだけのページ数で読みたかったけれど、それでもドーキンスの語り口、考え方、イラストの遊び心が楽しい一冊でした。
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