山本幸久のレビュー一覧

  • カイシャデイズ

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    感想
    人間讃歌。労働が輝いて見える。どれだけIT化が進行しても、どれだけ優れた評価制度ができても、人間を支えるのは人間で。人類が築き上げた楽しみ。

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    2022年09月15日
  • 美晴さんランナウェイ

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    自由奔放、気ままに生きる叔母と、振り回される家族を描く。

    美晴さんが何から逃げていたのかを考えると、毎日働く自分が少し小さく思える。

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    2022年09月14日
  • ある日、アヒルバス

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    短編集なので一話一話さらりと読める。
    内容も著者の作風そのままの、クスリとくるものに少しの涙。

    話が多く、途中で少しダレるのが残念。

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    2022年09月13日
  • エール!(3)

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    伊坂幸太郎が読みたくて購入。

    伊坂幸太郎と山本幸久が頭一つ抜けて面白い。

    もっと読んでみたくなる短編を書いている。

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    2022年09月12日
  • 凸凹デイズ

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    主人公以外のキャラがしっかりと立っており、テンポよく物語が進むため、飽きがこない。

    ラストの尻切れ感が強いのが残念。

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    2022年09月11日
  • 笑う招き猫

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    後半が少し息切れしてしまった感がある。
    でもこういう話は嫌いではない。
    人物の掘り下げ具合が程々だったのは好評価だと思う。

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    2022年09月11日
  • ある日、アヒルバス

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    アヒルバスのバスガイド高松秀子、通称デコは、新人研修の教育係となり、奮闘する。
    明るく、元気で、ポジティブなデコについ感情移入しちゃいます。パワーいただける小説です。

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    2022年09月01日
  • ある日、アヒルバス

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    東京の観光をになうアヒルバス会社。バスガイド歴5年のデコこと高松秀子は、まだ客に振り回される日々であった。先輩の三原さんが退職した後、秀子は新人の教育係を任される。しかし新人研修はトラブルばかりで一向に進まず…。

    山本幸久の作品だからと期待したのだが、これは期待はずれ。『凸凹デイズ』などと同じようなキャラクター重視の作品であるが、悪ノリと自己満足がすぎる部分が目に余る。

    ストーリーの展開としては、もちろんしっかりしており、まずツアーで小手調べ。その小手調べで伏線を張りまくって新人研修。新人研修中に伏線を拾いまくるというもの。教科書どおりともいえるポジティブな話で、ストーリー自体に不満はない

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    2022年06月16日
  • エール!(3)

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    伊坂幸太郎さんの短編集収録の彗星さんたちが良かったので、元のアンソロジーの方も読んでみました。それぞれの作家さんの色が出ていて楽しめましたが、短編自体あまり好きではない方なので、評価は普通になってます。

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    2022年05月01日
  • 人形姫

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    良くも悪くもない感じがします。
    ほのぼのと言う感じまでいかないし。
    読んで損はないけれど。
    爽快感は無いと自分は思いました。
    残念です。

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    2022年03月05日
  • 芸者でGO!

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    アヒルバスのデコさんも、相変わらず頑張っているんだなぁと嬉しくなります。夢民のみなさんのその後も気になります。続編希望。いろいろあるけど、今日も1日お仕事がんばろう!

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    2022年03月03日
  • 人形姫

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    もうすぐお雛祭りだけに、雛人形への気持ちが高ぶりました!
    こういった、昔からの伝統を、今の時代に合わせながら伝承していくことの大切さが伝わってきた、今を生きる私達にとても必要な、そして温かいお話でした。
    私にはこどもがいませんので思いつきませんでしたが、この小説に出会い、姪が二人いるので、新しい雛人形を買って、姪の成長を願い自分の部屋に飾るのもいいなと思いました。できれば森岡人形の雛人形のように1つ1つ職人さんの手によって作られた雛人形がほしいです。
    日本独特の文化を、やっぱり大切に受け継いでいきたいなっ、日本の文化って素敵だなって思う作品でした。

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    2022年02月25日
  • 人形姫

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    久しぶりに読む山本さんの作品。
    毎回、よくこういう題材を見つけてくるなぁと感心する。
    今回取り上げるのは、雛人形を製造・販売している創業百八十年の老舗。

    だがその<森岡人形>の八代目社長・恭平は37歳の若手。それも十年前に七代目社長だった父の急逝により何の準備もなく社長として職人としてやっていかなければならなくなったのだ。
    職人たちの平均年齢は七十三歳、いまだに先代や先々代を引き合いに出したり、酔っぱらっては喧嘩を始める彼らと上手くやっていくのは難しい。
    ほかにも同業者の<櫻田人形>の社長や会長にあれこれ頼まれごとをされたり、人形共同組合の仕事を押し付けられたり。
    さらには出身校の<鐘撞高校

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    2022年02月21日
  • 人形姫

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    人形の町・鐘撞市で創業180年を誇る森岡人形の八代目を若くして継ぐことになった森岡恭平の奮闘記。恭平は雛人形の頭を創る頭師として、また母校の高校でボート部のコーチも務めていて多忙な日々を送っている。とにかく人が好くて周りに振り回されてばかりだが、面倒見もよく人望も厚い。
    魅力的な主人公と周りを固める騒がしく憎めない面々の織り成す人情劇に、雛人形の製作過程やボート部の活動などが描かれ、とても楽しい作品だった。『血煙荒骨城』にまた会えるとは思わなかったが(笑)。
    舞台となる鐘撞市は埼玉県岩槻市(現さいたま市岩槻区)と思われる。ぼくは隣町で育ち、自転車で遠征したことを思い出して懐かしかった。

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    2022年01月25日
  • カイシャデイズ

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    働きたくないなぁなんて口癖のように普段ぼやいてるけど、そんな事を払拭するような、働くことの楽しさがひしひしと伝わってくる作品。
    内装会社・ココスペースで働く人物達の短編集。どの人物もとても個性派揃いで部署も立場も違うけれど、みな熱意を持って仕事に取り組んでいる。そんな彼らの姿を見ていると、私も明日から仕事がんばろう!と前向きになれた。元気をもらいたい時、また改めて再読したい。

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    2022年01月23日
  • 人形姫

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    人形作りの街で八代目を継いだ主人公。
    日本の伝統工芸につきまとう高齢化、後継者不足、もろもろの問題をどう乗り越えるか。

    フィリピン出身の女性が弟子になるという展開が面白かった。
    伝統工芸は残したいものだが、難しいですねえ。

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    2022年01月10日
  • 人形姫

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    老舗人形店の8代目社長・森岡恭平。職人としても働いているが、後継者問題や売上低迷、自身の婚活など頭を悩ませる日々だった。
    そんな時、会社にフィリピンパブに勤める女性が訪ねてきた。「弟子にするよ」という酔った勢いで言ってしまった職人の言葉を本気で信じてしまったため、恭平は最初断ったが、女性の熱意や人形の豊富な知識に圧倒され、雇うことになった。世代で違う価値観、伝統を守っていくことへの葛藤などあらゆる問題を浮き彫りしながら、会社はどう生き残っていくのか?


    作品での「人形」は雛人形を指していて、そこではあらゆる知らないことが溢れていました。
    それぞれのパーツは分業制で、それぞれがプロフェッショナ

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    2021年12月24日
  • 店長がいっぱい

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    前半は表紙のイメージどおりのコメディタッチお仕事小説だったのが、後半タイトル回収して、ちょっといい話にまとまってるとこ好きです。
    雑誌の連作を一冊にまとめるときに、書き下ろしを加えてこうやってまとめてくれると、読後感が全然違うと思う。

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    2021年12月11日
  • あっぱれアヒルバス

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    「なんでもない日常の挨拶こそが、ひととはとの心を繋ぎ、お互いの関係を豊かにするんですよ」

    アヒルバスのバスガイドになって12年のデコこと秀子。外国人向けオタクツアーでガイドを務めることになるが、通訳ガイドの本多のおかげでトラブル続発!?
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    「店長がいっぱい」の作者さんの作品。タイトルとあらすじから惹かれた。バスツアーという初めて会う人達と共に時間を過ごして、乗客にとって幸せなひと時を提供する為に奮起する主人公に元気を貰えた。乗客からも色んな教えを得られるのはいい経験。
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    2021年10月03日
  • エール!(3)

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    お仕事短編集の第3弾。自分が一番共感できたのは第2弾だったかな。就活中の人なんかが読んだらいいんじゃないかと思いました。人生でいくつの仕事を経験できるか、そんなに多くないから小説で擬似体験、、

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    2021年09月17日